温泉の湯。とろみがある理由はなんでしょう?|浴場の小ネタ(69)
出典:photoAC(ゆったりした空間で入る温泉は格別ですよね)
この記事を書いた人
湯あがり ぽか子
温泉大好き40年のベテラン。「一湯一会」を逃さないために、常に手ぬぐいを持ち歩いています。長年の経験で、お湯を触っただけで大体の泉質がわかる特技を持ちます。温泉が好きが高じて、温泉ソムリエ・温泉観光アドバイザーの資格を取得。日本の宝である「温泉文化」を皆さんにお伝えできることが喜びです!
寒い季節や疲れた体を癒やすのにぴったりな温泉。湯船に浸かった瞬間、肌にまとわりつくような「とろみ」を感じたことはありませんか?ただの熱いお湯とは違って、まるで美容液のように滑らかで、思わず「ずっと浸かっていたい」と思うあの心地よさ!
実は温泉の「とろみ」にはちゃんとした理由があるんです。自然の力が生み出す不思議な感触、その正体を知ると今度温泉に入るのがもっと楽しくなるかもしれません。さてこの“とろみ”の正体、あなたはわかりますか?
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浴場の小ネタは3択クイズ。正解はどれ?
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浴場の小ネタ「温泉の湯。とろみがある理由はなんでしょう?」の答えはこちら
出典:photoAC(ただ熱いお湯でなくミネラルが豊富に含まれています)
正解は、「 ② 温泉の成分が水に溶け込み、粘性が高くなっているため 」でした。
温泉の「とろみ」は、メタケイ酸や炭酸水素塩などの成分が豊富に含まれていることが主な理由です。これらの成分は湯の粘性を高める働きがあり、肌に滑らかにまとわりつくような感触を生み出します。
また、保湿効果や角質をやわらかくする作用もあるため、美肌の湯とも呼ばれることが多いのです。ただの熱いお湯とは違う、独特の滑らかさをもつ温泉には、自然のミネラルがたっぷり溶け込んでいます。