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黒川温泉のお出かけ前に。気候と服装をチェック

更新日:2021年6月28日

この記事を書いた人

ともきち

温泉が好きで、年に数回は友人や家族と国内旅行を計画し、色々な温泉地へ出かけています。温泉の中でも、濁り湯の露天風呂が特に好みです。旅先では、有名観光地や絶景スポットをひと通りまわり、地元の名物料理やお菓子の食べ歩きも欠かしません。旅好きならではの視点で、温泉地の情報や温泉にまつわる知識など、魅力あふれる記事をお届けします。

旅行の荷造りでいつも迷ってしまうのが服装選び。気がつけば荷物がいっぱいということも多いのでは?今回は熊本県の「黒川(くろかわ)温泉」の季節の気候にあわせた服装選びのポイントをご紹介します。ぜひ旅支度の参考にしてください。

黒川温泉とは?

黒川温泉とは

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熊本県阿蘇(あそ)郡南小国(みなみおぐに)町にある「黒川温泉郷」は、熊本県の阿蘇の奥地、大分県との県境にある緑ゆたかな山々に囲まれた温泉地です。

江戸時代には、湯治(とうじ)の場として知られていましたが、交通の便があまり良くないことや隣の大分県に由布院温泉があることから、1960年頃には一度存続の危機を迎えました。

 

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その後、旅館の二代目・三代目が中心となり、温泉郷にある三十軒の宿と里山の風景すべてを「一つの旅館」、一つひとつの旅館を「離れ部屋」、旅館をつなぐ小径を「渡り廊下」と考えるコンセプトを基に、新しい「黒川温泉」を模索。

「露天風呂めぐり」の入場手形が全国に知られるようになり、今では国内のみならず海外からも年間を通して観光客が訪れる日本有数の温泉街になっています。

年間を通してどんな気候?

黒川温泉のある南小国町の気候区分は温暖湿潤気候です。年間の平均温度は12.5度で平均降雨量は2,000mm。

山間部にあるため、局地的な天気の変化が大きく、雲や霧も出やすい傾向にあります。

夏は冷涼で過ごしやすいですが、冬は厳しい寒さのため、温泉街の散策をする際は防寒対策が必要です。

黒川温泉の春(3月〜5月)の気候と服装

気温

(3月)南小国町平均気温:6℃、東京都平均気温:8.5℃
(4月)南小国町平均気温:11.2℃、東京都平均気温:13.4℃
(5月)南小国町平均気温:15.9℃、東京都平均気温:18.2℃

服装

黒川温泉では、桜の咲く4月上旬頃になると、昼の日差しが心地よく感じられる日が増えます。

4・5月は最高平均気温が20度以上になり、晴天が続く日が多くお出かけにぴったりです。新緑が葉を広げ、木漏れ日の気持ち良い5月は黒川温泉郷が美しい季節の一つです。

3月:セーターやカーディガンにジャケットやコートなどの重ね着スタイルがおすすめです。
4・5月:長袖のシャツに薄手のジャケット・カーディガンなどを羽織りましょう。日没後に出かける際は、厚手のカーディガンや保温性の高い上着を携帯すると安心です。

黒川温泉 春のおすすめ観光スポット

温泉街の桜など

提供:黒川観光旅館協同組合

毎年、2月下旬から3月初旬に行われる野焼(のや)き後は、長くて寒い冬に耐えた木々の芽がほころび、黄すみれが咲き始めます。

標高700mに位置する黒川温泉は、平地よりも桜の開花時季が遅く、見頃は例年4月上旬。温泉街の至るところで桜が咲き誇ります。

※阿蘇の野焼きは、草原を焼くことにより、ダニなど人畜に有害な虫を駆除し、牛馬の飼料となる新しい草を育てるために行われます。