温泉にまつわるその土地の歴史や偉人との関わり、伝統工芸や文学作品との関わりなど、好奇心をくすぐる大人の嗜みをお届けします。
和歌山県の「南紀白浜(なんきしらはま)温泉」は、有馬温泉、道後温泉と並んで日本三古湯のひとつであり、日本書紀や万葉集にも登場しています。 また、658年(斉明4年)に斉明(さいめい)天皇と中大兄皇子(なかのおおえのおうじ)が入湯したといわれ、天皇をはじめ多くの皇族や貴族が湯治に訪れていたとされています。 今回はそんな南紀白浜温泉の歴史を辿ります。