【兵庫】日本三名泉の「有馬温泉」1泊2日旅!紅葉の名所に王道観光スポットを満喫
秋の過ごしやすい季節、旅行へ出かける方も多いのではないでしょうか。「観光地を巡って、ゆったり温泉に浸かりたい」とお考えではありませんか? 兵庫県にある有馬温泉は日本三大古湯にして日本三大名泉にもランクインしている歴史ある名湯です。 今回はそんな有馬をゆったり観光できる1泊2日プランをご紹介します。秋ならではの絶景紅葉スポットを含め、王道観光地は外さないプランになっています。温泉もグルメも効用もすべて満喫したい方におすすめです。有馬のおすすめグルメやお土産もあわせてご紹介していきます。
目次
この旅行プランはこんな人におすすめ
・1泊2日でゆっくりしつつ観光地巡りもしたい
・温泉が好き
・王道の観光スポットは外さずまわりたい
・紅葉のきれいな景色を見たい
・食べることが好き
・散歩も兼ねて徒歩で温泉街を巡りたい
旅のしおり
【Day1】ゆったりお昼スタート
〈12:00〉有馬バスターミナルに到着
のんびりお昼到着で有馬観光スタート!
↓
〈12:10〉ねね橋で記念撮影
有馬の有名写真スポット。
ねねの像をバックに、橋と紅葉も入れると素敵な写真を撮ることができます!
↓
〈12:30〉蕎麦 土山人でランチ
名物の「すだち蕎麦」は爽やかな味わいで癖になります。
↓
〈14:00〉瑞宝寺公園へ
兵庫県でも有数の紅葉の名所。
紅葉シーズン限定でオープンする「もみじ茶屋」でぜんざいやだんごを楽しむことができます。
↓
〈16:00〉宿にチェックイン
↓
〈19:30〉太閤橋と湯けむり広場のライトアップ観光
【Day2】2日目スタート!
〈11:00〉温泉寺御祖師庵へ
温泉寺の境内にある資料館です。
絵巻物の展示やビデオ解説があり、有馬温泉の歴史を学ぶことができます!
↓
〈12:30〉あり釜めし くつろぎやでランチ
淡路島直送の新鮮な海鮮を使用した絶品釜飯です。
ゴロゴロとした大きな鮭・鯛・タコ、そして山菜が入った「くつろぎ釜飯」が一番人気。
↓
〈13:30〉温泉街を散策 有馬本街道(湯本坂)へ
温泉街の風情ある通りとなっています。
道沿いにはお土産屋や食べ歩きのできるお店がたくさん!
↓
〈14:30〉太閤通りでお土産散策
有馬温泉駅とバスターミナルの間にある太閤通りには、お土産店が軒を連ねています。
↓
〈16:00〉有馬を出発
準備 旅行は準備からスタート!
出典:写真AC
持ち物チェックリスト
旅行は準備から楽しいものですよね。ただ旅先に行って緊急事態がないとも言い切れないので、忘れ物には十分気をつけておきましょう。
いつもお出かけ時に持っている持ち物のほか、旅行中には下記を忘れずに持っていくと安心です。
・紫外線対策アイテム(帽子・襟元カバー・日傘など)
・お水
・保険証・お薬手帳
・常備薬
・携帯の充電器
・杖
・緊急連絡先メモ
トイレの位置を確認
旅行に出かける前にトイレの位置をチェックしておくことも大切です。
トイレの位置を確認しておけば、いつトイレに行きたくなるか不安に感じることもありませんし、トイレに行くことを考えて水分を控えたすえに熱中症になることも防げます。
トイレの場所、多目的トイレの有無、ひざに持病を抱えている方などであれば洋式のトイレがあるのかも確認しておくと安心ですね。
段差、高低差の確認
地図で見ると平坦な道でも実際に行ってみると急斜面だった、階段があるのはわかっていたけど段差が多すぎた、ということも少なくありません。事前にチェックしておくことをおすすめします。
足腰に不安がある方は、段差が多い観光地は避けて段差のない道を探しておいたり、別の場所を観光したりしても良いでしょう。
病院もチェック
小旅行中は楽しく過ごせるに越したことはありませんが、いつ何が起きるかわかりません。万が一に備えて、観光地近くの救急病院の場所や連絡先もチェックしておくと安心です。
有馬温泉1泊2日旅スタート
【Day1】駅前のバス停留所「有馬温泉」到着!
〈12:00〉
温泉街の中に位置するコンパクトなバスターミナル。観光パンフレットもここで手に入れることができます。2階にはトイレや待合室、自動販売機、コインロッカーもあるので、出発前にトイレ休憩を取ったり不要な荷物を預けたりしておくのがおすすめです。
建物のすぐ脇の道を入っていくと、そこは有馬本街道(湯本坂)と呼ばれる有馬温泉街のメイン通りとなっています。お土産店や食べ歩きのできるお店が立ち並び、温泉街の風情ある雰囲気を楽しめます。
〈施設情報〉
・住所:兵庫県神戸市北区有馬町789番地
・電話番号:078-904-0226
・観光マップ:Day1 A地点
↓
↓徒歩5分
↓
【Day1】有馬の有名スポットねね橋で記念撮影
〈12:10〉
真っ赤な欄干が美しい有馬の有名な観光スポットねね橋。
橋の前に建っている像は、秀吉の正妻ねねです。有馬温泉を気に入っていた秀吉は、ねねを連れて何度も有馬を訪れていました。ねね像の見つめる先には、有馬川を挟んで太秀吉像が建っているのでこちらもぜひ注目してみてはいかがでしょうか。
ねね橋を訪れたら、記念写真がお約束です。写真はねね像をバックに、橋と紅葉も入れましょう。
〈施設情報〉
住所:兵庫県神戸市北区有馬町1400
観光マップ:Day1 B地点
↓
↓徒歩10分
↓
【Day1】蕎麦 土山人で名物「すだち蕎麦」を堪能
〈12:30〉
有馬土山人はミシュランガイドのビブグルマンにも掲載されたことのある本格手打蕎麦専門店です。
名物は、どんぶり一面に敷き詰められたすだちが特徴の「すだち蕎麦」(1,500円)。見た目のインパクトはさることながら、コシのある蕎麦にすだちの爽やかな味わいが癖になります。土山人を訪れたら、やはり一度はいただいておきたい逸品ですね。
店は純和風な造りで落ち着いた空間になっているので、くつろいでお食事いただけます。
有馬土山人は人気店のため、土日祝日は待ち時間が発生するほど混みあいます。平日や開店間近を狙って訪れた方が、スムーズに入店できる可能性は高いでしょう。
〈店舗情報〉
店舗名:有馬 土山人(ありま どさんじん)
住所:兵庫県神戸市北区有馬1056
電話番号:078-904-3036
定休日:水曜日
営業時間:11:00~15:00、17:00~20:00(ランチは予約不可)
観光マップ:Day1 C地点
↓
↓徒歩15分~20分
↓
【Day1】瑞宝寺公園で紅葉狩り
〈14:00〉
瑞宝寺公園は兵庫県内でも有数の紅葉の名所です。
明治初期まで存在した瑞宝寺の跡地に作られました。園内にはカエデ等が約2,000本植えられていて、紅葉シーズンには赤く染まった美しい風景が広がります。秋の有馬観光には外せません。
紅葉シーズンには、季節限定で「もみじ茶屋」がオープンします。散策の途中で立ち寄って、紅葉に囲まれた自然の中、一休みしてはいかがでしょうか。ぜんざいやだんご、黒蜜、ホットコーヒー、甘酒などがいただけます。
〈施設情報〉
・瑞宝寺公園
住所:兵庫県神戸市北区有馬町1749番地
開園時間:24時間入園自由
定休日:なし
入園料金:なし
紅葉見頃時期:11月上旬~中旬
観光マップ:Day1 D地点
・もみじ茶屋
期間:10月末頃~11月末頃
営業時間:10時頃~16時頃
定休日:なし
↓
↓徒歩15分~20分程度
↓
【Day1】宿にチェックイン
〈16:00〉
温泉街から徒歩5分程度の宿へ宿泊。
太閤橋から近い宿であれば、夜のライトアップ観光にもお出かけしやすいでしょう。
↓
↓徒歩約10分
↓
【Day1】太閤橋と湯けむり広場のライトアップ観光
〈19:30〉
ねね橋の向かいにかかる太閤橋は、夜になるとライトアップされます。有馬川の両岸にも、あたたかな光を放つ旅館が並び、昼の温泉街とは違った幻想的な風景を楽しめます。
太閤橋のすぐそばには秀吉像の鎮座する湯けむり広場があり、こちらも噴水がライトアップされています。
宿でお食事の後は、夜の温泉街へお散歩に出かけられてみてはいかがでしょうか。
〈施設情報〉
・太閤橋
住所:兵庫県神戸市北区有馬町
観光マップ:Day1 E地点
・湯けむり広場
住所:兵庫県神戸市北区有馬町
観光マップ:Day1 F地点
【Day2】
旅館出発
↓
↓徒歩5分
↓
【Day2】温泉寺御祖師庵で有馬温泉の歴史に触れる
〈11:00〉
有馬温泉の歴史を知れる温泉寺境内の資料館。
歴史を物語る絵巻物や人形、有馬温泉の繁栄と復興に貢献した行基と仁成の像が展示されています。ご住職様がビデオで絵解きしながら有馬の歴史を解説もしてくれます。
〈施設情報〉
・住所:兵庫県神戸市北区有馬町1643
・電話番号:078-904-0650
・営業時間:9:00~16:30
・定休日:無休
・拝観料:大人100円、小人50円
・観光マップ:Day2 A地点
↓
↓徒歩5分~10分
↓
【Day2】あり釜めし くつろぎ家でランチ「くつろぎ釜飯」を堪能
〈12:30〉
淡路島直送の新鮮な海鮮や厳選された山菜を堪能できる釜飯の御食事処です。
くつろぎ家の釜飯は、ゴロゴロとした大きな具材がたくさん敷き詰められている贅沢感が特徴。海鮮や山菜からにじみ出た旨味がお米によく染み込んでいます。中でも、鯛・鮭・山菜・タコをふんだんに使った「くつろぎ釜飯」(1,450円)が人気の一品です。
古民家を改装しており、趣のある外観に中はゆったり座れるお座席となっています。
〈施設情報〉
・住所:兵庫県神戸市北区有馬町839-2
・電話番号:078-903-1550
・営業時間:11;00~20:00
・定休日:火曜日
・観光マップ:Day2 B地点
↓
↓徒歩10分
↓
【Day2】温泉街を散策 有馬本街道(湯本坂)
〈13:30〉
有馬温泉街のメイン通りといえば有馬本街道(湯本坂)です。
石畳の道に木造の店が立ち並び、温泉街独特の風情を存分に堪能することができます。お土産店から食べ歩きのできるお店まで揃っているため、散策しながら気になった店にふらっと立ち寄ってみましょう。
ただ、湯本坂はその名の通り坂になっています。心配な方は杖を持参した方が安心して散策できるかもしれません。
おすすめの食べ歩きグルメ①竹中肉店の「お肉屋さんコロッケ」
竹中肉店は国産黒毛和牛や神戸牛を扱う専門店です。
黒毛和牛のミンチが入った「お肉屋さんのコロッケ」(150円)は、サクサクの衣にホクホクのじゃがいもがたっぷり入った店の看板メニュー。食べ歩きにはちょうど良いお供になるでしょう。
他にも人気メニュー「お肉屋さんのミンチカツ」(280円)や「神戸牛串」(1,600円)があります。
おすすめの食べ歩きグルメ②和菓子工房ありまの「酒まんじゅう」
有馬名物「酒まんじゅう」(90円)も散策のお供におすすめです。
店頭で蒸して販売されているため、出来立てを味わえるのがうれしいポイントですね。温泉の蒸気で蒸された酒まんじゅうからは、ほのかに温泉の香りが漂います。酒の風味がしっかりついた生地と甘さ控えめのあんこが絶妙に調和し、有馬で長年愛されている逸品です。
他にも、黒糖が香ばしい「かりんとう饅頭」(100円)も人気で、運が良いと出来立てをいただけます。
おすすめのお土産①灰吹屋西田筆店の「有馬人形筆」
有馬人形筆は450年の歴史をもつ伝統工芸品。子宝授与の縁起物として作られてきました。
鮮やかな色合いが美しい筆の柄は、絹糸を一本一本手で巻いて模様を織り成しています。筆先を下に向けると筆軸から小さな人形がひょっこり!このなんともかわいらしい「からくり筆」(3,300円)は、書道用にも絵筆にも使用することができます。
有馬ならではのお土産にいかがでしょうか。
〈店舗情報〉
・竹中肉店
住所:兵庫県神戸市北区有馬町813
電話番号:078-904-0298
営業時間:9:00~18:00
定休日:水曜日
観光マップ:Day2 C地点
・和菓子工房ありま
住所:兵庫県神戸市北区有馬町1198
電話番号:078-903-1995
営業時間:9:00~18:00
定休日:不定休
観光マップ:Day2 D地点
・灰吹屋西田筆店
住所:兵庫県神戸市北区有馬町1160
電話番号:050-7125-1393
営業時間:10:00~16:00
定休日:水・木曜日
観光マップ:Day2 E地点
↓
↓徒歩10分
↓
【Day2】太閤通りでお土産散策
〈14:30〉
有馬の温泉街を散策するなら、有馬本街道(湯本坂)と並んで外せないのが太閤通り。有馬温泉駅とバスターミナルの間に位置する通りで、お土産店が立ち並んでいます。
おすすめお土産②湯之花堂本舗の「炭酸せんべい」
有馬の銘菓「炭酸せんべい」(30枚入648円)はお土産としておすすめです。
店頭でも手焼きしており、焼きたてを味わえます。「賞味期限は5秒」と言われ、焼きたてのひと口目にしか味わえないソフトな口当たりと広がる甘みは食べてみる価値ありです!ふた口目から本来のバリバリ食感になっていく変化も楽しめます。
おすすめお土産③三ツ森本店の「よい湯まんじゅう」
三ツ森本店名物の温泉まんじゅうは、蒸したても1個80円から販売されています。一口サイズで食べやすく、生地には山芋と黒糖が使われており風味豊かでしっとりしています。あんこは程よい甘さのこしあんで、お土産(8個入り850円)にもおすすめ。
おすすめ土産④吉高屋の「カメ印 自宅湯原料 金湯・銀湯」
太閤通りから少し外れて、有馬温泉駅の前にあるお土産店「吉高屋」
カメ印のパッケージが特徴の入浴剤や美肌石鹸、化粧水等のスキンケア製品は、有馬でも特に女性に人気のお土産です。「神戸セレクション」にも選定されました。
「カメ印自宅湯原料 金湯・銀湯」(216円)は、有馬温泉の温泉分析書に基づいて創られた本格的な入浴剤。金湯には塩化ナトリウムや鉄分が配合されており身体がよく温まります。銀湯には炭酸水素ナトリウムとメタケイ酸が配合されており肌を保湿します。
〈店舗情報〉
・湯之花堂本舗 太閤通り店
住所:兵庫県神戸市北区有馬町1645
電話番号:078-904-1405
営業時間:9:00~18:00
定休日:なし
観光マップ:Day2 F地点
・三ツ森本店
住所:兵庫県神戸市北区有馬町290-1
電話番号:078-903-0101
営業時間:8:00~20:00
観光マップ:Day2 G地点
・吉高屋
住所:兵庫県神戸市北区有馬町259
電話番号:078-904-0154
営業時間:9:00~20:00
定休日:水曜日(祝日の場合は営業)
観光マップ:Day2 H地点
↓
↓徒歩10分
↓
【Day2】有馬を出発
〈16:00〉
1泊2日の有馬旅行もここで終わりです。
ゆっくりしつつ、観光もお楽しみいただけたのではないでしょうか。
有馬温泉は実は桜の名所でもあります。有馬川沿いの桜並木は美しく、暗くなるとライトアップされた幻想的な夜桜が見られます。街の至るところで桜を見られる春の季節にもまた有馬を訪れたいものですね。
観光マップ
【Day1】
A:阪急バス有馬案内所
B:ねね橋
C:土山人 有馬店
D:瑞宝寺公園
E:太閤橋
F:湯けむり広場
【Day2】
A:温泉禅寺
B:くつろぎ家
C:竹中肉店
D:和菓子工房ありま
E:灰吹屋西田筆店
F:湯の花堂本舗 太閤通店
G:三ツ森本店
H:吉高屋
いますぐ秋の心地よい空気と有馬温泉を堪能する旅に出かけよう
出典:写真AC
今回は「有馬を堪能する1泊2日の旅」プランをご紹介しました。この秋は、日本三大名泉の有馬温泉に浸かって身体を癒しつつ、有馬のおいしいグルメや紅葉の絶景を堪能してみてはいかがでしょうか。
<関連記事>
・有馬温泉は日本最古級か – 名湯の歴史を学ぶ旅にでかけよう
・<2020年版>有馬温泉グルメを堪能!おすすめスポット16選