入浴剤を簡単手作り!しっかり効用も得られる優れもの


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更新日:2022年3月28日

この記事を書いた人

ともきち

温泉が好きで、年に数回は友人や家族と国内旅行を計画し、色々な温泉地へ出かけています。温泉の中でも、濁り湯の露天風呂が特に好みです。旅先では、有名観光地や絶景スポットをひと通りまわり、地元の名物料理やお菓子の食べ歩きも欠かしません。旅好きならではの視点で、温泉地の情報や温泉にまつわる知識など、魅力あふれる記事をお届けします。

いつものお風呂に入浴剤を入れると、身体が温まったり、お肌がしっとりしたり、リラックスできたりという嬉しい効用を楽しめます。しかし、毎日入浴剤を使うとなると、出費も気になりますよね。そんな方は、入浴剤の手作りに挑戦してみてはいかがでしょうか?手作りの入浴剤なら、内容物も自分で確認できるので安心して使えますし、安価で済ませることもできます。今回は、お手製の入浴剤の作り方・楽しみ方をご紹介しますので参考にしてください。

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手作り入浴剤が人気の理由とは

今、入浴剤を手作りする方が多くなっています。

その理由は大きく2つあります。

・市販の入浴剤より安価に済ませることができる
・内容物が把握できるので安心して使用できる

入浴剤は、一般的な家庭によくある材料でも簡単に作ることができるため、市販の入浴剤に比べるとコストが抑えられます。

市販の入浴剤であれば、安いものでも1回あたり20円前後となりますが、手作りであれば材料によっては、1回あたり数円程度で作ることも可能です。

また、自身で材料を選ぶため、体調や気分に合わせるなど安心して使用することができますし、加える材料を工夫すれば得たい効果をしっかりと狙えます。


キッチン周りにある身近な物が入浴剤に早変わり!

一番簡単な入浴剤は、身近な物をそのままお湯に入れて楽しむ入浴剤です。

ここでは、入浴剤として活用できるキッチン周りにある物をいくつかご紹介します。

1.粗塩

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期待できる効能・効用

塩は、お湯に溶けると2つの電解質に分かれ、詰まった毛穴にも浸透します。

その後、お湯に温まって汗をかくと、塩の電解質と一緒に毛穴の汚れを排出し、高い殺菌作用もあるので肌あれやニキビなどの予防に役立ちます。

また、塩分は肌を包み込みこんで熱を逃がさないようにする働きがあるため、通常よりも大量の発汗が期待できます。

発汗できると代謝も改善されて、基礎代謝量の向上にもつながるでしょう。

さらに、塩に含まれるマグネシウムは、筋肉の緊張状態をほぐすといわれているので、肩こり・腰痛を引き起こす要因の一つを解消することができます。

塩分が加わった水は浮力が増し筋肉への負担も減るので、マグネシウムの効用と相まってより高いリラックス作用が発揮されるでしょう。

 

入浴時のポイント

最初は、肌を刺激しすぎないよう一般家庭の浴槽200Lに少量の30gから50gを入れて始めてみましょう。

ミネラル分を含んだ粗塩がおすすめです。塩を精油とブレンドすると、入浴中に香りも楽しめます。

ただし、塩分で風呂釜の中が錆びてしまうことがあるので、湯あがり後は、速やかにお湯で洗い流す必要があります。

大量に汗をかくので脱水症状にならないために、こまめな水分補給を心がけてください。

参考:MEGALOS|お風呂に塩を入れるだけ!美容効果・デトックス効果で体内からキレイに!

2.牛乳

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期待できる効能・効用

牛乳をお風呂に入れると、牛乳に含まれる乳脂肪分が肌の表面に膜を作るので、熱の放出が防げ湯冷めしにくいといわれます。

また、牛乳に含まれる成分が肌から浸透しさまざまな効用が期待できます。

例えば、カルシウムはイライラからくるストレスを緩和、カリウムはむくみの原因といわれる体内の余分な塩分(ナトリウム)を排出しむくみを解消、カゼインは肌の老廃物や毛穴汚れを除去、ビタミンAはコラーゲン生成を促進などです。

 

入浴時のポイント

一般家庭の浴槽200Lに500mlから1Lの牛乳を入れるだけで完成です。

温かい牛乳のニオイが気になる方は量を少なめにするか、または、ぬるめの湯にすると香りがたちにくくなります。牛乳アレルギーの方は飲用と同様に避けた方が安心です。

また、消費期限を1週間以上過ぎた古い牛乳は、嫌な匂いがしたり、肌にも悪い影響を与える場合があるので使用を避けましょう。

他に、追い焚きは臭いが強く出てくる可能性があるのでしない、温かい牛乳風呂をそのままにしておくと雑菌が繁殖して腐る可能性があるので、湯上がり後は早めに風呂釜を掃除するなどの点にも注意してください。

参考:女性の美学|憧れの牛乳風呂の作り方と5つの効果。自宅でも簡単にできる!

3.ゆずやみかん

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期待できる効能・効用

リモネンを含んでいるゆずやみかんの皮は、保温・リラックス作用があります。肌に潤いを与え美肌に良いビタミンやクエン酸も入っていて、また、体臭を消す効用もあります。

ゆずやみかんの爽やかな香りが漂いリラックスできるでしょう。

 

入浴時のポイント

ゆずやみかんは、そのままだと農薬などが皮についている可能性があるので、しっかりと洗いましょう。

丸ごと湯舟に浮かべても良いですし、皮を剥いて細かく切り布の袋などに入れ湯舟に浮かべても良いです。

ゆずの刺激が強いと感じる場合には、みかんの皮が刺激が少なめなのでおすすめです。

どちらにしても熱いお湯に入れると刺激をより強く感じるので、湯温を40度以下にすると刺激が緩やかになります。

ゆずやみかんの皮に含まれるソラニンという成分は、紫外線を吸収しやすい性質があるため、肌にソラニンが着いたままにしてしまうと色素沈着などの問題が起こる可能性もあります。

一般的にはお風呂あがりに洗い流せば良いですが、それでも気になる方は、ゆずやみかんの皮を1週間ほど天日干ししたものを入浴剤として使えば心配ありません。

参考:冬至にゆず湯に入る理由や効果を紹介! 入浴する際のポイントや注意点も解説
参考:マンションジャーナル|冬はお風呂で温まろう!「みかん風呂」の意外な効果とやり方を徹底解説!

4.日本酒やワイン

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期待できる効能・効用

日本酒には、保湿に役立つアミノ酸や、アンチエイジングケアに有効な抗酸化作用を持つフェルラ酸が含まれます。

また、コウジ酸は、肌のシミやトラブルの原因となるメラニン色素を抑えるチロシナーゼという成分をたくさん含みます。

ワインも日本酒と同様にアルコール成分で血流が促進され、体が温まります。

 

入浴時のポイント

38度くらいのお湯を張った湯舟200Lに、お酒をコップ1から2杯程度入れるだけです。

普段からアルコールが苦手な方・アルコールに弱い体質の方は、酒風呂の蒸気や香りだけでも酔ってしまったり肌に刺激を感じてしまったりする場合がありますので、他の入浴剤をおすすめします。

参考:リセラテラス|日本酒の意外な美肌効果と飲む以外の美容方法をご紹介!

5.重曹

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期待できる効能・効用

重曹は、毛穴の奥にまでその成分が入り込み、体臭の原因になり得る皮脂汚れをきれいに溶かし出してくれます。毛穴のつまりが取り除かれるので、ニキビ予防にも役立ちます。

 

入浴時のポイント

重曹風呂は、浴槽200Lに大さじ1から3杯程度の重曹を入れ、よくかき混ぜて溶かすだけで完成です。

皮脂を除去する作用が強いため、湯あがり後は肌が乾燥しやすくなっています。入浴後には保湿のためクリームを塗るようにしましょう。

また、肌に過度に刺激を与えないためにも週に1・2回の頻度が目安です。

なお、重曹は、風呂釜の銅とは相性が良くありません。追い焚きをすると風呂釜が痛んでしまう可能性があるので避けましょう。

シュワシュワお風呂の中で泡が弾けるバスボム入浴剤の作り方

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これまでに紹介したような、そのまま入れるだけの入浴法よりは少し手間がかかりますが、可愛いバスボム入浴剤も簡単に手作りすることができます。

シュワシュワという泡と好みの香りに包まれるバスボムの作り方をご紹介します。

バスボムを作るのに必要な材料

手作りのバスボムのための材料は、手に入りやすいものばかりです。100円均一ショップでも購入できるものが多いので、安くて手軽に作れます。

<基本>

・重曹
・クエン酸
・あら塩(片栗粉やコーンスターチでも可)
・ボウルやビニール袋(シェイカーでも可)

<さらにあると良いもの>

・計り
・霧吹き
・型を取るもの(球状やハート型、おにぎりの型でも良い)
・色をつけるもの(着色用の食紅など)
・香りをつけるもの(お好みの精油)

バスボム入浴剤の作り方

1. 重曹とクエン酸を混ぜる

重曹の量2に対し、クエン酸1の割合でボールやビニール袋に入れ、よくかき混ぜます。

 

2. あら塩(コーンスターチや片栗粉でも可)を加える

クエン酸と同じ分量のあら塩を1に加えます。

バスボムを綺麗な色にしたいなら、あらかじめクエン酸に色紅を混ぜておきましょう。

 

3. 精油を入れる

2に、お好みで精油を数滴入れて混ぜ合わせます。

 

4. 水を加える

あとは、水分を少しずつ足して固めていくだけです。

水を少し入れては混ぜるを繰り返して、ギリギリ丸められるくらいまで続けます。

 

5. 固める

手で丸めるか、用意した型につめて形を整えます。

 

6. 24時間以上置いておく

湿気の少ない場所に置き、24時間以上待てば完成です。

バスボム入浴剤を作るとき・使うときの注意点

バスボムに入れる重曹もクエン酸も天然由来の成分なので、基本的には人体には害がありませんが、使い方や分量によっては危険なこともあるので気をつけましょう。

例えば、バスボムが大きいと、お湯に溶け出した時に炭酸ガスが浴室に充満し酸素が足りなくなる危険性があります。

酸性のクエン酸がたくさん湯に溶け出すと皮膚への刺激も強くなります。

バスボムは大きくし過ぎないよう、そして、風呂場の換気にも注意してください。

また、重曹と風呂釜の銅とは相性が良くないため、追い焚きをすると風呂釜が痛んでしまう可能性があるので避ける方が安全です。


手作り入浴剤で、毎日のお風呂時間を充実させよう

出典:PIXTA

ご自宅でも簡単に楽しめる入浴剤の数々を紹介しましたが、試してみたいと思われる方法はありましたでしょうか?

安価でお手軽に作れるものが多いので、色々試して毎日のお風呂時間を充実させましょう。