提供:指宿ロイヤルホテル

温泉経営者がおすすめする一度は泊まりたい温泉宿#15 指宿温泉-指宿ロイヤルホテル-

更新日:2022年2月25日

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かっきー

江戸の玄関口と言われた宿場町に生まれ育った生粋の江戸っ子。還暦を迎えた今なお、旅とサーフィンをこよなく愛するアクティブシニア。某夕刊紙に勤務していた経歴を持つ。
マイナーな温泉から秘湯まで、気の向くままに温泉へ出かけることが大好きです。温泉の良さはもちろん、分かりやすく温泉や旅館などの良さをお伝えしてまいります。

日々生活を送る中で、いつの間にか疲れてしまう心や身体を、さっぱりとリセットするために、たまには泊まりがけでゆっくりと温泉に浸かって癒したいと感じる方も多いのではないでしょうか。

本企画では、温泉経営者がプロ目線で選んだ「一度は泊まりたい温泉宿」をリレー形式でご紹介してお届けしてまいります。今回は、鹿児島県の指宿市(いぶすきし)の海辺に佇む指宿温泉「指宿ロイヤルホテル」のご紹介です。経営者にインタビューしてお話を伺った魅力の数々をお届けしてまいります。

新型コロナの影響により、各施設の営業状況は変更の可能性があります。詳細は公式HPをご確認ください。らくらく湯旅では引き続き読んで楽しめる温泉情報を発信していきます。

第15回目は鹿児島県指宿市にある「指宿ロイヤルホテル」

提供:指宿ロイヤルホテル(ホテルから見える錦江湾)

第15回となる今回は、前回インタビューさせていただいた岐阜県の下呂(げろ)温泉「紗々羅」の大前さんがおすすめする、鹿児島県の指宿温泉にある「指宿ロイヤルホテル」の経営者にインタビューしました。

指宿ロイヤルホテルのある指宿温泉は、鹿児島県薩摩半島の南端の指宿市にあり、市の北東部から南西部にかけて東シナ海と鹿児島湾に面した場所に位置します。

世界的にも珍しい砂蒸し風呂のほか、古来より湯豊宿(ゆほすき)と記される史跡が残るほど、豊富な源泉が湧出している温泉地です。

周囲には薩摩富士とも呼ばれる「開聞岳(かいもんだけ)」や、浦島太郎が竜宮へ旅立った岬と言い伝えられる「長崎鼻」、季節によっては干潮時に歩いて渡れる砂州が出現する「知林ヶ島(ちりんがしま)」などの風光明媚な景勝地が多く存在します。

また、薩摩藩島津家や西郷隆盛ゆかりの史跡など、多くの観光スポットがあります。

指宿ロイヤルホテルは、南国の香り漂う「古毛曽(こもそ)浜」の浜辺に静かに佇む、お洒落な大人の隠れ家を感じる趣のあるお宿です。

繊細なおもてなしの精神で改革に取り組む4代目若女将の「指宿ロイヤルホテル・細川ゆりさん」

 

指宿ロイヤルホテル 代表取締役社長 細川ゆりさん

◇らくらく湯旅編集部(以降 編集部):特別企画の第15回は、指宿温泉「指宿ロイヤルホテル」の3代目館主である細川さんにお話を伺います。お忙しい中ありがとうございます。よろしくお願いいたします。

◆細川さん:よろしくお願いいたします。

海に面した絶景と世界的にも珍しい「天然の砂むし温泉」のある指宿温泉

提供:指宿ロイヤルホテル(夕刻の開門岳)

◇編集部:指宿温泉のある鹿児島県指宿市はどのようなところですか?

◆細川さん:指宿市は、九州の鹿児島県薩摩半島の南端にあります。もしかすると指宿という地名よりも、砂むし温泉と言った方が、ご存知の方も多いかもしれません。

世界的にみても、天然で浜辺の波打ち際の暖かい砂に入ることのできるのは、指宿温泉にしかありません。

砂むし温泉は、いろいろな条件が複雑に重なった奇跡的な自然現象と言われ、指宿でも天然の砂浜で砂むしができる場所は、わずか2箇所しかありません。

指宿の砂むしの歴史はかなり古く、室町時代の1547年に宣教師フランシスコ・ザビエルが日本へ布教に赴くため、渡航の事前情報として報告された日本見聞記にも砂むしを思わせるかのような記述があるそうです。

提供:指宿ロイヤルホテル(砂むしの様子)

古来より、稀有な存在であった砂むしを中心に、ほかにも豊富な源泉の湧く湯治場であったのが指宿温泉です。

美しい自然の景観のなかに歴史ある史跡が混在

◇編集部:指宿には温泉のほかにも、恵まれた自然環境や歴史的な史跡などが沢山あると聞いています。

◆細川さん:市内には、温泉のほかにも周辺には四季折々の季節や時間ごとに移ろう雄大な自然に漲る清廉な雰囲気と、史跡に宿る歴史を感じていただける多くのパワースポットがあります。

例えば、今和泉島津家に生まれ13代将軍徳川家定に嫁がれた篤姫ゆかりの地や、美しい山容から薩摩富士と呼ばれる開門岳、縁結びの神様とされている浦島太郎と乙姫様の伝説の残る龍宮神社など。

出典:PIXTA(開門岳)

出典:PIXTA(龍宮神社)

他にも、指宿ロイヤルホテルの目の前に広がる砂浜「古毛曽浜」もあります。

「こもそ」の由来は、江戸時代に薩摩藩の琉球貿易の玄関口であった対岸の港を、幕府より虚無僧に変装して送り込まれた密偵が監視する姿を見た当時の地元民が、「虚無僧浜(虚無僧が湯治をする浜)」と噂されたことからついたとされています。

提供:指宿ロイヤルホテル(ホテル対岸の山川港)

また、南九州市の知覧(ちらん)までほんの少し足を伸ばせば、かつて薩摩藩主島津家が武士を住まわせた武家集落「武家屋敷群」なども残っています。

悠久の自然景観と歴史に触れながら、散策をお楽しみいただけます。

提供:指宿ロイヤルホテル(武家屋敷群の風景)

◇編集部:指宿は、自然と歴史の詰まった貴重な場所なのですね。