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360度自然の開放感を「噴泉池」で。下呂温泉源泉掛け流しを無料で堪能

更新日:2021年5月28日

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ともきち

温泉が好きで、年に数回は友人や家族と国内旅行を計画し、色々な温泉地へ出かけています。温泉の中でも、濁り湯の露天風呂が特に好みです。旅先では、有名観光地や絶景スポットをひと通りまわり、地元の名物料理やお菓子の食べ歩きも欠かしません。旅好きならではの視点で、温泉地の情報や温泉にまつわる知識など、魅力あふれる記事をお届けします。

岐阜県の「下呂(げろ)温泉」の温泉街の中心部にありながら、圧倒的な開放感を味わえる野外温泉「噴泉池(ふんせんち)」。今回はその魅力と利用前にチェックしておきたい注意事項をご紹介します。

噴泉池とは?

噴泉池とは

「噴泉池」とは、飛騨川の河川敷にある360度一切囲いのない開放感抜群の無料野外温泉です。下呂温泉を象徴するスポットの一つであり、絶景を眺めながら下呂温泉の源泉掛け流しを堪能できます。

下呂温泉とは

提供:一般社団法人 岐阜県観光連盟

日本三名泉、岐阜県の「下呂温泉」は、。天暦年間(947~957年)に源泉が発見されて以降、およそ1,000年もの歴史を持つ由緒ある温泉です。

現在の下呂温泉は、飛騨川を中心とする歓楽的な賑わいと、山里の風情が調和した温泉街。美肌効用のある「美人の湯」に浸かれる温泉地として、高い人気を誇っています。

リウマチ・運動機能障害・神経症・神経麻痺・病後回復・疲労回復などの効能の他、

pH9.2のアルカリ性単純温泉で、肌の角質を取る作用があるため、つるつるの美肌になると言われています。

噴泉池の魅力、3つのポイント

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1. 温泉街と自然の風景を360度見渡せる唯一無二の解放感

囲いなどは一切なく、温泉の周りを石で囲んだだけなので、360度見渡すことができる抜群の開放感が味わえます。飛騨川のせせらぎに耳を澄まし、川沿いに並ぶ温泉宿や自然を眺めながら堪能する下呂の名泉は格別。晴れた日の日の入り頃には夕焼けに染まる街並みを、夜には満天の星が見られます。

2. 下呂温泉の源泉掛け流しに無料で浸かれる

「噴泉池」の温泉は加水なしの源泉掛け流し(源泉温度56.1度)です。無料でも毎朝(7時〜8時頃)清掃しているので岩風呂はとてもきれい。下呂温泉特有のとろとろとした泉質を心から堪能できます。

無料で24時間ほぼいつでも(清掃時間以外)浸かることができますが、深夜や早朝は人が少ないので、よりゆったりと温泉に浸かることができます。

噴泉池には照明設備はありませんが、近くの下呂大橋のライトが湯船をうっすら照らしてくれます。

3. 混浴なので、家族一緒に楽しめる

噴水池は混浴なので、家族や夫婦、カップルなどと一緒に利用できます。

平成22年より男女ともに水着の着用が義務付けられたため、利用するハードルがだいぶ下がりました。

気軽に利用したい方は足湯としても利用できます。

噴泉池を利用する際に注意すること

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水着を着る

噴泉池では、平成22年から水着の着用が義務付けられています。脱衣所や販売所などの施設は全くありませんので、近くの宿に宿泊し水着の上に浴衣などを羽織って出かけるのをおすすめします。タオルを持参するのをお忘れなく。

朝の利用は注意が必要

毎日午前7時頃から8時頃までは清掃時間になっているため、利用できない場合があります。また、お湯が完全に溜まるのに6時間ほどかかるため、14時頃までは足湯での利用が良いかもしれません。朝風呂に浸かりたい場合は午前7時より前に行くのがよいでしょう。