【島根】神話の里「玉造温泉」2泊3日旅!メノウ細工鑑賞や史跡探訪も

更新日:2021年4月26日

「どこかでのんびりと温泉に浸かりたい」「温泉に浸かって身も心も癒したい」と思う方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、島根県にある「玉造(たまつくり)温泉」で温泉とご当地グルメ、神話に出てくる玉作りの観光スポットまで楽しめる2泊3日旅行プランをご紹介します。時間にゆとりを持たせてありますので、それぞれのスポットを心行くまで楽しめるプランになっています。

この旅行プランはこんな人におすすめ

・2泊3日で温泉旅行に出かけたい
・伝統工芸鑑賞や史跡巡りが好き
・地元グルメを堪能したい

旅のしおり

【Day1】

〈12:00〉玉造温泉バス停に到着
〈12:30〉キッチン花音でランチ
〈14:30〉グランドホテル長生閣で立ち寄り入浴
〈16:00〉清巌寺参拝
〈17:30〉ホテルにチェックイン

【Day2】

〈11:00〉レストランRivageでランチ
〈13:30〉ホテル白石家で立ち寄り入浴
〈15:30〉出雲玉作資料館で工芸品鑑賞
〈16:30〉出雲玉作史跡公園を散策
〈17:30〉ホテルにチェックイン

【Day3】

〈11:00〉佳翠苑 皆美で立ち寄り入浴
〈12:30〉若竹寿しでランチ
〈14:30〉湯薬師広場たらい湯で源泉をいただく
〈15:00〉玉造温泉街散策とお土産購入
〈17:00〉玉造温泉を出発

玉造温泉2泊3日の旅スタート

【Day1】玉造温泉(姫神広場)バス停に到着

〈12:00〉
玉造温泉(姫神広場)バス停に到着すると、玉造温泉2泊3日の観光スタートです。

<参考>
【飛行機・バス】伊丹空港(飛行機)→出雲縁結び空港から空港連絡バスで約30分(約1時間半)
【新幹線】JR新大阪駅より岡山駅(新幹線)→玉造温泉駅(特急やくも)→玉造温泉街(約5時間)

バスを降り立てばそこはもう玉造温泉。玉湯川を挟んで平行して走る2本の道の脇にはホテルや温泉旅館、お土産物屋などが立ち並びます。

姫神広場にはお手洗いもありますので、状況に応じて利用すると良いでしょう。

まずは温泉情緒ある玉湯川沿いを歩き、最初の目的地へ向かいましょう。

<施設詳細>
・住所:島根県松江市玉湯町玉造
・観光マップ:Day1 A地点


↓徒歩約5分

【Day1】キッチン花音でランチ

〈12:30〉
キッチン花音(かのん)は地元・島根和牛が堪能できるお店。

店内は木の温もりが感じられるこじんまりした空間で、気軽に特選ステーキが味わえます。

提供:松江観光協会

ランチでおすすめメニューは「しまね和牛ステーキセット 70g」(1,800円 )です。

提供:松江観光協会

柔らかく、噛むほどに旨味が口の中に広がる「島根和牛のA5クラス霜降りステーキ」が楽しめるセットになっています。

提供:松江観光協会

ステーキは花音特製のジャポネソースで味わえ、深い旨味でしつこくない和牛に特製ソースがよく合って美味しいです。

<店舗詳細>
・住所:島根県松江市玉湯町玉造1197-2
・電話番号:0852-67-2229
・営業時間:11:30~14:00、17:00~22:30
・観光マップ:Day1 B地点


↓徒歩約5分

【Day1】玉造グランドホテル長生閣で立ち寄り入浴

〈14:30〉
ランチでお腹を満たしたあとは、「玉造グランドホテル長生閣(ちょうせいかく)」で温泉に浸かりましょう。

提供:玉造グランドホテル長生閣

外観は歴史を感じさせる和風造りで、大きく立派な建物です。

長生閣の浴場は全国的にも珍しいパワーストーンの「めのう」を敷き詰めた「めのう風呂」と、露天風呂、岩風呂があります。

提供:玉造グランドホテル長生閣

めのう風呂は彩りも豊かで、優雅な気分で温泉を楽しめる浴場です。

提供:玉造グランドホテル長生閣

露天風呂は石を積み重ねた和風庭園のような造りで、開放的で静けさのある空間なのでのんびり温泉に浸かれます。

温泉特有のにおいもなく、湯あたりもほとんどありません。
どなたでも入りやすい温泉となっています。


<施設詳細>
・住所:島根県松江市玉湯町玉造331
・電話番号:0852-62-0711
・営業時間:11:30~14:00、18:00~21:00
・観光マップ:Day1 C地点


↓徒歩約5分

【Day1】清巌寺参拝

〈16:00〉
清厳寺(せいがんじ)は全国でも珍しい美肌祈願のお寺です。

その昔、顔に目立つあざのあるお坊さんが、同じくあざのあったお地蔵さまにおしろいを塗って祈願したところ、顔にあったあざが消えたということから、おしろい信仰の対象となりました。

清厳寺境内には、美肌祈願ができる「おしろいお地蔵さま」が立ち並ぶほか、祈願済のおしろいが入ったお守り(300円)など、おしろいにちなんだスポットです。

気になる部分におしろいを塗って祈願する「おしろい祈願札」(1札 300円)もあり、美肌祈願をする女性が跡を絶ちません。

<施設詳細>
・住所:島根県松江市玉湯町玉造530
・電話番号:0852-62-0516
・営業時間:9:00~17:00
・観光マップ:Day1 D地点


↓徒歩約10分~15分


【Day1】ホテルにチェックイン

〈17:30〉
玉造温泉街にある宿泊施設にチェックインして、玉造温泉2泊3日旅の初日は終わりです。

明日に備え、しっかり身体を休ませておきましょう。

【Day2】

2日目のスタートは温泉街を通り抜け、しじみの一大産地で景観の美しい「宍道湖(しんじこ)」へと向かいます。

宍道湖(しんじこ)は海水と淡水が交わる汽水湖で、しじみをはじめウナギやスズキなど宍道湖七珍といわれる名産品が獲れる、島根の観光名所の一つです。


宍道湖に着いたら、雄大で美しく神秘的でもある宍道湖を眺めてリフレッシュしてみてください。


↓徒歩約20分~25分

【Day2】レストランRivageでランチ

〈11:00〉
2日目のランチをいただくのは「レストランRivage」。

宍道湖のほとりに建つ「玉造国際ホテル RIVAGE CHORAKU」の1階にあります。

店内には大きな窓があり、明るく開放的な空間で宍道湖を見ながら食事できるレストランです。

レストランRivageではメイン料理1品を選び、あとは好きなメニューを好きなだけ味わえるハーフバイキング形式でランチが楽しめます。

料金はメイン料理によって異なり(1,300円~1,800円)、ハーフバイキング形式でこだわりのある料理を心ゆくまでご堪能ください。

<店舗詳細>
・住所:島根県松江市玉湯町湯町148-2 玉造国際ホテル Rivage Choraku 1F
・電話番号:0852-62-0531
・営業時間:11:30~14:30
・観光マップ:Day2 A地点


↓徒歩約25分

【Day2】ホテル白石家で立ち寄り入浴

〈13:30〉
宍道湖でランチの後は、再び温泉街に戻って温泉に浸かります。

宍道湖までは少し距離があるので、休憩を多く取るなどして体力と相談しながら歩いてください。歩くのに疲れたりしたらタクシーなどを利用し、体力を温存すると良いでしょう。

2日目の温泉は「ホテル白石家」で立ち寄り入浴です。

創業300年を誇る「ホテル白石家(しらいしや)」は、情緒あふれる佇まいで館内から見える庭も手入れが行き届いており、和の風情を楽しむことができます。

提供:白石家

そんな白石家の浴場は、浴槽はもちろん湯船の底まで檜を贅沢にあしらった総檜風呂の「織姫」、重厚で美しい輝きを放つ黒御影石を使用した大浴場「彦星」の2種類。

提供:白石家

それぞれ異なるお風呂でゆっくりと温泉を堪能してみてください。

<施設詳細>
・住所:島根県松江市玉湯町玉造44-2
・電話番号:0852-62-0521
・営業時間:月~水曜日 12時~14時限定
・観光マップ:Day2 B地点

※2021年2月〇日現在、一時的に立ち寄り入浴は休業しています。


↓徒歩約10分

【Day2】出雲玉作資料館で工芸品などを鑑賞

〈15:30〉
「出雲玉作資料館(いずもたまつくりしりょうかん)」は、全国でここだけにしかない玉作りをテーマにした資料館です。

館内では「古代出雲の玉作り」をテーマにした展示品が鑑賞できます。

出雲玉作資料館は玉作りに関する常設展示場のほか、美しいメノウ細工の工芸品、細工の際に使われた製造道具の展示など、玉作に関する知識を深めることができる資料館です。

常設展示場では、玉造地域で発掘された遺跡を元に、玉作の様子が分かりやすく解説されています。

<施設詳細>
・住所:島根県松江市玉湯町玉造99-3
・電話番号:0852-62-1040
・営業時間:9:00~17:00
・観光マップ:Day2 C地点


↓徒歩約10分

【Day2】出雲玉作史跡公園

〈16:30〉
出雲玉作史跡公園(いずもたまつくりしせきこうえん)は、玉造地域で発掘された遺跡を再現し、保存している公園です。

園内には竪穴式住居(たてあなしきじゅうきょ)が復元されており、間近で見ることができます。

玉造(玉作り)は古墳時代から平安時代にかけて勾玉などの一大生産地だった地域で、玉作りを行っていたことがうかがい知れる遺跡が地域一体で見つかりました。

そんな玉作りの遺跡を復元し、保存しているのが出雲玉作史跡公園です。

<スポット詳細島>
・住所:島根県松江市玉湯町玉造
・観光マップ:Day2 D地点


↓徒歩約10分~15分


【Day2】ホテルにチェックイン

〈17:30〉
玉造温泉街にある宿泊施設にチェックインし、2日目が終了です。

【Day3】

ホテルをチェックアウトし、玉造温泉2泊3日の旅も最終日です。

まずは「佳翠苑 皆美(かすいえん みなみ)で立ち寄り入浴へと向かいます。


↓徒歩約5分~10分

【Day3】佳翠苑 皆美で立ち寄り入浴

〈11:00〉
「佳翠苑 皆美(かすいえん みなみ)」では、和の風情をあちらこちらで感じることができ、ゆっくりとした時間を過ごすことができます。


浴場は大浴場や露天風呂、庭には手湯・足湯があるほか、最上階の展望風呂では、周辺の山々や自然を見渡しながら温泉に浸かれる眺望のよい浴場です。

和の庭園のような趣のある小庭を眺めながら浸かれる露天風呂は、心身ともにリラックスさせてくれるでしょう。

佳翠苑 皆美はもともと1軒の小さな宿として明治21年に開業した、長い歴史のある温泉ホテルです。

<施設詳細>
・住所:島根県松江市玉湯町玉造1218-8
・電話番号:0852-62-0331
・営業時間:11:00〜15:00
・観光マップ:Day3 A地点


↓徒歩約10分~15分

【Day3】若竹寿しでランチ

〈12:30〉
観光客にも人気の高い「若竹寿司」でランチをとります。

おすすめはえびやウナギ、かんぱちなど15ほどの海鮮が盛り付けられた「プレミアム海鮮丼」(2,000円)です。

厚めに切られた切り身に、ホタテの貝柱まで入ったボリューム満点のプレミアム海鮮丼は若竹寿司で一番の人気メニューとなっています。

近くの宍道湖は日本有数のしじみの名産地。

別途注文になりますが、本場のしじみ汁(450円)もおすすめです。汁物は他にも赤だしも選べます。

<店舗詳細>
・住所:島根県松江市玉湯町玉造83-6
・電話番号:0852-62-0831
・営業時間:11:30~13:30、17:30~19:30
・観光マップ:Day3 B地点


↓徒歩約10分~15分

【Day3】湯薬師広場たらい湯

〈14:30〉
玉造温泉の源泉を持ち帰ることができるスポットが「湯薬師広場たらい湯」です。

玉造温泉は733年に編纂(へんさん)された出雲国風土記(いずもこくふうどき)で、「一度洗えば、お肌キラキラ。二度入れば病も治る」とうたわれ、1,300年もの昔から美肌の湯として伝わってきた歴史ある温泉です。

近年では源泉の科学的検査から、化粧水にも匹敵する美肌効果があると分かりました。

そんな玉造温泉の源泉を湯薬師広場たらい湯では無料で持ち帰ることができます。

持ち帰り専用ボトルも無人機で販売(200円)されているので、手ぶらで行っても安心です。

<施設詳細>
・住所:島根県松江市玉湯町玉造
・営業時間:24時間
・観光マップ:Day3 C地点


↓徒歩約10分

【Day3】玉造温泉街散策とお土産購入

〈15:00〉
玉造温泉街で温泉地の風情を味わいながら、お土産を購入しましょう。

おすすめお土産1:しじみ屋の「縁しじみ」

しじみの名産地、島根らしいお土産「縁しじみ(えにしじみ)」(5個入り 550円)です。

原料のしじみは宍道湖産の大和しじみ100%で、お湯を注ぐだけで手軽にミネラルたっぷりの本場のしじみ汁が味わえます。

味噌汁、すまし汁、クラムチャウダーの3種類があり、本場のしじみが味わえる定番のお土産です。

おすすめお土産2:中浦食品の「どじょう掬い饅頭」

中浦食品の「どじょう掬い(すくい)饅頭」(9個カゴ入り 864円)は、どじょうすくいのひょっとこ面をモチーフにした饅頭です。

定番のしろあんのほか、ミルクやいちごなど数種類の味があり、お茶請けにもおすすめのお土産になっています。

縁しじみ、どじょう掬い饅頭ともに、各玉造温泉施設の売店で購入が可能です。

<売店詳細>
・ホテル、旅館の各売店
・玉造温泉街の土産物屋


↓徒歩約10分~15分

【Day3】玉造温泉を出発

〈17:00〉
お土産を購入したら、玉造温泉2泊3日観光も終わりです。

思い出やお土産とともに、帰路に着きます。

観光マップ

【Day1】


A:玉造温泉(姫神広場)バス停
B:キッチン花音
C:グランドホテル長生閣
D:清巌寺

【Day2】


A:レストランRivage
B:ホテル白石家
C:出雲玉作資料館
D:出雲玉作史跡公園

【Day3】


A:佳翠苑 皆美
B:若竹寿し
C:湯薬師広場たらい湯

温泉にグルメ、そして歴史まで!魅力たっぷりの玉造温泉へ今すぐ出かけよう

島根県にある玉造(たまつくり)温泉は、かつて玉造一帯で行われていた勾玉などの玉作りの歴史を今も感じることができる温泉地です。

今回はそんな玉造温泉で、温泉と島根ならではのグルメ、玉作りの歴史に触れることができるスポットを巡る2泊3日の旅行プランをご紹介しました。

プランを参考に、ぜひ玉造温泉へと足を運び、温泉やグルメ、歴史にも触れてみてください。