【宮城・鳴子温泉】外気や湿度によって変わる湯の色「鳴子ホテル」

 

 

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首を回すと音が鳴る「鳴子(なるこ)こけし」で有名な宮城県の「鳴子温泉」は、福島県の飯坂(いいざか)温泉、宮城県の秋保(あきう)温泉とともに奥州(おうしゅう)三名湯と称される温泉です。

創業明治6年(1873年)の「鳴子ホテル」は、硫黄塩泉、硫酸塩泉、ナトリウム塩化物泉の3本の源泉でお湯の浸かり比べが楽しめ、婦人病、リュウマチ、神経痛や美肌などの効能が期待できます。

珍しいのは、外気や湿度によって透明、緑色透明、乳白色、鶯(うぐいす)色、翡翠(ひすい)色などに変わる湯の色。

大浴場や鳴子温泉で随一の大きさを誇る湯船、鳴子の山々が連なる圧巻の景色を眺めながら浸かれる高野槇(まき)露天風呂、青畳石(あおたたみいし)露天風呂など、多種多様のお風呂で存分に堪能できます。

追加料金で、広々とした湯舟を存分に満喫できる貸切風呂も利用可能です。

<施設詳細>
・施設名:鳴子ホテル
・住所:宮城県大崎市鳴子温泉字湯元36
・電話番号:0229-83-2001
・宿泊料:(1泊2食付き、2名1室利用時1名)7,500円

【鹿児島・平内海中温泉】干潮時だけ入浴できる「平内海中温泉」

 

鹿児島県の屋久島にある「平内(ひらうち)海中温泉」は、平内海岸の海中からこんこんと湯が湧き出る温泉で、大海原と一体になりながら、この上ない開放感と爽快感を味わうことができます。

満潮になると温泉が水没するため、入浴できるのは、1日2回干潮時の前後約2時間のみ。

慶長4年(1599年)には既に発見されていたと言われ、古くから親しまれてきました。

自然にできた窪みに少し手を加えて作られた2つの浴槽は男女混浴で、脱衣所がないので、岩陰で着替える必要があります。

バスタオルを巻いたり、湯浴み着の着用は許可されていますが、水着や下着での入浴はできないのでご注意ください。

源泉の泉質はアルカリ単純温泉で、効能は神経痛、筋肉痛、関節痛などです。

満天の星を見上げながら波の音に耳を傾ける夜の入浴も幻想的です。

<施設詳細>
・施設名:平内海中温泉
・住所:鹿児島県熊毛郡屋久島町平内7-2
・電話番号:0997-47-2953
・営業時間:1日2回の干潮時の前後2時間程度
・定休日:なし
・日帰り温泉利用料金:200円程度の協力金

【栃木・塩原元湯温泉】墨を流したように真っ黒の湯「大出館」

 

 

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「塩原元湯(しおばらもとゆ)温泉」は、大同元年(806年)頃に発見されたといわれる、栃木県那須塩原市にある温泉郷の一つです。

「大出(おおいで)館」は、「墨の湯」と「五色の湯」の2つの源泉かけ流しを8つの浴槽で堪能できる宿。

墨を流したように真っ黒な色をした「墨の湯」は、日本でもここでしか浸かれない希少な湯です。

鉄分をたっぷり含んでいて、少しお湯に浸かるだけでも黒い湯花が体に付着し、タオルも真っ黒になるほどです。

「五色の湯」は、晴れた日はエメラルドグリーンや乳白色となり、雨の日は灰色に変化するなど、天候によって温泉の色の違いが楽しめます。

泉質は、どちらも含硫黄-ナトリウム-塩化物炭酸水素塩温泉で、墨の湯はリュウマチ、糖尿病、関節痛、神経痛などに、五色の湯は、湯舟によって神経痛、胃腸病、糖尿病などそれぞれ効能が異なるので、湯巡りするとさまざまな効能を得られます。

<施設詳細>
・施設名:大出館
・住所:栃木県那須塩原市湯本塩原102
・電話番号:0287-32-2438(または TEL 0287-32-2603)
・日帰り温泉営業時間:10:00~16:00 ※墨の湯は 14:00~15:00の間、女性専用
・日帰り温泉定休日:なし ※都合によりご入浴できない日もあり
・日帰り温泉利用料金:大人(15歳以上)700円、小人(3~15際未満)400円
・宿泊料:(1泊2食付き、2名1室利用時1名)10,050円