【北海道】「登別温泉」1泊2日旅!温泉と大自然を満喫


提供:一般社団法人 登別国際観光コンベンション協会
更新日:2021年8月2日

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ともきち

温泉が好きで、年に数回は友人や家族と国内旅行を計画し、色々な温泉地へ出かけています。温泉の中でも、濁り湯の露天風呂が特に好みです。旅先では、有名観光地や絶景スポットをひと通りまわり、地元の名物料理やお菓子の食べ歩きも欠かしません。旅好きならではの視点で、温泉地の情報や温泉にまつわる知識など、魅力あふれる記事をお届けします。

豊かな自然に囲まれた北海道の「登別(のぼりべつ)温泉」は、9種類もの源泉が湧き出し、湧出量も日本最大級で「温泉のデパート」と呼ばれています。今回は、そんな日本有数の温泉をしっかり堪能しながら地元グルメを味わう、登別温泉1泊2日の旅プランをご紹介します。

この旅行プランはこんな人におすすめ

・1泊2日で温泉旅行に出かけたい
・有名観光地は見ておきたい
・その土地ならではの料理を楽しみたい

旅のしおり

【Day1】

〈12:00〉登別温泉に到着
〈12:30〉そば処福庵でランチ
〈14:30〉温泉街の鬼めぐり
〈16:00〉第一滝本館で立ち寄り入浴
〈18:00〉宿泊施設にチェックイン

【Day2】

〈10:30〉地獄満喫コースを散策
〈12:30〉温泉市場でランチ
〈14:30〉登別 石水亭で立ち寄り入浴
〈16:30〉登別温泉街でお土産購入
〈17:30〉登別温泉を出発

登別温泉1泊2日の旅スタート

【Day1】「登別温泉バスターミナル」に到着

〈12:00〉
「登別温泉バスターミナル」に到着。さぁ登別温泉1泊2日の観光が始まります。

<参考>
【各地より】飛行機で「新千歳空港」→電車とバス約1時間〜1時間15分/高速バス約1時間
【札幌より】→ 電車:約1時間10分 / バス:約1時間20分

「登別温泉バスターミナル」は、新千歳空港・札幌駅前・洞爺湖(とうや)温泉などさまざまな場所からのバスが発着する、登別温泉の玄関口です。

併設のインフォメーションセンターに立ち寄って、登別温泉の観光情報や日帰り温泉の割引券がもらいましょう。屋内の待合室やお手洗いも利用できます。

<施設詳細>
・施設名:登別温泉バスターミナル
・住所:北海道登別市登別温泉町
・電話番号:0143-45-2131
・観光マップ:Day1 A地点


↓徒歩約3分

【Day1】「そば処福庵」で、ぷりぷりの海老天丼を味わう

〈12:30〉

登別温泉の最初の食事は、老舗の蕎麦屋「そば処福庵」で。綺麗な広々とした店内で、店員さんがとても親切な居心地の良いお店です。

「海老天丼セット」(1,000円)は、手打ちの蕎麦とからっと揚がったぷりぷりの海老がたまりません。数量限定の手打ち麺をぜひお試しあれ。

隣には、登別をはじめとした北海道土産が揃う「ふくや」があります。

<店舗詳細>
・施設名:そば処福庵
・住所:北海道登別市登別温泉町30
・電話番号:0143-84-2758
・営業時間:11:30~14:00
・定休日:不定休
・観光マップ:Day1 B地点


↓徒歩約8分

【Day1】温泉街の鬼をめぐり、「閻魔堂」で閻魔大王の地獄の審判に立ち会う

〈14:30〉
お腹がいっぱいになったら、登別温泉街のメインストリート「極楽通り」を散策します。

通りの両脇に商店が立ち並ぶ極楽通りとその周辺には、恋愛や商売、学業を願う可愛らしい鬼像(きぞう)が点在しています。それらは、人びとの厄を払い、元気にする不思議な力を持つと言われるありがたい神様「湯鬼人(ゆきじん)」です。

温泉街を散策しながら鬼めぐりをし、お目当ての湯鬼神に願い事をしましょう。

「花鐘亭はなや」から一番近い湯鬼神は、「湯かけ鬼蔵」と呼ばれる無病息災、諸病平癒の鬼像です。隣いは、日帰り入浴施設「さぎり湯」があります。

極楽通りをさらに北上し続いて出会うのは、仲良く2体並んだ恋愛成就の鬼蔵。

提供:一般社団法人 登別国際観光コンベンション協会

学業成就や商売繁盛の鬼蔵を見ながら、さらに極楽通りを進むと突き当たりに8本の鬼の棍棒のオブジェが立っている「泉源(せんげん)公園」に着きます。

金棒には、それぞれ健康や金運などのご利益があり、最もご利益のある金棒1本が8本の金棒の中心に位置する地中に埋まっています。

また、「泉源公園」は、間欠泉の見られる場所。約3時間の間隔で、轟音を立てて勢いよく噴き出す間欠泉を見られるので、登別温泉の滞在中に1度はその迫力に触れたいものです。

提供:一般社団法人 登別国際観光コンベンション協会

「泉源公園」の向かいには、江戸時代から伝わるという「念仏(ねんぶつ)鬼像」の祠と、その両脇に大きな赤鬼立像と青鬼座像があります。記念写真を撮るのにぴったりのスポットです。

提供:一般社団法人 登別国際観光コンベンション協会

「泉源公園」から極楽通りを南へ少し戻り、鬼めぐりの最後に向かうのは、登別温泉の象徴「閻魔(えんま)堂」。閻魔大王が待ち受けています。

閻魔大王は、カラクリ人形になっていて、1日に6回の「地獄の審判」の時間になると悪事を裁く恐ろしい表情に一転します。

<施設詳細>
・施設名:閻魔堂
・住所:北海道登別市登別温泉町
・電話番号:0143-84-3311
・地獄の審判の時間:10:00、13:00、15:00、17:00、20:00、21:00 ※天候により閻魔堂を閉める場合あり
・定休日:なし
・観光マップ:Day1 C地点


↓徒歩約1分

【Day1】バラエティ豊かな35の湯船を湯めぐり「第一滝本館」へ立ち寄り入浴

〈16:00〉

登別温泉で浸かる最初の湯は、「閻魔堂」から徒歩すぐの創業150年を超える老舗旅館「第一滝本館」で。

バラエティ豊かな35の湯船がある、1,500坪もの広さがある大浴場は圧巻。

この大浴場だけで、硫黄泉、芒硝(ぼうしょう)泉、重曹泉など5つの泉質の源泉かけ流しを楽しめてしまいます。無料で慢性胃炎に効能のある温泉を飲用できるコーナーもあります。

追加料金を払えば貸切広間の利用も可能。昼食付きプランも用意されています。

<施設詳細>
・施設名:第一滝本館
・住所:北海道登別市登別温泉町55
・電話番号:0120-940-489
・日帰り湯の営業時間:9:00~18:00
・定休日:なし
・日帰り温泉の利用料:(9:00~18:00)大人2,250円、小人(3〜12歳)1,100円、
・観光マップ:Day1 D地点


↓徒歩約5〜10分

【Day1】宿泊施設にチェックイン

〈18:00〉
登別温泉街周辺の宿泊施設にチェックインします。

【Day2】

宿泊施設をチェックアウトします。


↓徒歩約5〜10分

【Day2】「地獄谷」から「大湯沼川天然足湯」まで地獄満喫コースを散策

〈10:30〉
2日目も帰途につくまで登別温泉を満喫しましょう。

この日のスタートは、「地獄谷」から温泉の沼「大湯(おおゆ)沼」、七色に変化する「大正地獄」を経由し天然足湯まで、約90分から120分のコースを散策し、登別の大自然を肌で感じます。

1. 地獄谷展望台

提供:一般社団法人 登別国際観光コンベンション協会

日和(ひより)山の噴火活動によりできた爆裂火口跡の「地獄谷」は、直径約450m、面積は約11haもの大きさ。泡を立てて煮えたぎる風景が「鬼の棲む地獄」のように見えるということから「地獄谷」と名付けられました。たくさんの湧出口や噴気孔もあります。

登別温泉街のホテルや旅館では、この「地獄谷」から湧き出る多種多様な温泉を楽しむことができます。

<スポット詳細>
・スポット名:地獄谷展望台
・住所:北海道登別市登別温泉町
・観光マップ:Day2 A地点

2. 薬師如来堂

「地獄谷」を離れ「薬師如来堂」に向かいます。

堂内には石碑が安置されていますが、これは、文久元年(1861年)に、硫黄を採掘していた南部(なんぶ)藩の家臣が、お堂の下で湧く温泉で眼を洗うと眼病が治ったため、そのお礼として寄進したものです。

<スポット詳細>
・スポット名:薬師如来堂
・住所:北海道登別市登別温泉町
・観光マップ:Day2 B地点

3. 鉄泉池

提供:一般社団法人 登別国際観光コンベンション協会

散策を続けると、ぶくぶく熱湯を噴出する湯煙地獄「鉄泉池」にたどり着きます。湯煙を上げて煮えたぎる様子を近くでじっくり観察しましょう。

<スポット詳細>
・スポット名:鉄泉池
・住所:北海道登別市登別温泉町
・観光マップ:Day2 C地点

4. 大湯沼

提供:一般社団法人 登別国際観光コンベンション協会

続いてのスポットは、ひょうたん型をしている「大湯沼」です。この沼も日和山が噴火したときの爆裂火口跡で、沼底では、約130度の硫黄泉が激しく噴出しています。

<スポット詳細>
・スポット名:大湯沼
・住所:北海道登別市登別温泉町
・観光マップ:Day2 D地点

5. 大正地獄

大正時代に起こった小爆発でできたことから「大正地獄」と名付けられた湯沼です。熱い湯泥の噴出が活発化し、展望台には入れない場合がありますが、入れた場合には、灰色、緑色、青色、黄色など七色に変わると言われる湯の色を確認してみてください。

<スポット詳細>
・スポット名:大正地獄
・住所:北海道登別市登別温泉町
・観光マップ:Day2 E地点

6. 大湯沼川天然足湯

提供:一般社団法人 登別国際観光コンベンション協会

「大正地獄」の周辺には、「大湯沼」から溢れ出した温泉の川で天然足湯が楽しめます。

大自然の中でマイナスイオンをたっぷりと吸いながら、ハイキングの疲れを癒しましょう。

<スポット詳細>
・スポット名:大湯沼川天然足湯
・住所:北海道登別市登別温泉町
・観光マップ:Day2 F地点


↓徒歩16分

【Day2】「温泉市場」で地獄のカニめしを堪能

〈12:30〉

提供:温泉市場

天然足湯で足の疲れをとったら、今度は胃袋を満たします。

温泉街へ戻り向かうのは、新鮮魚介をたっぷりのせた海鮮丼やカニめしなどのメニューが味わえる「温泉市場」です。店内には鮮魚の水槽や毛ガニやホタテの生簀があり、また、炭火焼にしている様子が間近で見られます。

提供:温泉市場

卵黄をのせたユッケ風の丼「地獄のカニめし」(1,600円)がおすすめ。キムチのタレが絡んだ毛ガニを卵黄と混ぜて味わいます。地獄のと名だけあって少し辛めの仕上がりです。

同じピリ辛風味のメニューには「登別閻魔やきそば」(980円)も。新鮮な旬の魚介類が入っています。

<店舗詳細>
・店舗名:温泉市場
・住所:北海道登別市登別温泉町50
・電話番号:0143–84–2560
・営業時間:11:00~17:00(L.O.16:30) ※食事は11:30~(変動あり)
・定休日:不定休
・観光マップ:Day2 G地点


↓徒歩約11分

【Day2】「登別 石水亭」の立ち寄り湯で、目の前に広がる登別の大自然を満喫

〈14:30〉

お腹が少し落ち着いたら、登別の湯をもう一度堪能しにいきましょう。

温泉旅館「登別 石水(せきすい)亭」は、登別温泉街の北の奥地にあり、豊かな緑に囲まれた立地です。

「登別 石水亭」では、空中大浴場や、 檜造りと信楽焼きの露天風呂で、目の前に広がる登別の大自然を眺めながら湯浴みを楽しめます。

泉質は、硫黄泉で、硫黄の匂いのする乳白色のにごり湯。高血圧、動脈硬化、糖尿、慢性皮膚病などの効能があります。

<施設詳細>
・施設名:登別 石水亭
・住所:北海道登別市登別温泉町203-1
・電話番号:0570-026570
・営業時間:11:00〜18:00(退館は19:00)
・定休日:なし
・日帰り温泉の利用料:大人900円、小学生450円
・観光マップ:Day2 H地点


↓徒歩約11分

【Day2】登別温泉街でお土産購入

〈16:30〉
さて、帰路に着く前に、登別温泉のお土産選びをしましょう。

おすすめお土産①:大黒屋民芸店の「ひょうたん飴」

大きな大黒天が目印の「大黒屋民芸店」は、登別温泉の有名土産屋。北海道土産を幅広く揃えています。

提供:大黒屋民芸店

登別温泉のいち押しお土産の1つ目は、可愛らしい見た目の「ひょうたん飴」(1袋400円)。

提供:大黒屋民芸店

数々の賞を受賞している大正創業から変わらない素朴な味です。

<店舗詳細>
・店舗名:大黒屋民芸店
・住所:北海道登別市登別温泉町60
・電話番号:0143-80-3114
・営業時間:9:00〜18:00
・定休日:なし
・観光マップ:Day2 I地点

おすすめお土産②:藤崎わさび園の「鬼づけ」

2つ目におすすめするのは、大正時代からワサビが盛んに作られてきた名産地である登別ならではの土産。醤油に漬けられた本わさびの新芽と茎がピリッとした辛味がご飯にぴったりの「鬼づけ」(140g、1,080円)です。チャーハンやパスタ料理のアレンジなど、利用方法は無限大でお土産にぴったりです。

<店舗詳細>
・店舗名:藤崎わさび園
・住所:北海道登別温泉町49
・電話番号:0143-84-2017
・営業時間:9:00〜19:00
・定休日:なし
・観光マップ:Day2 J地点


↓徒歩約10分

【Day2】「登別温泉バスターミナル」を出発

〈17:30〉
登別温泉1泊2日観光もここで終わり。帰路につきます。

観光マップ

【Day1】

A:登別温泉バスターミナル
B:そば処福庵
C:閻魔堂
D:第一滝本館

【Day2】

A:地獄谷展望台
B:薬師如来堂
C:鉄泉池
D:大湯沼
E:大正地獄
F:大湯沼川天然足湯
G:温泉市場
H:登別 石水亭
I:大黒屋民芸店
J:藤崎わさび園

大自然に囲まれた北海道最大級の登別温泉で心も身体もリラックスする旅へ出かけよう

提供:一般社団法人 登別国際観光コンベンション協会

登別温泉1泊2日の旅プランはいかがでしたでしょうか。温泉・グルメ・観光、どれもが1泊2日にぎゅっと詰まった良いとこどりの旅になっています。ぜひこのプランを参考に、登別温泉へ心も体も大満足する旅へ出かけてはいかがでしょうか。