【奥飛騨温泉郷】源泉かけ流し温泉|新穂高ロープウェイで空中散歩
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湯あがり ぽか子
温泉大好き40年のベテラン。「一湯一会」を逃さないために、常に手ぬぐいを持ち歩いています。長年の経験で、お湯を触っただけで大体の泉質がわかる特技を持ちます。温泉好きが高じて、温泉ソムリエ・温泉観光アドバイザーの資格を取得。日本の宝である「温泉文化」を皆さんにお伝えできることが喜びです!
北アルプスの麓、平湯・福地・新平湯・栃尾・新穂高の5つの温泉地からなる奥飛騨温泉郷は、豊富な湯量と多様な泉質を誇る温泉地帯です。
豊富な湯量を誇る源泉かけ流しの温泉は加水や加温をせず、大地から湧き出る新鮮な湯をそのまま堪能できる贅沢な体験を提供します。
標高3000メートル級の穂高連峰や槍ヶ岳を望む露天風呂では、四季折々の絶景を眺めながら心身を癒すことができます。
新穂高ロープウェイや上高地など、山岳観光地へのアクセスも良好で、温泉と観光の両方を満喫できる理想的なロケーションです。
目次
新穂高ロープウェイと上高地観光|北アルプスの絶景を巡る温泉旅

出典:新穂高ロープウェイ
奥飛騨温泉郷を訪れたなら北アルプスの雄大な自然を体感できる観光スポットは外せません。
中でも新穂高ロープウェイは、日本唯一の2階建てゴンドラで標高2156メートルの展望台まで上ることができ、360度の大パノラマが広がります。
西穂高岳、槍ヶ岳、笠ヶ岳をはじめとする北アルプスの名峰を間近に望む絶景は圧巻で、特に秋の紅葉シーズンには山全体が赤や黄色に染まる光景が楽しめます。
また、日本を代表する山岳景勝地である上高地は、奥飛騨温泉郷の玄関口「平湯温泉」からバス、タクシーで約30分のアクセス。
梓川の清流、河童橋からの穂高連峰の眺望、大正池の幻想的な風景など、標高1500メートルの別天地が広がります。
春から秋にかけてのトレッキングシーズンには、多くの登山客や観光客で賑わいます。
温泉宿を拠点に午前中は上高地散策、午後は新穂高ロープウェイで空中散歩、そして夕方からは源泉かけ流しの温泉でゆったりと疲れを癒すという、贅沢な1日を過ごすことができます。
山岳リゾートならではの魅力を存分に味わってください。
平湯温泉の源泉かけ流し宿|歴史ある名湯と露天風呂の贅沢

出典:ひらゆの森
平湯温泉は奥飛騨温泉郷の玄関口に位置し、戦国時代に武田信玄の家臣が発見したと伝えられる歴史ある温泉地です。
標高1250メートルの高地にあり、豊富な湯量と多彩な泉質が自慢で約40もの井戸・源泉があります。
平湯温泉を代表する日帰り温泉施設「ひらゆの森」では、男女別の大露天風呂をはじめとする多彩な湯船で源泉かけ流しの湯を楽しめます。
開放感あふれる露天風呂からは北アルプスの山並みを眺めることができ、四季折々の自然を感じながらの入浴は格別です。
宿泊施設では歴史ある旅館もあり、伝統的なおもてなしと源泉かけ流しの湯を提供しています。
客室は和室を中心に、落ち着いた雰囲気の中でゆったりと寛げる空間が用意されています。
料理は飛騨牛のすき焼きや朴葉味噌焼き、川魚の塩焼きなど地元の食材をふんだんに使った郷土料理が中心で、温泉と共に奥飛騨の味覚を堪能できます。
平湯温泉は上高地や乗鞍岳へのアクセスも良好で、観光の拠点としても最適な温泉地です。
福地温泉の源泉かけ流し宿|山奥の秘湯で過ごす至福の時間

出典:平湯温泉観光協会
福地温泉は平湯温泉からさらに山奥へ入った標高1000メートルほどの静かな山里に佇む、まさに秘湯と呼ぶにふさわしい温泉地です。
古くから湯治場として栄え、昭和の風情を残す温泉街には「福地温泉朝市」など、情緒あふれる風景が今も残されています。
福地温泉の最大の魅力は、静かな山里の環境の中で源泉かけ流しの温泉をゆったりと楽しめることです。
宿は11軒ほどの小規模な温泉旅館が中心で自家源泉を持つ宿もあり、趣向を凝らした露天風呂を備えています。
露天風呂からは四季折々の山の風景が楽しめ、特に秋の紅葉シーズンは色鮮やかな絶景が広がります。
泉質は単純温泉や炭酸水素塩泉で、肌に優しい柔らかな湯が特徴です。源泉温度は33~78℃程度です。
料理は飛騨牛のすき焼きや朴葉味噌焼きなど、山里ならではの素朴で温かみのある郷土料理が提供されます。
日常の喧騒から離れ、本物の癒しを求める方に最適な温泉地です。



