しんしのつ温泉 源泉かけ流しの拠点はホテルしんしのつ


出典:たっぷの湯
2026年06月25日更新

この記事を書いた人

湯あがり ぽか子

温泉大好き40年のベテラン。「一湯一会」を逃さないために、常に手ぬぐいを持ち歩いています。長年の経験で、お湯を触っただけで大体の泉質がわかる特技を持ちます。温泉好きが高じて、温泉ソムリエ・温泉観光アドバイザーの資格を取得。日本の宝である「温泉文化」を皆さんにお伝えできることが喜びです!

北海道石狩郡新篠津村、しのつ湖のほとりに道の駅と一体化した温泉施設「しんしのつ温泉たっぷの湯」は佇んでいます。

泉質は含よう素ナトリウム塩化物強塩温泉(高張性中性高温泉)。

地下約1,600メートルから汲み上げる茶褐色のヨウ素・臭素を含む強塩泉は「全国でも有数の温泉成分濃度」と紹介されるほどの高濃度ミネラル湯で、加温なしの源泉かけ流しで浴槽に注がれています。

「地産地消の健康グルメ村」として知られる新篠津村の野菜と温泉が旅人をもてなし、夏のキャンプ・グライダー体験、冬のワカサギ釣りと四季を通じて年間約10万人が訪れるしのつ湖畔のリゾートです。

新篠津村へ 石狩平野の小さな村としのつ湖の魅力

出典:しんしつの天文台

しんしのつ温泉は、北海道石狩郡新篠津村の「しのつ湖(篠津湖)」沿い、道の駅「しんしのつ」に併設して建っています。

道央自動車道・岩見沢ICから国道12号・道道81号を経由して車で約25分、札幌市内からは国道275号・新石狩大橋経由で車で約40分というアクセスです。

JRを利用する場合は函館本線・上幌向(かみほろむい)駅から新篠津バスで約16分で「道の駅しんしのつ」前に到着します。

新篠津村は人口約3,000人の道内でも小さな農村です。にもかかわらず年間約10万人の観光客が訪れる秘密は、しのつ湖を中心とした複合的な体験施設の充実にあります。

しのつ湖・しのつ公園・しんしのつ天文台・しんしのつ産直市場・グライダー場・パークゴルフ場・テニスコート・キャンプ場、そして温泉たっぷの湯が一帯を形成しており、大人から子どもまで一日たっぷりと遊べる「小さなリゾート村」として道央圏に定着しています。

施設入口には「ジュラストーン」と呼ばれる中生代ジュラ紀の石材が使われており、シダ植物やアンモナイトの化石を間近で観察できるユニークなエントランスも旅の記憶に残ります。


グライダー・ワカサギ釣り・天文台 四季の新篠津を体験する

出典:たっぷの湯

しんしのつ温泉の最大の魅力は、四季それぞれに全く異なる体験が温泉と組み合わせられることです。

春〜夏(5〜9月)は新篠津村のグライダー体験がハイライトです。石狩平野のなだらかな田園風景の上空をグライダーで滑走する体験は、北海道の広大な農地スケールを空から実感できる希少な機会です。
グライダーは地元のクラブが運営しており、体験コースへの参加が可能です。しのつ公園ではBBQランチやキャンプが楽しめ、しのつ湖でのカヌーも好評です。

冬(1〜3月)はしのつ湖のワカサギ釣りシーズンです。凍結した湖面にテントを張り、穴を開けてワカサギを釣る体験はファミリーに大人気で、釣り体験料には温泉入浴がセットになっているためコストパフォーマンスも抜群です。

通年で楽しめる「しんしのつ天文台」は、農村の光害が少ない夜空に輝く星々を観察できるスポットで、温泉でほぐれた体で見上げる満天の星は旅の締めくくりにふさわしい体験です。


新篠津野菜・地産地消の食卓

出典:たっぷの湯

「地産地消の健康グルメ村」というキャッチフレーズが示すとおり、新篠津村の食の豊かさは施設全体の大きな魅力です。

たっぷの湯のレストラン「大地のテラス 縁」では、新篠津産・北海道産の地元食材を活かしたシェフこだわりの創作料理が楽しめます。

勝手丼・自家製ローストビーフ・新篠津大豆100%使用の自家製くみ揚げ豆腐など70種類以上が並ぶ朝食ビュッフェは宿泊者以外も利用でき、しのつ湖を眺めながらの朝食は旅の贅沢なひとときです。

施設内の売店ではたっぷの湯オリジナル商品・新篠津村の特産品が揃い、温泉の帰りの土産選びも楽しめます。

道の駅しんしのつに隣接する産直市場ではさらに多彩な地元産品が揃い、旬のものを手に取る楽しみが旅に加わります。


ヨウ素・臭素入り強塩泉 しのつ湖を眺めながらの源泉体験

出典:たっぷの湯

しんしのつ温泉の泉質は含よう素ナトリウム塩化物強塩温泉(高張性中性高温泉)。

地下約1,600メートルから汲み上げる茶褐色の湯は、ヨウ素と臭素を豊富に含む全国でも有数の濃度を誇る強塩泉です。

2015年12月に新源泉の掘削とリニューアルを経て現在の泉質が確立されました。

ヨウ素は殺菌・消毒作用と新陳代謝の促進、臭素は神経鎮静・催眠効果があるとされており、ナトリウム塩化物泉の保温効果と組み合わさって体をじっくりと温め、湯冷めしにくい「温まりの湯」として地元の常連客に重宝されています。

加温なし・源泉かけ流し100%という貴重な提供方式で、浴槽には常に新鮮な源泉が注がれています。

内風呂の床面には「アルビノイエロー」という珍しい石材が使われており、露天風呂には石英の一種「クォーツホワイトグリーン」が敷き詰められています。

露天風呂からはしのつ湖の水面が一望でき、夏の新緑・秋の紅葉・冬の雪景色と四季ごとに表情が変わるレイクビューが温泉の魅力を高めています。

家族風呂はヒノキの香りが漂う貸切仕様で、1時間のプライベートな温泉時間が楽しめます。宿泊施設では全室からしのつ湖を眺められるレイクビューが自慢です。


しんしのつ温泉の源泉かけ流し概要

出典:たっぷの湯

泉質: 含よう素ナトリウム塩化物強塩温泉(高張性中性高温泉・旧泉質名:含臭素・ヨウ素食塩泉)

特徴: ヨウ素・臭素を豊富に含む・全国でも有数の温泉成分濃度

湧出深度: 地下約1,600メートル

湯色: 茶褐色

源泉かけ流し: 加温なし・100%源泉かけ流し(2015年12月新源泉稼働)

効能: リウマチ・関節症・腰痛症・神経痛・五十肩・打撲・捻挫・疲労回復・健康増進・冷え性・皮膚乾燥症


旅の余韻

出典:たっぷの湯

しのつ湖が夕日を受けてオレンジ色に染まる露天風呂で、茶褐色の強塩泉に体を沈めます。

ヨウ素と臭素が溶け込んだ全国有数の濃度の湯が、石狩平野の農村の静寂とともにじわじわと体の芯を温めていきます。

グライダーで上空から見渡した田園の広がりと、ワカサギ釣りで覗いた湖の底の静けさと、炎の華キムチラーメンの心地よい辛さが、一日の記憶として重なります。天文台で満天の星を見上げながら、札幌から40分の場所にこんなにも豊かな時間があることに気づく。

しんしのつ温泉は、小さな農村が作り出した「ちょうどいい旅」の教科書のような場所です。