【指宿温泉】の源泉かけ流し温泉を巡る!世界的にも珍しい砂むし温泉体験


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更新日:2025年9月22日

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湯あがり ぽか子

温泉大好き40年のベテラン。「一湯一会」を逃さないために、常に手ぬぐいを持ち歩いています。長年の経験で、お湯を触っただけで大体の泉質がわかる特技を持ちます。温泉好きが高じて、温泉ソムリエ・温泉観光アドバイザーの資格を取得。日本の宝である「温泉文化」を皆さんにお伝えできることが喜びです!

指宿温泉は薩摩半島南端部に位置する湯量豊富な温泉地です。

立地によっては錦江湾越しに桜島や、薩摩富士の愛称で知られる開聞岳を望みながら湯浴みできる施設もあります。

世界的にも珍しい天然の砂むし温泉と、各施設で提供される源泉かけ流しの湯を組み合わせた体験は指宿ならでは。

南国情緒あふれる温泉旅へご案内します。

指宿温泉 源泉かけ流しの魅力とは?薩摩半島最南端の温泉天国


出典:鹿児島県観光協会

指宿温泉は薩摩半島の南端部に広がる温泉地で、砂むしなどの温泉文化は少なくとも約300年前からの記録が残ると言われています。

地域全体の湧出量は日量約12万トン(≒毎分約8.3万リットル)とされ、湯量の豊富さが大きな魅力です。

立地によっては錦江湾や桜島、開聞岳を望みながら入浴できる施設もあり、温暖な気候のもと通年で快適な温泉旅行を楽しめます。

泉質は地域としてナトリウム-塩化物泉が多く、保温性に優れ湯冷めしにくいのが特徴です。

砂むし温泉と源泉かけ流しの絶妙なコンビネーション


出典:鹿児島県観光協会

世界的にも珍しい砂むし温泉体験

指宿名物の砂むし温泉は、海岸の天然砂に身を埋め、地中からの温熱で身体を芯から温める独特の入浴法。目安の入浴時間は約10分で、「普通温泉の3~4倍の温浴効果」と紹介されています。

砂むし会館「砂楽」では、砂むし後に館内の内湯で汗と砂を流すのが定番コースです。

内湯は高温の源泉を加水しつつ、かけ流し・循環併用で提供されています。

公式サイト:指宿温泉 砂むし会館「砂楽」

玉手箱温泉で絶景露天風呂と源泉かけ流しを満喫


出典:鹿児島県観光協会

日本最南端駅近くの絶景日帰り温泉

JR日本最南端の西大山駅から車でおおよそ8~10分の場所にある「たまて箱温泉(ヘルシーランド)」は、開聞岳を望む絶景露天で知られる日帰り温泉です。

源泉温度は約100℃で、加水のうえ「かけ流し」で提供されています(露天中心の施設)。

ご案内:たまて箱温泉は2024年6月1日から大規模改修のため休館中で、2025年内再開予定です。
再開後の営業内容・設備は変更になる可能性があります。内湯は隣接の「ヘルシーランド温泉保養館」側に整備されています。

公式ページ:たまて箱温泉(指宿市観光協会)