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温泉に関する資格とは?温泉好き必見の「温泉資格」をチェック!

更新日:2021年2月17日

温泉にはさまざまな泉質があり、その効果・効能にも違いがあります。温泉に関する資格を取ると、温泉の知識が深められ、また芸能人でも取得している人がいることから、今注目を集めている資格です。そんな温泉の資格には、どのような種類があるのでしょうか。今回は資格を手にするメリットと、それぞれの資格の特徴をご紹介していきます。

温泉の資格を取るメリットとは

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1. 温泉の基礎知識が身につく

温泉の資格を取る過程で、温泉に関する基礎知識を身につけることができます。そのため、泉質が持つ効用はもちろん、自分に合った種類の温泉を選べるようになるなど、温泉の楽しみ方が広がります。

また温泉に関する情報を人に教えたり、業種によっては仕事に活かしたりすることにもつながります。

最近では、在宅でライターの仕事を行う方も増えています。知識を活かして自ら温泉情報を発信することも可能です。

2. 正しい入浴法を学べる

温泉の正しい入り方や禁忌症などの注意点も踏まえながら入浴することができます。

また医療関係の仕事に就いている方は、病床者や介護を必要としている方の入浴を介助する際に活かすこともできます。

3. 奥深さをより感じられる

温泉の資格を取る際に、基礎知識だけでなく温泉の歴史背景にも触れることもでき、温泉の奥深さを味わうことができます。

ただし、取得する資格によっては、温泉の歴史などが内容に含まれていない場合もあります。必ず取得前に内容を確認してから選ぶようにしましょう。


気になる資格ばかり!温泉の資格6選

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ここからは温泉の資格を6種類ご紹介します。
資格の特徴から受験方法などにも触れながら、それぞれの違いを見ていきましょう。

1. 温泉ソムリエ

Nアカデミー 温泉ソムリエ認定講座

出典:温泉ソムリエ認定講座

温泉ソムリエ協会が運営する民間資格「温泉ソムリエ」は、温泉に関する専門的な知識を学べる資格です。

芸能人にも取得している方が多く、美と健康のために学ばれている方もいます。

<資格の取得方法>
・「温泉ソムリエ認定セミナー」を受講
・「温泉ソムリエ認定ツアー(1泊2日)」へ参加

上記2つのどちらかを受講することで、「温泉ソムリエ」の認定を受けることができます。

なかなか時間が作れないという方には、在宅で受講可能な「温泉ソムリエ認定講座」も用意されています。
すべての学習を終えた後、オンラインテストに合格することで認定証が発行されます。

2. 銭湯ソムリエ

出典:銭湯ソムリエ

専門的な知識をメインに身につけたいという方には、日本インストラクター技術協会が認定する「銭湯ソムリエ」がおすすめです。

病気回復や健康増進など健康面に特化した知識や安全性について身につけることができ、入浴法などについてのアドバイスもできるようになります。

医療や介護などの仕事でスキルアップしたいという方にもぴったりの資格です。

<受験方法>
認定受験は、偶数月(年6回)に挑戦することができ、在宅受験が可能です。

3. 温泉保養士

参考:温泉保養士協会

日本温泉保養士協会が認定する「温泉保養士」は、予防医学や温泉医学に基づいた観点から、温泉の持つ効果、そして健康作りのアドバイスができる資格です。

この温泉保養士は、温泉療法(湯治)に関する知識を深めていき、湯治健康法を普及させることを目指すための資格となっています。

またバルネオセラピストという別名を持つ資格でもあり、外国の方も取得している方がいます。

<受験資格>
3日間のカリキュラムの受講が必須です。

<受験方法>
上記カリキュラム受講後に認定試験を受けることができます。

4. 温泉観光士

温泉百貨店

出典:温泉百貨店

日本温泉地域学会が認定する「温泉観光士」は、温泉の成分などの基礎知識に加えて、医学的分野や化学的分野、そして歴史的・観光的・文化学的に温泉の知識を身につけることができる資格です。

<受験方法>
草津や熱海などで不定期に行われる講座を3日間受け、その後行われる試験に合格すれば認定されます。

温泉地で講座を行うので野外実習など実際に温泉に触れながら資格取得ができます。

5. 温泉入浴指導員・温泉利用指導者

会社名

出典:一般社団法人 日本健康開発財団

日本健康開発財団が認定する「温泉入浴指導員」「温泉利用指導者」は、厚生労働省指導要領準拠の資格です。

温泉入浴指導員は、温泉の持つ保健的機能を応用し、健康増進や疾病予防などに関する入浴の指導が行えます。

もう一方の温泉利用指導者はさらにステップアップし、生活指導や応急手当まで行える資格です。

<受験資格>
・温泉入浴指導員
健康づくりに関心のある方なら誰でも受講できます。

・温泉利用指導者
保健師、管理栄養士、健康運動指導士などの資格があるかつ8日間の講習を受講した方のみとなります。

<認定証取得方法>
それぞれ対象となる講習科目を修了した方であれば認定証が発行されます。

安全管理や生活のアドバイスなども行うことができるので、介護士の方や自宅で介護を行っている方にとてもおすすめです。

6. 温泉観光アドバイザー


出典:日本生活環境支援協会

日本生活環境支援協会が認定する「温泉観光アドバイザー」は、全国の温泉に関する知識や泉質・泉温・効用、温泉にまつわる歴史などの観光に関する知識を有していることを証明する資格です。

日本人観光客だけではなく、外国人観光客に向けて温泉に関する情報を適切にアドバイスすることができ、温泉観光地のアドバイザーとして働くこともできます。

<認定証取得方法>
インターネットからの申し込みで、自宅で受験が可能です。


温泉資格を取得して温泉ライフをより豊かにしよう!

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温泉に関する資格では、温泉を楽しむための知識から仕事に活かせる専門的な知識まで、温泉に関するさまざまな内容を習得することができます。

日本は温泉大国だけあって、各地にはさまざまな泉質の温泉があります。身近にあるからこそ、より知識を得て、これからの温泉ライフをもっと楽しいものにしてみてはいかがでしょうか。