【山形】「蔵王温泉」1泊2日の旅!ロープウェイで自然を見下ろし温泉を満喫


提供:山形県
更新日:2021年9月10日

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ともきち

温泉が好きで、年に数回は友人や家族と国内旅行を計画し、色々な温泉地へ出かけています。温泉の中でも、濁り湯の露天風呂が特に好みです。旅先では、有名観光地や絶景スポットをひと通りまわり、地元の名物料理やお菓子の食べ歩きも欠かしません。旅好きならではの視点で、温泉地の情報や温泉にまつわる知識など、魅力あふれる記事をお届けします。

山形県の「蔵王(ざおう)温泉」は、蔵王連峰の自然豊かな温泉街。四季折々の姿を見せる壮大な自然を見下ろせるロープウェイ・リフトがいくつも走っていて、色々な場所から蔵王山を楽しめるのも魅力の一つ。今回は、蔵王温泉の良質な温泉に浸かり、自然も満喫する1泊2日のプランをご紹介します。

この旅行プランはこんな人におすすめ

・1泊2日で温泉旅行に出かけたい
・有名観光地はしっかりと見ておきたい
・その土地ならではの料理を楽しみたい

旅のしおり

【Day1】

〈12:00〉バスターミナルに到着
〈12:30〉山口餅屋でランチ
〈14:30〉中央ロープウェイで空中散歩
〈16:00〉蔵王温泉 共同浴場の湯めぐり
〈17:30〉山形酒ミュージアムで地酒を堪能
〈18:30〉宿にチェックイン

【Day2】

〈10:30〉蔵王地蔵尊にお参り
〈12:30〉しばママのお店でランチ
〈14:30〉湯の花 新左衛門の湯で入浴
〈16:30〉温泉街でお土産購入
〈17:30〉バスターミナルを出発

 

蔵王温泉1泊2日の旅スタート

【Day1】「蔵王バスターミナル」に到着

〈12:00〉
「蔵王バスターミナル」に到着。さぁ蔵王温泉1泊2日の観光が始まります。

<参考:電車・バス>
【東京より】→ JR山形新幹線で「山形駅」まで約2時間半
【仙台より】→ JR仙山線で「山形駅」まで約1時間15分
【新潟より】→ 新潟-山形都市間バスで「山形駅」まで約3時間40分
「山形駅」→ バスで「蔵王温泉」まで約40分

<参考:飛行機・バス>
【東京・羽田空港より】→「山形空港」まで約60分
【大阪・伊丹空港より】→「山形空港」まで約80分
「山形空港」→ バスで「蔵王温泉」まで約60分

徒歩30分圏内に鉄道駅はないため、蔵王温泉に公共交通機関でアクセスするなら、仙台‐山形蔵王線(宮城交通)や仙台‐山形蔵王(山交バス)などで、玄関口の「蔵王バスターミナル」へ。

バスターミナル内にある蔵王温泉の観光案内所で、温泉街の地図やお得なチケットなどを入手しましょう。

<施設詳細>
・施設名:蔵王バスターミナル
・住所:山形県山形市蔵王温泉土合708-1
・電話番号:023-694-9003
・観光マップ:Day1 A地点


↓徒歩約4分


【Day1】「山口餅屋」で自家栽培のもち米を使った餅定食に舌鼓

〈12:30〉

 

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最初の食事は、懐かしい雰囲気の漂う「山口餅屋」で。テーブル席の他、カウンター席もあるので、ひとりでも気兼ねなく昼食が楽しめます。

おすすめの「餅定食」(1,250円)は、お雑煮と、好きな餅2種類(3個ずつ)が選べます。

キノコ数種類と三つ葉や練り物などが入ったヘルシーなお雑煮は、優しい味が胃に染み渡ります。「くるみ餅」(600円)もお忘れなく。ナッツの香ばしい風味の柔らかい餅は、「山口餅屋」の名物料理です。

<店舗詳細>
・店舗名:山口餅屋
・住所:山形県山形市蔵王温泉35
・電話番号:023-694-9088
・営業時間:要確認
・定休日:要確認
・観光マップ:Day1 B地点


↓徒歩約6分


【Day1】蔵王中央ロープウェイで空中散歩。展望台から蔵王温泉街を見下ろす

〈14:30〉

お腹が満たされたら、蔵王温泉街一帯はどのような様子なのか高いところから見下ろすことにしましょう。

「蔵王中央ロープウェイ温泉駅」から「鳥兜(とりかぶと)駅」までロープウェイ(片道大人800円、小人400円、往復大人1500円、小人750円)に約7分乗車して向かいます。

提供:蔵王観光開発株式会社

<施設詳細>
・施設名:蔵王中央ロープウェイ温泉駅
・住所:山形県山形市蔵王温泉940-1
・営業時間:8:30〜17:00※~山頂行き16:00、山頂下り16:45
・定休日:なし ※春と秋に整備運休
・観光マップ:Day1 C地点

駅に着いたらすぐの場所にある「鳥兜山展望台(1,387m)」へ。

提供:蔵王観光開発株式会社

「鳥兜山展望台」は、蔵王温泉街が見下ろせる絶景スポット。遠方には、山形県の主峰鳥海(ちょうかい)山(2,230m)、月山や朝日・飯豊(いいで)・吾妻の各連峰、そして蔵王連峰の断崖なども一望できます。

<スポット詳細>
・スポット名:鳥兜山展望台
・住所:山形県山形市蔵王温泉
・観光マップ:Day1 D地点

提供:蔵王観光開発株式会社

展望台の傍にある商売繁盛・家内安全の神様「蔵王大黒天」に祈願すると、観光客の旅の安全も叶うと言われています。

<スポット詳細>
・スポット名:蔵王大黒天
・住所:山形県山形市
・観光マップ:Day1 E地点

提供:山形県

徒歩15分ほど遊歩道を歩くと、透き通ったエメラルドグリーンの「ドッコ沼」(周囲約350m、平均水深2m)が現れます。

「ドッコ沼」の名前の由来は、金剛杵(こんごうしょ:金属製の法具)の独鈷(とっこ・両端のとがった金属製の仏具)と似ていることと伝えられています。ドッコ沼の「水神様」がひっそりとたたずむ沼畔を散策したり、椅子に座ってくつろいだり、真夏でも、涼しくさわやかな風を感じながらゆったりと過ごしましょう。

提供:蔵王観光開発株式会社

ドッコ沼の底から湧き出る水は枯れることはありません。湖畔にある「健康の鐘」を鳴らし、水(生命)の神に、長く続く健康を祈りましょう。

<施設詳細>
・施設名:ドッコ沼
・住所:山形県山形市上宝沢
・観光マップ:Day1  F地点

提供:蔵王観光開発株式会社

ドッコ沼のマイナスイオンをたっぷり吸ったら、「蔵王中央第一リフト」(片道大人(中学生以上)300円、小人(4歳〜小学生)150円、往復大人(中学生以上)500円、小人(4歳〜小学生)250円) に乗り、「鳥兜駅」で「蔵王中央ロープウェイ」に乗り換え「蔵王中央ロープウェイ温泉駅」へ戻ります。


↓徒歩約5分

【Day1】蔵王温泉「共同浴場」の湯めぐり

〈16:00〉

提供:蔵王温泉観光協会

自然を満喫した後は、温泉を楽しみましょう。

蔵王温泉には、200円という安さで利用できる3ヶ所の「共同浴場」があります。気になるお風呂で蔵王温泉の自慢の湯を試してみましょう。

提供:蔵王温泉観光協会

いずれの共同浴場も木の温かみに包まれる風情あるお風呂。温泉街には足湯もあり、気軽に湯めぐりを楽しむことができます。

<施設詳細>
・施設名:蔵王温泉 共同浴場 上湯
・住所:山形県山形市蔵王温泉45-1
・観光マップ:Day1 G地点

・施設名:蔵王温泉 共同浴場 下湯
・住所:山形県山形市蔵王温泉30-2
・観光マップ:Day1  H地点

・施設名:蔵王温泉 共同浴場 川原湯
・住所:山形県山形市蔵王温泉43-3
・観光マップ:Day1  I地点

<共通>
・電話番号(蔵王温泉観光協会):023-694-9328
・営業時間:6:00〜22:00
・定休日:なし
・日帰り温泉の利用料:大人200円、小人100円


↓徒歩すぐ

【Day1】「山形酒のミュージアム&湯けむり屋台つまみ」で地酒を味わう

〈17:30〉

日本酒がお好きな方には、山形県内にある蔵元49ヶ所の日本酒が楽しめる「山形酒のミュージアム」がおすすめです。

海外も含めた数々の品評会で高い評価を得ている、個性あふれる山形酒の味わいを飲み比べできます。

蔵王温泉内にある宿泊施設やバスターミナルなどで配布している無料の日本酒試飲券を使えば、 1人1日1杯まで無料で試飲ができます。

「山形酒のミュージアム」には、山形のソウルフード「いも煮」(600円)などをはじめとする山形の郷土料理を味わえる「湯けむり屋台 つまみ」があります(現在コロナウイルスの影響で休業中)。

<店舗詳細>
・店舗名:山形酒のミュージアム&湯けむり屋台つまみ
・住所:山形県山形市蔵王温泉951
・電話番号:023-694-9052
・営業時間:17:00~22:00
・定休日:水曜日
・観光マップ:Day1 J地点


↓徒歩5分

【Day1】宿泊施設にチェックイン

〈18:30〉
蔵王温泉街周辺の宿泊施設にチェックインします。

【Day2】

宿泊施設をチェックアウトします。


↓徒歩約5〜10分

【Day2】蔵王ロープウェイで「蔵王ロープウェイ 地蔵山頂駅」へ。「蔵王地蔵尊」にお参り

〈10:30〉

2日目は朝からまた蔵王の自然を満喫しに向かいます。

昨日利用した蔵王中央ロープウェイとは別の、蔵王ロープウェイに「蔵王ロープウェイ蔵王山麓駅」から乗り、約17分で「蔵王ロープウェイ 地蔵山頂駅」へ(地蔵山頂駅まで片道大人1500円、子供800円、往復大人3000円、子供1500円)。

提供:山形県

<施設詳細>
・施設名:蔵王ロープウェイ蔵王山麓駅
・住所:山形県山形市蔵王温泉 229-3
・営業時間:8:30〜17:00 ※山頂行き~16:00、山頂下り~16:45
・定休日:なし
・観光マップ:Day2 A地点

提供:山形県

冬の時期は、ロープウェイでの空中散歩中も「蔵王ロープウェイ 地蔵山頂駅」付近でも見事な樹氷を見ることができます。

樹氷が見頃を迎える12月下旬から2月末までは、樹氷がライトアップされ、ナイトクルーザー号(蔵王山麓駅発着ツアー70〜80分間、大人4,500円、小人3,800円)に乗り、間近で樹氷を見る体験もできます。

提供:山形県

秋の紅葉の時期には、カエデやナラ、ブナなどの落葉樹が密生した山肌が赤・黄色の紅葉の絨毯に敷き詰められます。

見頃は、山頂付近では9月下旬から10月上旬頃、麓では10月中旬から下旬頃です。春のミズバショウ、サクラに始まり、夏に見られる高原植物も見応えがあります。

提供:山形県

蔵王ロープウェイ地蔵山頂駅より少し歩くと、標高約1,660mの高地に鎮座する「蔵王地蔵尊」に出合います。

37年もの長い歳月の末、安永乙未(あんえいおつび)年(1775年)に地蔵が完成した後は、遭難者が少なくなったことから、「災難よけ地蔵」と呼ばれます。

祈願すればあらゆる願いが叶い、特に不慮の災難を逃れられると伝えられています。

 

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冬には積雪で肩まで雪にすっぽりと埋もれた、愛らしい地蔵尊の姿が見られると人気。毎年春と秋に開かれる祭礼にも、県内外からたくさんの方が訪れます。

<スポット詳細>
・スポット名:蔵王地蔵尊
・住所:山形県山形市蔵王温泉
・観光マップ:Day2 B地点

蔵王ロープウェイで「蔵王ロープウェイ蔵王山麓駅」へ戻る


↓徒歩4分

【Day2】「しばママのお店」で地産地消の料理を堪能

〈12:30〉

お昼ご飯は、プロスノーボーダー斯波正樹(しば まさき)選手のお母さんの店「しばママの店」へ。

提供:しばママの店

カフェのような店内に流れる心地よいジャズに癒されながら、「山形市の地産地消」認定店ならではの「安全・安心」、「栄養満点」、「おいしい」の3拍子揃った料理を味わいましょう。

提供:しばママの店

おすすめは、おかずが日替わりで変わる「しばママ御膳」(1,000円)。

「発芽酵素玄米」と「山形県産はえぬきの白米」の2種類からご飯をお好みで選べます。土地の野菜をたっぷりと色々な味で堪能できて、大満足。

旬の野菜が20種類ぐらい入った「あら、まぁ、びっくり!サラダ丼 」(1,000円) や「今時野菜、ゴロゴロカレー・グリーンカレー」(1,000円) など、興味そそられる愉快なネーミングのメニューがずらり。

<店舗詳細>
・店舗名:しばママのお店
・住所:山形県蔵王温泉川前939-3
・電話番号:023-694-9080
・営業時間:11:30~16:00
・定休日:月・火・水曜日 ※祝日除く
・観光マップ:Day2 C地点


↓徒歩約1分

【Day2】「湯の花 新左衛門の湯」で源泉100%をひとり占め

〈14:30〉

帰途に着く前に、蔵王温泉の源泉100%の湯をもう一度楽しみましょう。

四季折々の蔵王の山々の季節を感じながら浸かれる露天風呂は格別。源泉100%の湯をひとり占めできるかめ風呂に浸かるのも一興です。

提供:湯の花 新左衛門の湯

「新左衛門の湯」は、入浴だけでなく食事、土産物選びもできる人気の施設です。

<施設詳細>
・施設名:湯の花茶屋 新左衛門の湯
・住所:山形県山形市蔵王温泉川前905
・電話番号:023-693-1212
・営業時間:10:00〜18:00(17:30受付終了)
・定休日:水曜日
・日帰り温泉の利用料:大人800円、小人400円、幼児200円
・観光マップ:Day2 D地点


↓徒歩約3分

【Day2】蔵王温泉街でお土産購入。おすすめのお土産3つ

〈16:30〉
蔵王温泉1泊2日の旅の最後は、温泉街を散策しながらお土産選びをしましょう。

おすすめお土産①:美味しくて見た目も可愛い「稲花餅の里」

提供:蔵王おみやげセンター まるしち

蔵王銘菓「稲花(いが)餅」は、蔵王温泉街の土産店ではほぼ必ず目にする人気の和菓子。

蔵王でとれた熊笹の上に3つ乗ったお餅は、稲の花を模してあしらった黄色の米粒がポイントになっていてキュート。甘みを押さえた自家製のこし餡も良い感じです。

保存料などの添加物が一切使われていないので、日持ちしない点に注意。ほとんどの店舗で作り立てが購入できるので、温泉街を散策しながらできたてを食べ歩きしてみては?

<店舗詳細>
・店舗名:蔵王おみやげセンター まるしち
・住所:山形県山形市蔵王温泉955-9
・電話番号:023-694-9502
・営業時間:8:00~19:00、20:00
・定休日:水曜日(夏季の繁忙期は無休)
・観光マップ:Day2  D地点

おすすめお土産②:サクサクウエハースのチョコ菓子「樹氷ロマン」

蔵王温泉のおすすめのお土産2つ目は、蔵王の樹氷をイメージしたお菓子「樹氷ロマン」(16個入り756円、一口サイズ袋入りは30個で540円)。

サクサク香ばしいクッキーとホワイトチョコレートのコラボレーションがたまりません。個別包装されているのでバラマキお土産にもぴったりです。

<店舗詳細>
・店舗名:蔵王おみやげセンター まるしち
・住所:山形県山形市蔵王温泉955-9
・電話番号:023-694-9502
・営業時間:8:00~19:00、20:00
・定休日:水曜日(夏季の繁忙期は無休)

おすすめお土産②:伝統工芸のこけし「蔵王銘品館 能登屋」

提供:蔵王温泉商店会

癒しグッズとしても人気を得ている「こけし」もお土産におすすめです。こけしは、江戸時代に東北各地で木のお椀やお盆などを挽く木地(きじ)屋が、湯治客向けに木の人形を作って販売したのがはじまりと言われています。

提供:蔵王温泉商店会

「内閣総理大臣賞」を三度受賞した岡崎幾雄(いくお)氏のこけし(1,000円〜)は、蔵王高湯(たかゆ)系の端正な逸品です。素朴で温かみのあるこけしをぜひ大切な方のお土産に。

<店舗詳細>
・店舗名:蔵王銘品館 能登屋
・住所:山形県山形市蔵王温泉川前934-24
・電話番号:023-693-0123
・営業時間:(夏季)8:30〜17:30、(冬季)8:30〜20:00
・定休日:火曜日 ※冬季は無休
・観光マップ:Day2 F地点


↓徒歩約10分

【Day2】「蔵王バスターミナル」を出発

〈16:30〉
蔵王温泉1泊2日観光もここで終わりです。帰路につきます。

観光マップ

【Day1】

A:蔵王バスターミナル
B:山口餅屋
C:蔵王中央ロープウェイ温泉駅
D:鳥兜山展望台
E:蔵王大黒天
F:ドッコ沼
G:蔵王温泉 共同浴場 上湯
H:蔵王温泉 共同浴場 下湯
I:蔵王温泉 共同浴場 川原湯
J:山形酒のミュージアム&湯けむり屋台つまみ

【Day2】

A:蔵王ロープウェイ蔵王山麓駅
B:蔵王地蔵尊
C:しばママのお店
D:湯の花茶屋 新左衛門の湯
E:蔵王おみやげセンター まるしち
F:蔵王銘品館 能登屋

蔵王温泉へ雄大な自然と温泉に癒される旅に出かけよう

提供:蔵王観光開発株式会社

今回は、蔵王温泉の1泊2日旅おすすめプランをご紹介してきました。四季によって、さまざまな姿を見せる蔵王温泉は、いつの時季に訪れてもその魅力を十分に満喫することができます。

今回の記事を参考に、美肌にも良いとされる上質な硫黄泉に癒され、山形の名物料理も堪能する旅を計画してみませんか?