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単純温泉とは?効用とおすすめの温泉地を3つご紹介!

更新日:2021年5月13日

国内にある温泉の約40%を占めると言われる「単純温泉」。単純温泉には、どのような特長や効用があるのでしょうか。この記事では、単純温泉とはどのような温泉かわかりやすく解説するとともに、単純温泉を持つおすすめの温泉地をご紹介します。

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単純温泉はどのような温泉?

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単純温泉とは

溶存成分(ガス成分を除く)が1kg当たり1,000mg未満で、泉温は 25℃以上の温泉のことを言います。

環境省が発表している「温泉療法のイ・ロ・ハ」によると、下記の悩みを軽減する効能があります。

<浴用>
・自律神経不安定症
・不眠症
・うつ状態

<飲用>
・慢性胃腸病
・関節痛
・慢性便秘
・リューマチ

単純温泉の多くは、無色無臭で刺激が少ない泉質です。

単純温泉の中でもpH8.5以上の温泉は、「アルカリ性単純温泉」に分類され、肌の角質をとりなめらかになる「美肌の湯」として有名です。

参考:温泉療養のイ・ロ・ハ
参考:Glip|10種類の泉質はどんな効果がある?
参考:温泉部|泉質と効果効能一覧まとめ

「単純温泉」と「銭湯のお湯」の違い

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◇温泉とは

「単純温泉」と「銭湯のお湯」の違いを知る上で、まず押さえておきたいのが「温泉」の定義です。

環境省によると、温泉は昭和23年に制定された「温泉法」により以下の2点を満たすものと定義されています。

  1. 地中から湧出する温水、鉱水および水蒸気その他のガス(炭化水素を主成分とする天然ガスを除く)。

温泉源から採取されるときの温度が25度以上または、炭酸水素ナトリウムなどをはじめとする物質を一定基準以上有する。

◇単純温泉とは

単純温泉は環境省が「温泉法」によって定めた「療養泉」を指し、既にご紹介したように、薄いとはいえ温泉成分が入っている、泉温が25度以上の温泉です。

◇銭湯の湯とは

銭湯で一般的に使われているお湯は、水道水や井戸水などの地下水を人工的に温めたものです。温泉成分は入っておらず温泉法で定められた療養泉とは異なります。つまり単純温泉ではありません。

参考:環境省:温泉の定義
参考:温泉部|単純温泉とは?

単純温泉は誰でも浸かれる・飲める温泉?

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単純温泉は刺激がマイルドなので、高齢者はもちろん、病弱者・子供・妊婦まで安心して浸かれます。また、単純温泉を飲用する場合にも、胃の粘膜に与える刺激は弱いです。

そのため、疾患や疾病を持っている方が初めて温泉療養を行う場合は、単純温泉がおすすめとされています。単純温泉は脳卒中のリハビリなどにも活用され、「中風(脳卒中)の湯」「神経痛の湯」とも言われています。

ただし、一般的な温泉入浴の注意点として、病気またはその方の状態によって症状などが悪化する場合があるので、専門家や医師の指導を仰ぎながら行うのが安全です。

参考:温泉ソムリエの癒しガイド|「単純温泉の特徴」
参考:温泉療養のイ・ロ・ハ

単純温泉に期待できる代表的な効用

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単純温泉の効能は基本的に一般適応症にあたります。また、既にご紹介したようにアルカリ性単純温泉には美肌の効用があります。

病後の回復

温泉の温熱作用により痛みが軽減されたり新陳代謝が活発になったりすることで、病後の回復を促進します。

疲労回復・ストレス解消

入浴時の浮力作用でお湯の中では体が軽くなり、筋肉の緊張がほぐれ心身ともにリラックスするため、疲労回復に繋がりストレスが軽減します。

美肌効用

弱アルカリ性単純温泉は不要な角質をとる働きがあるので、美肌の効用が高いといわれています。

また単純温泉を飲用することで、胃の粘膜に弱い刺激を与える性質があり、慢性胃腸病、慢性便秘・リューマチ・腰痛・関節・筋肉障害・神経障害などを和らげます。

参考:温泉部|単純温泉とは?
参考:温泉ソムリエの癒しガイド|「単純温泉の特徴」
参考:温泉ソムリエの癒しガイド|温泉・入浴の効能