ちょっと不気味?真っ赤な温泉の成分は何? |浴場の小ネタ(47)


出典:illustAC(温泉を真っ赤に染めている成分の正体は?)
更新日:2025年1月13日

一口に温泉といっても、いろんな色のお湯がありますよね。オーソドックスな無色透明なもの、乳白色のもの、青みがかっているもの、そして、浸かるのをためらってしまうような赤い色をした温泉も。

もちろん、見た目に毒々しさを感じさせる真っ赤な温泉も、一般開放されているなら問題なく入れます。ただ、どんな成分がお湯を赤くしているのか気になりませんか?

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出典:photoAC(鉄分で真っ赤!その名も血の池地獄)

正解は、「 ① 鉄分 」でした。

温泉が真っ赤に染まるのは、お湯に含まれている鉄分が空気に触れて酸化することが原因。鉄分が水酸化第二鉄に変化することで赤色の沈殿物が生じ、透明なお湯が時間の経過とともに変色していくのです。

温泉地では、兵庫県にある有馬温泉や大分県の別府にある血の池地獄などが有名ですね。なお、鉄分の多い温泉は保温効果が高く、冷え性改善の効果が期待できるそうです。