いい香り……冬至に湯船に入れる果物は? |浴場の小ネタ(66)


出典:photoAC(湯船に入ると体の芯までポカポカ!冬至にはある果物が欠かせません)
更新日:2025年5月26日

この記事を書いた人

湯あがり ぽか子

温泉大好き40年のベテラン。「一湯一会」を逃さないために、常に手ぬぐいを持ち歩いています。長年の経験で、お湯を触っただけで大体の泉質がわかる特技を持ちます。温泉が好きが高じて、温泉ソムリエ・温泉観光アドバイザーの資格を取得。日本の宝である「温泉文化」を皆さんにお伝えできることが喜びです!

季節外れのクイズをお許しください。寒い季節には、温かいお風呂のありがたみが増しますよね。湯船につかり温浴効果を得ることにより、体の筋肉がほぐされて関節も柔らかくなり、血行が促進されることで疲労が回復。リラックスすることによって心まで癒されます。

そんなお風呂ですが、湯船に入浴剤や植物などを入れて入浴タイムを楽しんでいる方も多いですよね。香りに癒されたり、色を付けたりしゅわしゅわとさせてみたり、さまざまな方法で気分転換できるのもお風呂の醍醐味です。さて、冬至の日に湯船に入れる果物が有名ですが、何だったか覚えていますか?

浴場の小ネタは3択クイズ。正解はどれ?

浴場の小ネタ「いい香り……冬至に湯船に入れる果物は?」の答えはこちら


出典:photoAC(冬至はゆず湯で邪気払い!香りがよくビタミンCも豊富)

正解は、「 ① ゆず 」でした。

湯船にゆずを入れるのは、江戸時代から始まった風習なんだそうです。冬至は一年のうちで最も日が短くなる日で、ここから徐々に日照時間が長くなっていきます。この日を境にして運気も上昇に転じる大切な日なので、ゆずの香りで邪気を払っていたそうです。

「ゆず」と「融通」をかけているともいわれていますが、粋な江戸っ子が好みそうですね。