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バスソルトは入浴剤とどう違う?入浴で期待できる効果とおすすめの入浴方法

更新日:2020年12月04日

毎日のバスタイムを格上げしてくれるアイテムにバスソルトがあります。バスソルトは一般的な入浴剤とどう違うのか、疑問に感じている方も多いのではないでしょうか。 ここでは、バスソルトと入浴剤との違いをはじめ、バスソルトに期待できる効果やおすすめの入浴方法について、見ていきましょう。

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お風呂の塩?バスソルトは紀元前2700年前から存在していた!

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バスソルトの気になる成分とは

ソルトは英語で「塩」を意味します。バスソルトはその名のとおり浴槽に入れる塩です。

中国では塩の抽出法や使用法が記載された書物が紀元前2700年頃には書かれたとされており、さらに古代ギリシアでは「医学の父」とも呼ばれるヒポクラテスによって海水を病や傷の治療に使用してきた記録が残されています。

こうしたことから、今とは違う形ではありますが、バスソルトはかなり古くから存在していたであろうことがうかがえます。

塩そのものをそのまま使用する場合もありますが、現在はアロマオイルを含ませたり、ハーブを混ぜ込んだりしたものが主流です。含まれる成分はどのような塩を使用するかによって変わってきます。

バスソルトは2種類!それぞれの違いとは

バスソルトは、基材として使用する塩の種類によって大きく2種類に分けられます。


◇天然塩で作られたバスソルト

天然塩を使用したバスソルトで、イスラエルとヨルダンに接している塩分濃度が高いことでよく知られている死海の塩や、ヒマラヤ岩塩が使用されるケースが多いようです。

塩化ナトリウムを主成分としますが、塩の産地によってそのほかのミネラルを豊富に含むものもあり、特徴は塩の産地に左右されるといえるでしょう。バスソルトに最もよく使用される塩のひとつである死海の塩には、高い保湿性が期待できる塩化マグネシウムが豊富に含まれていることでよく知られています。


◇硫酸マグネシウムが原料のバスソルト

硫酸マグネシウムが原料のバスソルトは「エプソムソルト」と呼ばれます。中世にイギリス・エプソムで発見されたといわれており、見た目が塩に酷似していたことから「ソルト」と名付けられたようですが、主成分が硫酸マグネシウムであるため厳密には主成分が塩化ナトリウムである塩ではありません。

硫酸マグネシウムには体を温める温浴作用があるとされており、欧米では一般家庭でもよく使用されるアイテムです。

バスソルトと入浴剤ってどう違うの?

入浴剤という言葉そのものは湯船の中に入れるものを指し、バスソルトもこれに含まれます。

バスソルトと入浴剤を区別するのは「医薬品医療機器等法」(改正薬事法)によるもので、この法律によるとバスソルトは「化粧品もしくは雑貨品」で、一般的に入浴剤と呼ばれるものの多くは、温泉成分に由来するものや無機塩類化合物を配合した「医薬部外品」に該当します。

医薬部外品は一定の承認基準があり、入浴剤の場合は配合しなければならない成分やその割合なども規定されているため、承認されなければ医薬部外品の入浴剤であるとは表示できません。化粧品は配合成分が指定されていますが、雑貨品には特に制限は設けられていないという違いがあります。


◇医薬部外品の入浴剤は一定の効能の表示が可能

化粧品は「皮膚を清浄にする」以外の効果効能は記載できないのに対し、医薬部外品である入浴剤ではあせもや湿疹、荒れ性、神経痛、腰痛などの一定の効能が定められており、これらに関しては商品に表示が可能です。

バスソルトで得られる3つの効果

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血行促進で冷え性対策に!

バスソルトに含まれるミネラルには末梢神経を温めて血行を促進する作用があるといわれています。天然塩を使用したバスソルトはもちろん、硫酸マグネシウムのエプソムソルトも温浴作用に優れているとされているものなので、冷え性対策にはぴったりでしょう。

デトックス効果でむくみもスッキリ

バスソルトには、発汗作用もあるといわれています。体を温め、汗をたくさん出すことで体内に蓄積された老廃物などを排出するデトックス効果も期待できます。

むくみが気になる方には朗報でしょう。歩き疲れて足がむくんでしまった日などにバスソルトを入れてゆっくりと浸かりながら、マッサージするとより改善が期待できそうです。

香りでリラックス効果も

死海の塩やヒマラヤ岩塩、エプソムソルトなどをそのまま香りづけなどせずに使用するバスソルトもありますが、多くのものはアロマオイルやハーブなどで香りづけされています。

優しく一日の疲れを癒したいのであればカモミール、お休み前の入浴であればラベンダー、優雅にのんびりとしたバスタイムを過ごしたいのであればローズというように、気分に合わせて好きな香りのものを選び、リラックスできるのもバスソルトのうれしい効果のひとつです。

参考:シロノクリニック|毎日のお風呂に取り入れたい! バスソルトの持つさまざまな効能とは

バスソルトを使ったおすすめの入浴方法

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バスソルトの量は40〜50gがベスト!

お湯に入れるバスソルトの量は40g~50g、大さじ3杯程度が適しています。少なすぎるとバスソルトの持つ力が存分に発揮されないことになり、物足りなく感じてしまうかもしれません。

逆に入れすぎてしまうと、肌がピリピリしてしまう可能性があります。皮膚の弱い方、刺激を感じやすい方は特に注意してください。

10〜20分前後の入浴時間を目安に

バスソルトには発汗作用が期待できるのは先にも述べたとおり。あまりに短い入浴時間だと、身体が温まり発汗する前に湯船から出てしまうことになるので、せっかくのバスソルトのメリットが得られません。普段はカラスの行水、という方もバスソルトを入れた日は意識してゆっくりと入浴してみてください。

また入浴時間が長すぎるとのぼせてしまったり、脱水症状を起こしてしまったりすることも。バスソルトを入れた日は、10~20分程度を目安に入浴するといいでしょう。

その日の疲れはその日のうちに!バスソルトで毎日のお風呂を格上げしよう!

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毎日のお風呂が癒しの時間、という方はもちろん、特にお風呂にこだわりがなく習慣的にお風呂に浸かっている方も、時にはバスソルトを利用して、いつもとは一味違うバスタイムを楽しんでみませんか?

よい香りの中で温まりながらリラックス。ワンランク上の上質なバスタイムが明日への元気を与えてくれるかもしれません。