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草津温泉の真髄「湯もみ」を見て、体験しよう!おすすめ宿も5つ厳選してお届け

更新日:2021年10月1日

日本屈指の温泉地、群馬県の「草津(くさつ)温泉」には、湯畑を中心にザ・温泉街という風情ある街並みが広がります。草津の湯は、Ph2の酸性で、皮膚病・神経痛・糖尿病ほか多くの症状の効能を持ちますが、その源泉は、50から90度とそのまま入浴するには、非常に高い温度です。そのため、草津温泉では、加水・加温をせずに源泉かけ流しで効能を余すとこなく得られるよう、古くから「湯もみ」が行われてきました。今回は、その「湯もみ」についてご紹介します。

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湯もみとは

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湯もみ

湯もみは、熱い源泉の温度を入浴できる程度まで下げるために、お湯の中に約180cmの板を入れて湯をもむようにして冷ますことで、湯が柔らかくなるというメリットもあります。湯もみを行う際に、調子を取るために歌われるのが「草津湯もみ唄」です。

時間湯

時間湯とは、湯長(入浴指導をする責任者)の号令で、時間を区切りつつ湯に浸かったり、湯からあがったりを繰り返す入浴法です。

時間湯では、まず入浴前に全員で湯もみを行います。湯もみは準備運動にもなります。

その後、のぼせを防ぐため手桶で頭に30杯以上の湯をかぶり、湯長の号令で一斉に入湯し、3分間湯に浸かります。再び湯長の号令で一斉に湯からあがったら、その後も、号令に合わせて入浴と湯からあがる流れを4回繰り返します。

草津温泉では、最盛期には6か所の浴場で時間湯が行われていましたが、現在行える場所は、2ヶ所のみです。

湯もみの歴史

提供:(一社)草津温泉観光協会

湯もみが本格的に始まったのは、明治の初期。その後、全国的に湯もみを有名にしたのは、詩人の平井晩村(ひらいばんそん)で、草津を訪れた紀行を著した「湯けむり」を大正7年(1918年)に発表し、草津節の原型と言われている詩を書き残しました。

草津節は、湯もみをする際の添え歌として、温泉地草津というイメージを広く知らしめました。

湯もみ唄

草津温泉を代表する民謡「湯もみ唄」は、草津節、草津湯もみ唄、草津小唄の3種類です。

当初、草津節はその時々によりさまざま歌詞で歌われていましたが、先にご紹介したように平井晩村によって今の歌詞の原形が作られました。

チョイナチョイナやドッコイショのお囃子が入ります。原曲は,埼玉県の「機織(はたおり)歌」、または茨城県の「ゲンタカ節」とも言われています。

<歌詞>
草津(くさつ)よいとこ 一度はお出いで(ア ドッコイショ)

お湯の中にも(コーリャ)花が咲くヨ(チョイナ チョイナー)

草津よいとこ白根の麓暑さ知らずの風が吹く

草津よいとこ里への土産袖に湯花の香が残る

お医者様でも草津の湯でも惚れた病は治りゃせぬ

惚れた病も治せば治る好いたお方と添(そ)や治る

神奈川県の「ダンチョネ節ぶし」が起源と言われている草津湯もみ唄は、昭和3年(1928年)に相馬御風(そうまぎょふう)作詞、中山晋平(なかやましんぺい)作曲で作られたもので、ヨホホイのお囃子が入ります。草津小唄は、ヨイトサノサのお囃子です。