源泉かけ流し【高湯温泉】|磐梯吾妻スカイラインの絶景旅


磐梯吾妻スカイラインで巡る絶景ドライブ|吾妻小富士・浄土平・つばくろ谷で吾妻八景を満喫


出典:高湯温泉観光協会

磐梯吾妻スカイラインは高湯温泉と土湯峠を結ぶ全長約29kmの山岳観光道路で、最高標高1,622mに達する「空を走る道」として知られています。

日本の道百選にも選ばれたこのルートは、作家の井上靖が命名した「吾妻八景」に代表される絶景スポットが連続し、四季折々に変化する雄大な景色を展開します。

春の雪の回廊、夏の新緑、秋の紅葉、それぞれの季節で異なる表情を見せる磐梯吾妻スカイラインは、高湯温泉旅行の楽しみを一層深めてくれます。

吾妻小富士は標高1,707mの美しい円錐形の山で、福島市のシンボルとして親しまれています。

浄土平の駐車場から徒歩約10分で山頂に到達でき、直径約500mの火口を一周する遊歩道が整備されています。

晴れた日には360度のパノラマビューが広がり、福島市街地や太平洋まで見渡せることもあります。

火口周辺の荒涼とした風景は、まさに別世界のような雰囲気を醸し出しています。

標高1,600mに位置する浄土平レストハウスは磐梯吾妻スカイラインの中間地点にあり、散策や登山の拠点として利用されています。

売店や食堂、お手洗いが整備され、周辺には湿原、一切経山、五色沼(魔女の瞳)などの大自然が広がります。

つばくろ谷(不動沢橋)は標高約1,200mに位置する絶景スポットで、深さ約80mの渓谷美が圧巻です。

磐梯吾妻スカイラインは11月中旬から4月下旬頃まで冬期通行止めとなります。

高湯温泉の源泉かけ流し温泉の概要|乳白色の硫黄泉の泉質と効能を知る


出典:高湯温泉観光協会

高湯温泉の源泉かけ流し温泉は、その特徴的な泉質と豊富な湧出量で知られています。

 

項目 内容
温泉地名 高湯温泉
所在地 福島県福島市町庭坂字高湯
泉質 酸性・含硫黄(硫化水素型)
-アルミニウム・カルシウム硫酸塩温泉(硫黄泉)
主な効能 高血圧症、動脈硬化症、末梢循環障害、リウマチ、糖尿病、慢性中毒症、にきび、しもやけ、やけど、切きず、婦人病、不妊症、水虫、あせも、胃腸病、神経痛、慢性湿疹、便秘、脱肛、皮フ病、手足多汗症、アトピー性皮膚炎
源泉温度 43.7℃~49.4℃
pH値 2.73
湧出量 毎分約3,200リットル
色・匂い 乳白色、硫黄臭
特徴 源泉かけ流し(加水・加温・循環なし)、高い還元力と抗酸化力を持つとされる、9つの自然湧出源泉
源泉数 9つ(滝の湯、熱湯、仙気の湯ほか)
開湯 慶長12年(1607年)頃
別名 東北の草津、奥州三高湯の一つ
温泉街規模 6軒の温泉宿、1軒の共同浴場
アクセス 福島駅からバスで約40分、福島西IC・福島飯坂ICから車で約30分
参考URL 高湯温泉公式サイト

高湯温泉の乳白色の硫黄泉は、強酸性のpH値2.5~2.8を示し、硫化水素を含む特徴的な泉質です。

この泉質は、体内の活性酸素を抑制し、新陳代謝を促進するとされる効果があるといわれています。

すべての施設で源泉かけ流しを実施しており、加水・加温・循環を一切行わない自然のままの温泉を体験できることが、高湯温泉の大きな魅力です。

高湯温泉の魅力


出典:高湯温泉観光協会

福島を代表する名湯・高湯温泉は400年以上の歴史を持つ「奥州三高湯」のひとつ。

9つの自然湧出源泉から湧き出る乳白色の硫黄泉をすべての施設で源泉かけ流しで楽しめるという贅沢な温泉郷です。

共同浴場「あったか湯」では日帰りでも気軽に本格的な硫黄泉を堪能でき、老舗の「玉子湯」や「安達屋」「花月ハイランドホテル」などでは、渓流沿いの露天風呂や展望風呂で湯治気分を満喫できます。

高湯の湯は還元力と抗酸化力が高いとされ、肌を整えながら新陳代謝を促してくれる“美と癒し”の湯。

近くの磐梯吾妻スカイラインを走れば、吾妻小富士や浄土平、つばくろ谷といった絶景スポットにもアクセスでき、自然と温泉の両方を楽しめます。

福島市街地から車で約40分という便利さも魅力。心も体もリセットできる極上の温泉旅がここにあります。