【八幡平温泉郷】の源泉かけ流し|後生掛温泉の名物・泥湯と蒸し風呂


松川温泉の源泉かけ流しと乳白色の美肌湯|渓流沿いの秘湯宿

出典:峡雲荘公式ホームページ

八幡平温泉郷の奥座敷とも呼ばれる松川温泉は、約280年前に開湯したといわれている静かな温泉地です。

代表的な宿には松川荘、峡雲荘があり、いずれも源泉かけ流しの乳白色の硫黄泉が自慢です。

泉質は単純硫黄泉(硫化水素型)で、弱酸性~中性に近い泉質が多く、美肌効果が期待され「美人の湯」としても親しまれています。

美肌効果に加えて、神経痛、筋肉痛、慢性皮膚病などへの効能があるとされています。

各宿とも渓流沿いに露天風呂を備え、四季折々の自然を眺めながらゆったりと源泉かけ流しの湯に浸かることができます。

特に紅葉の時期には渓谷全体が色づき、絶景の露天風呂が楽しめます。

松川荘では日帰り入浴も可能で、営業時間は8:00~18:00(受付17:00)料金は大人700円です。

アクセスは松尾八幡平ICから県道を経由し、車で約30分前後の山間部に位置しています。

秘湯の雰囲気を残しつつ設備も整っており、ゆっくりと湯治気分を味わいたい方におすすめの源泉かけ流し温泉です。

八幡平温泉郷の源泉かけ流し温泉の概要|泉質と特徴を知る

出典:旅東北

八幡平温泉郷の源泉かけ流し温泉は、火山地帯特有の豊富な湧出量と多彩な泉質が特徴です。

源泉かけ流しとは基本的に温泉源から湧き出たお湯を循環濾過せずに浴槽に注ぎ、溢れたお湯を排出する方式で、温泉成分を新鮮な状態で楽しめる贅沢な入浴方法です。

八幡平温泉郷では後生掛温泉、藤七温泉、松川温泉などがそれぞれ異なる源泉を持ち、硫黄泉を中心に個性的な泉質が楽しめます。

特に後生掛温泉は毎分約3,000リットルという豊富な湧出量を誇り、7種類の浴槽がいずれも源泉かけ流しで楽しめます。

泥湯や箱蒸し風呂など、独特の入浴スタイルも大きな魅力です。

江戸時代から続く湯治文化を現代に受け継ぎ、長期滞在での療養や健康増進を目的とする湯治客も多く訪れます。

高地に位置するため空気が澄み、源泉かけ流しの新鮮な温泉とともに心身をリフレッシュできる環境が整っています。

後生掛温泉の源泉かけ流し温泉概要

項目 詳細
泉質 単純硫黄泉(低張性・弱酸性・高温泉)
効能 胃腸病・神経痛・腰痛症・膝関節炎・交通事故による後遺症・リュウマチ・ゼンソク・婦人病・更年期障害・心身症・血行障害・痔・骨折やケガ治療後のリハビリ・冷え性・内臓手術後の療養・その他
源泉温度 約87.9℃
pH値 約3.02 (弱酸性)
湧出量 150 L/分 (自然湧出)
特徴 7種類の源泉かけ流し浴槽(泥湯、箱蒸し風呂、火山風呂、打たせ湯、神経痛の湯、蒸気サウナ、露天風呂)を備える湯治場。泥湯は底から天然の泥が湧出する浴槽、箱蒸し風呂は地熱を利用した伝統的蒸し風呂。温泉卵作り体験あり。日帰り入浴受付時間 10:30~15:00(最終入館14:00)、料金 大人800円、宿泊は旅館プラン・湯治部プランあり。
参考 八幡平後生掛温泉 公式サイト

(※湯温・pH・湧出量は季節や測定時期で変動する場合があります。日帰り入浴時間・料金は変更される可能性がありますので、公式HPで最新情報をご確認ください。)

まとめ

出典:旅東北

八幡平温泉郷は藤七温泉など一部の施設が標高1,400m級の高地に位置する源泉かけ流しの秘湯群と雄大な自然が織りなす絶景が魅力の温泉地です。

後生掛温泉の泥湯や箱蒸し風呂では江戸時代から続く湯治文化を体験でき、藤七温泉 彩雲荘では東北随一の高所に位置する雲上露天風呂から絶景を楽しめます。

松川温泉の乳白色の美肌湯は渓流沿いの静かな環境で心身を癒してくれます。

5月下旬から6月上旬にかけて限定で現れる八幡平ドラゴンアイや八幡平アスピーテラインのドライブ、トレッキングなど、温泉以外の観光資源も充実しています。

豊富な湧出量を誇る源泉かけ流しの新鮮な温泉と四季折々の自然美が調和する八幡平温泉郷で日常を忘れる極上の温泉旅をお楽しみください。