銭湯に初めて富士山が描かれたのはいつの時代?|浴場の小ネタ(80)
出典:photoAC(銭湯と言えば「銭湯富士」が定番!)
この記事を書いた人
湯あがり ぽか子
温泉大好き40年のベテラン。「一湯一会」を逃さないために、常に手ぬぐいを持ち歩いています。長年の経験で、お湯を触っただけで大体の泉質がわかる特技を持ちます。温泉が好きが高じて、温泉ソムリエ・温泉観光アドバイザーの資格を取得。日本の宝である「温泉文化」を皆さんにお伝えできることが喜びです!
交流の場としても地域に根付いている銭湯ですが、そんな銭湯には様々な定番と言える様式があります。その代表の一つが、富士山の壁絵、いわゆる「銭湯富士」ではないでしょうか。
壁いっぱいに描かれた雄大な富士山。銭湯ファンの中には、広々とした湯船の後ろに大きな富士山がないと落ち着かないなんて人もいますよね。日本中の銭湯を渡り歩いて富士山の壁絵を撮影するマニアもいるそうです。
さて、日本最初の銭湯富士はいつの時代に、どのような形で生まれたのでしょうか?
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浴場の小ネタは3択クイズ。正解はどれ?
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浴場の小ネタ「銭湯に初めて富士山が描かれたのはいつの時代?」の答えはこちら
出典:photoAC(今では逆に富士山を見て銭湯を思い出す人も?)
正解は、「 ③ 大正時代 」でした。
初めて銭湯の壁に富士山が描かれたとされるのは、1912年、大正元年のことでした。東京都千代田区、水道橋の近くにある「キカイ湯」がその舞台です。
この「キカイ湯」そのものは残念ながら現存していませんが、かつてあったその場所に千代田区が設置した「銭湯に初のペンキ絵」というプレートがあります。
キカイ湯のご主人に頼まれた静岡県出身の画家・川越広四郎が、故郷の富士山を描いたのが最初なのだとか。