新潟県五泉市【咲花温泉】 源泉かけ流し|湯と阿賀野川ライン舟下り


出典:公益社団法人 新潟県観光協会
2026年03月03日更新

この記事を書いた人

湯あがり ぽか子

温泉大好き40年のベテラン。「一湯一会」を逃さないために、常に手ぬぐいを持ち歩いています。長年の経験で、お湯を触っただけで大体の泉質がわかる特技を持ちます。温泉好きが高じて、温泉ソムリエ・温泉観光アドバイザーの資格を取得。日本の宝である「温泉文化」を皆さんにお伝えできることが喜びです!

阿新潟県五泉市、阿賀野川沿いに湧く咲花温泉(さきはなおんせん)。

川霧が立ちのぼる朝、ほのかに硫黄が香る湯けむりが静かに揺れます。

最大の魅力は、光の加減で表情を変えるエメラルドグリーンの湯。源泉かけ流しのやわらかな湯ざわりが、旅人の呼吸をゆっくり整えてくれます。

派手さよりも、川と山の気配に寄り添う時間が似合う温泉地です。

阿賀野川の流れとともに 川音に包まれる温泉街

出典:公益社団法人 新潟県観光協会

泉街の目の前をゆったりと流れる阿賀野川。

川面を渡る風と、遠くに聞こえる水音が、滞在のリズムをやさしく整えます。

最寄りはJR磐越西線の咲花駅。ローカル線での到着も、この土地らしい情緒のひとつです。

夕暮れどき、川面が淡く染まる時間帯は格別。

湯上がりに川沿いを歩けば、心まで澄んでいくのを感じます。

阿賀野川ライン舟下りの見どころ|ゆるやかな流れに身をゆだねて

出典:公益社団法人 新潟県観光協会

咲花温泉を訪れたなら、ぜひ体験したいのが阿賀野川ライン舟下り

阿賀野川の雄大な流れに身をゆだね、四季折々の渓谷美を水上から楽しむことができます。

春は山桜や新緑が川面に映え、夏は深い緑と涼やかな風が心地よい。

秋には渓谷が赤や黄に染まり、舟上から眺める紅葉は格別です。

冬は雪景色のなかを進む静かな時間が広がります。
穏やかな流れが中心のため、幅広い世代が安心して乗船できるのも魅力。

船頭の軽妙な案内に耳を傾けながら、川と山の物語に触れるひとときは、温泉とはまた違った癒やしを与えてくれます。

翡翠色の湯に浸かったあとは、阿賀野川の流れに心を預ける。咲花温泉の旅は、川とともに完成します。

翠玉の湯 「佐取館」で味わう川沿いの湯。咲花温泉 源泉かけ流しの醍醐味

出典:佐取館

阿賀野川を望む翠玉の湯 佐取館は、川景色と湯浴みが同時に味わえる立地です。大浴場や露天に身を預けると、水の気配がほどよく寄り添い心がほどけます。

夜は水音がいっそう近く、灯りにゆらぐ川面が静かに流れます。朝湯の時間は空気が澄み、湯のやわらかさが一段と際立ち思わず深呼吸したくなります。

食後や到着後など時間を少しずらして浸かると、同じ浴場でも違う表情に出会えます。阿賀の流れと咲花温泉 源泉かけ流しの心地よさが重なり、滞在の体温がゆっくり上がっていきます。

咲花温泉の源泉かけ流し温泉の概要

出典:佐取館

阿賀野川の河畔に湧く咲花温泉は、川景色の近さが旅情を深める温泉地です。各宿が源泉の個性を活かし、湯口から注ぐ新鮮な湯を大切にしています。

加水や加温の方針は宿ごとに異なりますが、湯の鮮度と浴感を損なわない工夫が感じられます。
川沿いという開放的な環境は外気に触れる時間を心地よくし、阿賀の流れを聞きながらの入浴は記憶に静かに残ります。

泉質は含硫黄‐ナトリウム‐硫酸塩・塩化物泉(硫黄泉)。

効能は慢性皮膚病・切り傷・やけど・糖尿病・慢性婦人病・関節痛・神経痛・筋肉痛・冷え性・疲労回復の適応症です。

源泉温度は約45〜60℃前後で、pH値は弱アルカリ性(概ねpH7.8〜8.5)です。

湧出量は源泉ごとに毎分100〜400L程度、エリア合計で毎分1,000L前後とされています。

阿賀野川沿いに湧くエメラルドグリーンの湯色と柔らかな硫黄香が印象的です。

旅の余韻

出典:公益社団法人 新潟県観光協会

阿賀野川の瀬音と咲花温泉 源泉かけ流しのやわらかな浴感が、帰路の心に静かに重なります。

道の駅 阿賀の里で手にした小さな土産も、一日の温度を思い出させてくれます。

川と湯の距離が近いから行程に無理がなく、体に心地よい余白が生まれました。

次は季節を変えて、同じ景色の違う表情に会いにいきたくなります。