自宅で簡単に健康維持!足湯の効果と正しい浸かり方


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更新日:2024年5月9日

温泉地でよく見かける「足湯」。気軽に行える入浴方法ですが、足湯にはさまざまな効果があることをご存じでしょうか。ここでは、足湯の6つの効果と正しい足湯の浸かり方をご紹介します。

足湯の6つの効果

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「足湯」には、以下の6つの効果が期待できます。

1.冷え性改善
2.リラックス効果
3.不眠解消
4.むくみ改善
5.免疫力アップ
6.高齢者の転倒防止

一つずつ見ていきましょう。

冷え性改善

手や足先の血管が収縮して、血の巡りが悪くなることで、冷えが生じる症状を「冷え性」といいます。

足湯は、足先の収縮した血管を広げ、血の巡りをよくすることができます。

そのため、冷え性の改善効果が期待できるのです。

また、ふくらはぎは、第二の心臓と呼ばれています。

足湯で温められた血液が、ふくらはぎから全身へと送られ、体全体を温めることができます。

リラックス効果

足湯では、リラックス効果を得ることもできます。

全身の血の巡りを改善し、緊張した筋肉がほぐれることで、心身ともにリラックスした状態へと導いてくれるのです。

不眠解消

足湯は、副交感神経を優位にする効果あります。

副交感神経の働きを高めることで、眠りにつきやすい状態となります。

寝付きが悪い方は、就寝前に足湯をすると良いでしょう。

むくみ改善

むくみの原因は、体内に滞っている老廃物や水分が原因とされています。

足湯で血流を促してあげることで、足先に溜まった老廃物が排出されます。

一日中立ち仕事をしている方やむくみが辛い時には、ぜひお試しください。

免疫力アップ

人間の体温は、1度下がると免疫力がおよそ30%下がると言われています。

足湯を行うことで血流がよくなり、体温が上昇します。

冬場など免疫力を付けたい時は、足湯を取り入れて免疫力アップにつなげましょう。

高齢者の転倒防止

転倒は、足の筋肉の硬直やむくみが原因と言われます。

足湯を行うことで、筋肉が温まり、足の柔軟性が増します。

その結果、バランスを崩しても踏みとどまることが可能となり、転倒防止へと繋がるのです。

参考:ヘルスUP 健康づくり|足湯、免疫機能を高める可能性も 寝付きにも効果
参考:小阪フィットネスクラブ|足湯でデトックス


足湯の正しい浸かり方

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ここでは、足湯の正しい浸かり方をご紹介します。

お湯はふくらはぎくらいまで

足湯は、ふくらはぎが浸かるくらいの量で行うことがおすすめです。

ふくらはぎは、血を心臓に送るポンプの役割があるため、温めることで血の巡りを良くすることができます。

温度は38~40℃くらいがベスト

ややぬるめに感じる温度ではありますが、副交感神経を刺激するのに適しているとされています。

冷たいと体力を消耗する可能性があるため、温度が下がってきたら、お湯をつぎ足し温度調整を行いましょう。

浸かる時間は20分程度を目安に

全身浴の場合は、身体への負担が大きくなるため長湯はよくないとされています。

しかし、足湯の場合は、足だけを浸けるのでやや長めでも問題ありません。

ただし、初めて足湯を行う場合は7~20分内を目安に行い、体調の変化など様子を見ながら行うようにしましょう。

また20分程度という時間はあくまでも目安です。途中で気分が悪くなった場合は、無理をして長く続ける必要はありません。

食後は1時間程度の休憩を挟んでから

足湯によって足に血が集まると、胃腸の運動が弱まり消化不良となる可能性があります。

食後に足湯を行う場合は、1時間程度、食休みの時間を挟んだうえで行うようにしましょう。


足湯の効果をアップさせる3つのポイント

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足湯には、より効果を高めるための3つのポイントがあります。

ポイント1.水分補給は「白湯」で

足湯の効果を高めるには、足湯の前後に白湯での水分補給がおすすめです。

白湯には、動脈や毛細血管を広げ、血液の流れを良くする効果が期待できます。

また、内臓の動きも良くなり、デトックス効果が得られるのです。

参考:lifehacker|全身ぽっかぽか! 風邪にも効果的な「毒出し足湯」のすすめ

ポイント2.足湯の後は、足首を回そう!

足湯をおこなった後は、足首を回し、血の巡りをアップさせましょう。

足首には、大事な神経や血管が集まっています。

血流がよくなっている状態で足首を回してあげることで、代謝アップや冷え性改善にも繋がります。

参考:わたしが目覚める温度マガジン ど|冷え性やむくみに!足湯の効果を最大限に引き出す方法

ポイント3.足湯後は、保湿ケアをしっかりと

長時間お湯に足を浸していると、皮膚の油分が奪われます。

足湯の後は、保湿クリームを塗って乾燥を防ぎましょう。