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放射能泉(ラジウム、ラドン)とは?期待できる効用と温泉地を6つご紹介!

更新日:2024年2月27日

この記事を書いた人

ともきち

温泉が好きで、年に数回は友人や家族と国内旅行を計画し、色々な温泉地へ出かけています。温泉の中でも、濁り湯の露天風呂が特に好みです。旅先では、有名観光地や絶景スポットをひと通りまわり、地元の名物料理やお菓子の食べ歩きも欠かしません。旅好きならではの視点で、温泉地の情報や温泉にまつわる知識など、魅力あふれる記事をお届けします。

放射能泉とは、文字通り放射能を含む温泉です。放射能と言われると危険・怖いという印象がありますが、放射能泉は環境省が認めている効能が期待できる温泉です。今回の記事では、みなさまが安心して放射能泉を楽しめるように、放射能泉についての解説をはじめ、放射能泉に浸かることで期待できる効用とおすすめの温泉地を4つご紹介します。

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放射能泉(ラジウム、ラドン)とは?

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放射能泉(ラジウム、ラドン)とは

放射能泉は一般的にラジウム温泉と呼ばれ、1kg当たりラドンを30×10-10Ci(8.25 マッヘ単位)以上含む温泉のことを指します。

環境省が発表している「温泉療法のイ・ロ・ハ」によると、 高尿酸血症(痛風)、関節リウマチ、強直性脊椎炎といった悩みを軽減します。

放射能泉(ラジウム、ラドン)は安全なのか?

放射能というと危ないイメージがありますが、放射能泉に含まれる放射能量は、さまざまな細胞を活性化させて体にいい影響を与えるとされています。

放射能泉は、安全性の検証やラドン療法の研究がされている温泉ですので、安心して入浴することができます。

参考:温泉療養のイ・ロ・ハ
参考:温泉ソムリエの癒しガイド|「放射能泉(ラジウム、ラドン)の特徴」
参考:マイベストプロ|ラドン温泉は安全!危険でない理由

放射能泉(ラジウム、ラドン)のにおいや色は?

・におい
基本的にありません。

・色
無色透明です。


放射能泉(ラジウム、ラドン)の代表的な効用

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放射能泉は入浴の他に空気中に飛散した放射性物質(ラドン)の吸入をすることでも効用を得られます。放射能泉は「万病の湯」とも呼ばれ下記のような効能があります。

高尿酸血症(痛風)
利尿作用が強くなり尿中に尿酸をより多く溶かすことで尿から尿酸を出す効用があります。

関節リウマチ・強直性脊椎炎
放射能泉に含まれるα線には神経細胞の酸素消費量を下げて関節痛などを沈静化させる作用があります。

自律神経の調整・消炎・抗アレルギー
適当量のラドンが温泉に混入すると、強力なイオン化作用により新陳代謝が活発になり

老廃物の排出が促されます。

参考:角屋旅館|ラジウム温泉の広場
参考:温泉部|放射能泉(ラジウム、ラドン)とは?


放射能泉(ラジウム、ラドン)に浸かるときの注意点

熱がある時や高度の貧血など身体が衰弱している際は入浴を控えてください。妊婦や沐浴を卒業し「へその緒」が乾いている赤ちゃんは、入浴は可能と言われています。しかし、放射能泉は刺激が強い泉質のため、湯あたりを起こしやすいので注意が必要です。

薄めのものから浸かるようにして、気分が悪くなったら早めに出るようにしてください。

放射能泉の禁忌症は、温泉の一般的禁忌症と同じで、活動性の結核、悪性腫瘍、重い心臓病、呼吸不全、腎不全、出血性疾患、高度の貧血、その他一般に病勢進行中の疾患がありますので、該当する方は入浴を控えましょう。

参考:温泉ソムリエの癒しガイド|「放射能泉(ラジウム、ラドン)の特徴」
参考:温泉部|放射能泉(ラジウム、ラドン)とは?