レトロブームで再注目の銭湯。その語源とは? |浴場の小ネタ(53)
出典:photoAC(昭和レトロの世界観が楽しめると、銭湯が再注目されています)
昨今の昭和レトロブームで、にわかに再注目されている銭湯。幅広い層を取り込むために改築され、様々な工夫がなされたお風呂・サウナを売りにしたり、昔の姿を残したまま運営されている銭湯など業態は多種多様。最近ではサウナブームも重なって、昔ながらの銭湯のサウナに『整い』を求めてサ活に訪れるサウナーも増えているようです。
さて、そんな魅力あふれる温浴施設の銭湯ですが、何と言っても嬉しいのが入浴料の安さです。まさに『銭』の文字が表す通り、ワンコインで楽しめる良心的な価格帯で運営されている銭湯ですが、その語源は江戸時代にまで遡ります。
皆さんは、なぜ大衆浴場が「銭湯」と呼ばれるようになったのか、その由来をご存じですか?
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浴場の小ネタは3択クイズ。正解はどれ?
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浴場の小ネタ「レトロブームで再注目の銭湯。その語源とは?」の答えはこちら
出典:photoAC(お手頃価格で利用できたのは、昔から同じだったのですね)
正解は、「 ① 一銭で入浴できたから 」でした。
正解は、当時のお金で『一銭』で入浴できたからなのだそうです。江戸時代、銭湯は伊勢の与市という人物によって始められ、その入浴料は当時の通貨である『永楽一銭』で入浴できたとされています。
この永楽一銭は、現代の貨幣価値に計算し直すと100円程度とされており、そのリーズナブルさから銭の文字を取って『銭湯』と呼ばれるようになったと言われています。