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モール泉とは?効用や一般的な温泉との違いを徹底調査!

更新日:2024年5月9日

この記事を書いた人

たけちゃん

普段はパソコンと向き合うデスクワーク、休日は疲労回復&リラックスのために温泉を訪れるのが定番の過ごし方。温泉情報には常にアンテナを張って、気になる温泉があるとちょっと遠くてもドライブがてら遠出します。山の中にある温泉や海の近くなど、自然の中にある温泉が好きです。温泉でリフレッシュした後は、近隣のおすすめグルメをチェックするのも恒例です。

「温泉」と一言で言ってもさまざまな種類の温泉がありますよね。今回はそんな中でも珍しいと言われる「モール泉(もーるせん)」をご紹介します。 この記事を読んでくださっている方のほとんどが、モール泉について全く知らないのではないかと思います。一体、モール泉と一般的な温泉との違いは何なのでしょうか? 今回はモール泉の特徴やおすすめの温泉地をご紹介していきます。

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モール泉は北海道で発見?アイヌ民族も浸かったという歴史も

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モール泉(モール温泉とも言います)が一番最初に発見された場所は北海道です。北海道ではモール泉は「北海道遺跡」に登録されるなど、貴重な温泉として大切にされています。

かつてモール泉は、アイヌの人たちから「薬の沼」と言われていたという言い伝えがあるほど、古くから親しまれていました。

モール泉の由来とは?

モール泉のある北海道・十勝川(とかちがわ)河畔には葦(あし)などの植物が生い茂っていました。

これらの植物が長い年月をかけて蓄積していき、地層の一種である亜炭層を通って湧き出ている温泉が「モール泉」です。

モール泉の特徴として、自然由来の有機物が他の温泉よりも多く含まれています。

ちなみに「モール」という呼び名はドイツ語で「亜炭(あたん)」という語源が由来です。

※亜炭

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モール泉は北海道遺産にも指定の温泉!

モール泉の歴史でご紹介したとおり、モール泉は北海道遺産に指定されています。

モール泉は少しずつ増えてきてはいますが、北海道とドイツに存在するモール泉が最も知名度が高いです。

北海道の中にも定山渓や湯の花温泉など有名な温泉地はたくさんありますが、モール泉があるのは十勝地方の一部の地域のみです。

アイヌ民族の間では「薬の沼」と呼ばれていた

アイヌの人たちの中ではモール泉は「薬の沼」と呼ばれていたという言い伝えがあります。

もともと、アイヌの人々がモール泉のことを「薬の沼」と呼ぶ前から、十勝川温泉周辺の沼地に小さな沼がいくつもありました。

温かいため厳寒な冬でも小さな沼は凍らず、野生の馬や鹿が脚を癒やしているところをアイヌの人たちが目撃していたと言います。

そのため「薬の沼」はアイヌの人たちより先に馬や鹿などの動物が見つけて、傷を癒やしていたと考えられています。

記録として残っているのは、明治7年(1874年)に記された「北海道地誌要領」が最も古く、「音更(おとふけ)川湯、河東郡ニアリ、泉質未詳」とあります。

そして明治33年(1900年)、自然に湧き出している湯を依馬嘉平(えまかえい)が自然に湧いているぬるま湯を1m四方の箱に引き、地域の人々と共に共同浴場として利用していました。

この共同浴場こそが国内のモール泉、そして十勝川(とかちがわ)温泉の原点です。

その後、前田友三郎が温泉の価値を予見し、大正2年(1913年)に手堀り工事で掘削すると30~36℃の温泉が吹き出しました。

そこで、本格的な温泉経営を計画し、敷地70坪の2階建て旅館が建てられました。現在の「笹井ホテル」の前身となる宿です。

さらに昭和3年(1928年)には雨宮駒平という方が、42度の豊富な湯量の温泉を掘り当てたことにより、北海道のモール泉は道内屈指の温泉として有名になりました。

温泉は当初「下士幌(しほろ)温泉」と呼ばれており、その後「雨宮温泉」を経て、昭和初期に現在の「十勝川温泉」という名称になりました。

昭和9年(1934年)には、「雨宮館」、「十勝川温泉ホテル」、「観月」と旅館も増え、食事処や雑貨店、土産店が並ぶ温泉街として賑わうようになったとされています。

帯広からバスも運行したり、十勝川の対岸への渡船が頻繁に出るようになったりして、アクセスも便利になりました。

戦時下は厳しい経営状態ではありましたが、太平洋戦争後の昭和25年(1950年)に帯広市で開催された「全国レクリエーション大会」の指定宿泊施設に。

昭和29年(1954年)には両陛下御巡幸で「十勝川温泉ホテル」がお泊りどころになったりで、全国的な知名度も高まり、モール泉は「道東を代表する温泉」として人気を集めました。

現在も毎日多くの観光客がモール泉に浸かるために道東を訪れています。


世界的にも珍しい温泉「モール泉」の泉質と効用

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ここでは、モール泉の泉質と効用についてご紹介します。

モール泉には一体どのような効用が期待できるのでしょうか?

モール泉の泉質は定義がない

実は、モール泉には「決定的な定義」がありません。

温泉は基本的に「温泉法」という法律に基づいて温泉を定義する「鉱泉分析法指針」というものに「どういった温泉なのか」という定義が明記されているのですが、モール泉は鉱泉分析法指針で定義されていません。

そのため「モール泉は具体的にこういう温泉である」と断言することはできないのです。

特定の泉質がないため効用も明言できない

モール泉には「決定的な定義」がないため、効用は明言できません。ですが、古くからアイヌの人たちが「薬の沼」として親しんできたという言い伝えはたしかにあります。

具体的に「この悩みの改善が期待できる」といったものはありませんが、モール泉は植物性の有機物を豊富に含んだ源泉です。

そのため、アルカリ性寄りの泉質と考えられています。

植物性の有機質を含むため「美人の湯」と称される

モール泉には豊富な植物性の有機物が含まれていて、その結果泉質がアルカリ性寄りになると考えられています。実際にモール泉に浸かると肌がツルツルになるため「美人の湯」とも称されています。

まだまだ謎がたくさんあるモール泉ですが、浸かると肌がツルツルになること、植物性由来の源泉であることから人気を集めています。

参考:北海道遺産「モール温泉」


日本のモール泉発祥の地、十勝川温泉でおすすめの温泉7選!

日本で有数のモール泉の温泉地、十勝川温泉のおすすめ温泉宿・施設をご紹介します。

<日帰り温泉でモール温泉を楽しめる宿・施設>

水着で楽しめるモール泉と飲食店など「道の駅ガーデンスパ 十勝川温泉」

提供:道の駅ガーデンスパ 十勝川温泉

家族やカップルで一緒に水着で浸かれるモール温泉のある「道の駅ガーデンスパ 十勝川温泉」。

大浴場の他に、浮き輪も持ち込みできプールのように楽しめるスパテラスや、モールミストも楽しめます。

道の駅には、飲食店をはじめ、マルシェや体験工房も備わっていて、癒しと食、体験を満喫できる日帰りの新拠点となっています。

<施設詳細>
・施設名:道の駅ガーデンスパ 十勝川温泉
・住所:北海道河東郡音更町十勝川温泉北14-1
・電話番号:0155-46-2447
・営業時間:月~木曜日9:00~19:00、金~日曜日・祝日9:00~21:00(最終受付1時間前)
・定休日:(5月~10月)第2火曜日 ※8月は第3火曜日、(11月~4月)第2・3火曜日
・日帰り温泉の利用料:大人(13歳以上)1,500円、4~12歳600円、3歳以下無料

十勝川温泉を代表する老舗宿「笹井ホテル」

 

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開業から90有余年の「笹井ホテル」は、十勝川温泉を代表する老舗宿です。

日帰り温泉でも、露天風呂や檜(ひのき)風呂に、打たせ湯、ジャグジー、ボディーシャワーやサウナなど幅広い浴場施設で、身体と心のリフレッシュができます。

北海道の旬の海の幸・山の幸を用いた夕食と入浴がセットになったプランや朝風呂と朝食のセットプランもあります。

<施設詳細>
・施設名:笹井ホテル
・住所:北海道河東郡音更町十勝川温泉北15-1
・電話番号:0155-46-2211
・営業時間:13:00~21:00(最終受付20:00)
・定休日:なし ※年末年始、お盆、ゴールデンウイークなどの混雑時には利用規制あり
・日帰り温泉の利用料:大人1,000円、小人500円

 

十勝川を眺めながらモール泉を愉しむ「観月苑」

 

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十勝川のほとりに佇む「観月苑(かんげつえん)」は、十勝川を眺めながらモール泉を愉しむことができる宿です。

岩組みの湯船に展望デッキが付いた自慢の庭園露天風呂の他、大浴場には、大浴槽、檜(ひのき)風呂、寝湯や歩行湯、うたせ湯など、さまざまな浴槽があります。

日帰り温泉だけでなく、朝風呂と朝食バイキング、入浴と夕食などがセットになったプランも利用できます。

<施設詳細>
・施設名:観月苑
・住所:北海道河東郡音更町十勝川温泉南14-2
・電話番号:0155-46-2001
・営業時間: 平日・日曜日5:00~8:00受付、13:00~21:00受付、土曜日・特定日5:00~8:00受付、13:00~15:00受付、18:00~21:00受付
・定休日:なし
・日帰り温泉の利用料:大人(中学生以上)1,500円、小人(1歳~小学生)500円

 

大自然の中で多彩な湯船を湯めぐり「十勝川温泉第一ホテル」

 

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「十勝川温泉第一ホテル 豊洲亭(ほうしゅうてい) 豆陽亭(とうようてい)」は、大自然に囲まれた宿です。

十勝川から流れる滝の音が響く「新感覚庭園露天風呂」、十勝川の大自然を一望する「展望露天風呂」、滝壺に浸る「立湯」、滝の音に包まれ五感を癒す「寝湯」、森の清流を一望できる「浅湯」など、さまざまなモール温泉の楽しみ方ができます。

別途ビュッフェ付きのプランもあります。

<施設詳細>
・施設名:十勝川温泉第一ホテル 豊洲亭 豆陽亭
・住所:北海道河東郡音更町十勝川温泉南12
・電話番号:0155-46-2231
・営業時間:13:00~21:00
・定休日:なし
・日帰り温泉の利用料:入浴料金:大人1,500円、小学生以下500円

 

開放的な露天風呂やエステバス「ホテル大平原」

 

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北海道十勝の恵みをたっぷりと味わえるバイキングが有名な「ホテル大平原」。

十勝の自然に佇む開放的な露天風呂やノスタルジックな雰囲気の五右衛門風呂、大浴場に、押し流されるほどの強いジェット流が体験できるエステバスがあります。

サウナも合わせて利用して、血行促進、皮下組織活性化を促しましょう。

<施設詳細>
・施設名:ホテル大平原
・住所:北海道河東郡音更町十勝川温泉南15-1
・電話番号:0155-46-2121
・営業時間:(平日)15:00~21:00、(土・日・祝日)13:00~21:00
・定休日:なし
・日帰り温泉の利用料:大人(中学生以上)1,000円、小人(3歳以上)500円

 

2つのモール泉の源泉を愉しむ「丸美ヶ丘温泉ホテル」

 

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「丸美ヶ丘(まるみがおか)温泉ホテル」は、森に囲まれた小高い丘の上に立つ宿です。

モール温泉の2本の源泉に恵まれ、浴室の扉を開けるとモールのなんとも言えぬ良い香りが漂います。

浴室の大きな窓ガラスからは森林が見え、その窓に沿って大・小2つの湯舟があり、大きい湯舟では約47度の源泉が湧き出る熱湯を、小さい湯舟では、37度くらいのぬる湯の湯浴みが楽しめます。

<施設詳細>
・施設名:丸美ヶ丘温泉ホテル
・住所:北海道河東郡音更町宝来本通6- 2
・電話番号:0155-31-6161
・営業時間:10:00~23:00(最終受付22:00)
・定休日:なし
・日帰り温泉の利用料:大人450円、小人100円

 

<宿泊すればモール温泉を楽しめる宿>

ひのきの香りに包まれる大浴場とガラスモザイクの寝湯「三余庵」

 

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くつろぎの時を過ごせる極上のスパリゾート「三余庵(さんよあん)」は、料理や温泉、アロマテラピーと、さまざまな面で癒される宿です。

開放的な大浴場の内風呂には、温もりあふれるひのき造りの浴槽があり、ひのきの香りに包まれながら至極の時間が過ごせます。

イタリアのガラスモザイクを使用したレトロ感ある寝湯では、吹き抜けの天井から星空を眺める幻想的な体験も味わえます。

<施設詳細>
・施設名:三余庵
・住所:北海道河東郡音更町十勝川温泉南13
・電話番号:0155-32-6211
・宿泊料:(1泊2食付き2名利用時)21,660円~