十八楼の【長良川温泉】源泉かけ流し｜ぎふ長良川鵜飼の夜
この記事を書いた人
湯あがり ぽか子
温泉大好き40年のベテラン。「一湯一会」を逃さないために、常に手ぬぐいを持ち歩いています。長年の経験で、お湯を触っただけで大体の泉質がわかる特技を持ちます。温泉好きが高じて、温泉ソムリエ・温泉観光アドバイザーの資格を取得。日本の宝である「温泉文化」を皆さんにお伝えできることが喜びです！
篝火の赤が長良川の水面を揺らし、船べりに当たる水音が夜の静けさを細かく刻みます。
そんな時間に寄り添うのが、十八楼の長良川温泉源泉かけ流し。
湯に肩まで沈むと、川風が頬を撫で、金華山の稜線が湯けむりの向こうでやわらぎます。
鵜匠の声、鮎の跳ねる気配、そして肌に残る湯のすべり。
旅情は、ここでいっそう濃くなります。
川原町の灯りまで歩いて戻る道すがら、まだ身体の芯は温かい。
夜がほどけるように、静かな余韻がつづきます。
目次
ぎふ長良川鵜飼の夜へ、焔と水音に包まれる時間
ぎふ長良川鵜飼は、シーズンや観覧方法、乗船場所の案内が整い、初めてでも迷いにくい体験です。夕刻、乗り場へ向かうと川面はゆっくりと暗く、篝火の支度が始まり空気に薪の匂いが混じります。
鵜舟が動き出すと、櫂の音と水の弾ける音が重なり、夜の川が一枚の舞台に変わります。乗船や観覧の流れ、時間、席の種類などは案内ページで確認でき、旅程の調整もしやすいです。
湯上がりの身体で受ける川風はひんやりとして、火の粉の明滅がより鮮やかに感じられます。終演後は乗り場からの動線もわかりやすく、街の明かりへ戻る足取りも軽くなるはずです。
十八楼で味わう、長良川温泉 源泉かけ流しの心地
十八楼の湯処は長良川を望む眺めが魅力で、湯けむり越しに行き交う舟の影が揺れます。ページには浴場の種類や入浴可能時間、源泉の湯を注ぐ浴槽の案内がまとまっていて計画が立てやすいです。
露天で吸い込む川風はまるで深呼吸の延長のようで、肩の力がふっと抜けていきます。内湯では温度の違いや浴槽ごとの趣をゆっくり味わえ、長い移動の疲れが静かに落ちていきます。
手すりに伝う湯の音、木の香り、ほんのり鉄の気配が混ざるような湯の肌ざわりが心地よいです。朝の柔らかな光とともにもう一度浸かれば、旅のスイッチが穏やかに入っていくのを感じます。
宿選びの要点—源泉かけ流しと眺望、アクセスを横断チェック
出典：十八楼
長良川温泉の宿選びは、源泉かけ流しの表記、露天・内湯の構成、眺望の三つを軸にすると迷いません。十八楼、料亭旅館すぎ山、旅館石金、ホテルパーク、岐阜グランドホテルの各ページに浴場や立地の特徴が明記されています。
川沿いの客室や湯処から川と金華山を望めるか、鵜飼観覧乗り場までの歩きやすさも比較のポイントです。サウナ設備の有無や水風呂、外気に触れられるスペースの記載も確認すれば、滞在の満足度は上がります。
食事の時間帯と入浴可能時間の相性を照らし合わせると、夜の鵜飼鑑賞との動線が整います。最後は旅の目的を一言で決めて、湯の好みと眺めのバランスで選ぶと後悔がありません。
長良川温泉グルメ手帖—川原町の甘い香りと郷土の味
川原町は石畳と町家が連なるエリアで、甘味や郷土の味を楽しめる店が点在します。観光案内の掲載店から営業時間や立地を確かめ、湯上がりに歩いて立ち寄るイメージをふくらませます。
歩くほどに香ばしい匂いが鼻をくすぐり、窓越しに並ぶ看板や暖簾が旅人を招きます。鮎を扱う季節の料理や、素朴な和菓子、喉を潤す一杯まで、選択肢は想像以上に豊かです。
川風に吹かれながらベンチで一息つけば、湯の余韻と町の音が心の深いところに届きます。お腹が満たされたら、再び川沿いへ戻って暮れなずむ空を見上げるのも悪くありません。
長良川温泉の源泉かけ流し温泉の概要
出典：十八楼
長良川温泉は長良川沿いに宿が点在し、それぞれの湯処で同じ源の湯を趣の異なる設えで楽しめます。各宿のページには泉質や適応症の案内、湯口や浴槽の特徴が記され、旅の目的に沿って選べます。
川に寄り添う立地ならではの開放感と、金華山の稜線に見守られる安心感が同居するのも魅力です。湯上がりに窓を開けると、川音がふっと入り込み、身体の深いところに余白が生まれます。
季節や時間帯で表情が変わる景色とともに、源泉の個性を静かに確かめたくなる場所です。肩にのしかかった疲れがいつの間にか薄れていく、そんな素直な効き方が心地よいです。
泉質は単純鉄冷鉱泉（低張性・弱アルカリ性）で、効能は神経痛・筋肉痛・関節痛・五十肩・運動麻痺・冷え性・慢性消化器病・疲労回復・健康増進です。源泉温度は約18.7〜18.8℃で、pH値は約7.6で、湧出量は未公表の長良川と金華山・岐阜城を望む眺望が特徴の温泉です。
参考URL：https://nagaragawaonsen.jp
https://www.18rou.com
https://www.hotelpark.jp
https://www.sugiyama-jp.com
https://www.gifu-gh.co.jp
https://www.ukai-gifucity.jp
https://www.gifucvb.or.jp
https://www.kankou-gifu.jp
旅の余韻
湯に浸かり、川を眺め、焔の揺らぎに身を委ねる夜は、旅の密度を静かに高めてくれます。十八楼の源泉かけ流しは身体の芯を温め、鵜飼の余韻をやさしく包みます。
川原町で少しつまみ、石畳を踏む音を聞きながら宿へ戻ると、眠りは深く穏やかです。翌朝の湯は景色を新しく塗り替え、もう一歩先の岐阜へ誘います。
季節ごとに色を変える長良川の表情とともに、同じ湯を違う時間に味わう楽しみが残ります。次はどの時間の光で浸かろうか、帰り道にもう考えているはずです。
