妊娠中の温泉は大丈夫?泉質や入浴時に気をつけるポイントを解説


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更新日:2024年4月23日

妊娠中は思うように身体が動かず、気持ちも不安定になりやすいものです。身体を癒すため、赤ちゃんが生まれる前の夫婦水入らずの時間を過ごすために温泉旅行へ出かけたいと考える人も多いのではないでしょうか。しかし、妊娠中の温泉は大丈夫なのか不安に感じる方もいることでしょう。そこで今回は、妊娠中でも浸かることのできる泉質や入浴の際の注意点をご紹介します。

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妊娠中に温泉に浸かることはできる?

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結論から言えば、妊娠中に温泉に浸かること自体に問題はありません。

しかし、妊娠初期には出血しやすい恐れが、また妊娠後期には破水や転倒の恐れがあるため、注意が必要です。

そして、銭湯やスパなど大衆浴場は、感染症のリスクが高まるためあまりおすすめできません。

妊娠中の温泉は避けるべきという声もありますが、上記のような理由からであり、注意さえ怠らなければ問題ないとされています。

参考:日産婦医会報|妊婦と温泉


妊娠中の温泉で避けたい泉質とおすすめの泉質

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妊娠中の温泉は問題はないとお伝えしましたが、避けるべき泉質の温泉もあります。

安心して温泉を楽しむためにも、ぜひチェックしておきましょう。

妊娠中に避けたい泉質

妊娠中に避けた方がよい泉質は下記の4つです。

1.酸性の温泉
2.アルカリ性の温泉
3.硫黄泉
4.ラジウム温泉

なぜ、避けた方がよいとされるのか、詳しく見ていきましょう。

避けたい泉質1:「酸性の温泉」

酸性の温泉は、古い角質を剥がす作用や殺菌作用が強いとされています。

妊娠中の身体はさまざまな変化が生じており、普段肌にトラブルが少ない方でも、妊娠中は敏感肌になることもあります。

肌トラブルが多くなる妊娠中は、肌に刺激が強い酸性の温泉は避けた方がよいでしょう。

避けたい泉質2:「アルカリ性の温泉」

アルカリ性の温泉は、お湯がぬるぬるしている特徴をもっています。

ぬるぬるしているお湯は、床が滑りやすく転倒の危険があります。

特に妊娠後期はお腹が大きくなり足元が見えづらいため、転倒リスクのあるアルカリ性の温泉は避けたほうが良いでしょう。

避けたい泉質3:「硫黄泉」

卵が腐ったような独特の匂いをもつ「硫黄泉」。

硫黄泉は匂いのほか、お湯が濁っていることも特徴の一つです。

湯船内では足元が見えづく転倒リスクがあるため、硫黄泉も妊娠中は避けた方が良いでしょう。

避けたい泉質4:「ラジウム温泉」

ラジウム温泉と聞くと、放射能をイメージする方もいるかと思います。

温泉中に含有されるラドンは体内に取り込まれても数時間で排泄されるため、身体や胎児に影響を与える泉質というわけではありません。

しかし、ラジウム温泉はピリピリとした刺激を感じる場合があります。

肌が敏感になっている妊娠中は、刺激の強いラジウム温泉もまた、避けた方がよいでしょう。

妊娠中におすすめの泉質は、単純泉

妊娠中には、単純温泉(単純泉)がおすすめです。

単純温泉とは、温泉に含まれる含有成分の量が一定量に達していないものを指します。

そのため、他の泉質に比べると効能成分が薄く、体への刺激が少ないのが特徴です。

そのため、妊娠中の方だけでなく、高齢者、アトピー性皮膚炎など肌に疾患を持っている方にもおすすめの泉質です。

参考:moony|妊婦は温泉に入っても大丈夫?効果と注意点は?


妊娠中に温泉に浸かる際の4つの注意点

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妊娠中に注意すべきことは、泉質だけではありません。

妊娠中でも安全に温泉を利用するために、下記の4つのことに注意しましょう。

1. 長湯は禁物!10分程度を目処に

妊娠中の身体は通常と異なり、さまざまな変化が見られます。

普段、温泉に長湯しても問題ない方でも、妊娠中はのぼせたり、疲れたり、めまいや貧血を引き起こすこともあります。

そのため、妊娠中に湯船に浸かる場合は、長湯は避け、10分程度の入浴にとどめておくようにしましょう。

2. 温度差に注意!高温の湯は避けること

温泉には、高温のお湯が注がれている温泉があります。

高い温度の湯船に浸かると血圧が上昇する可能性があるため、避けるようにしましょう。

湯船に浸かる場合は42℃以下の温度が適しています。湯温を確認したうえで、浸かるようにしてください。

3. 転倒に注意!

温泉の中には、お湯にぬめりがあるものもあります。また、ぬめりがないお湯でも、浴室内は塗れているので滑りやすくなっています。

妊娠中に転倒すると、転ぶことによりお腹が刺激され、破水や胎盤が剥がれる危険性があります。

温泉へ入浴する際は、脱衣所に入った時点からいつも以上に慎重な行動を心掛けましょう。

ただし、自分だけが注意しておけばいいというわけでもありません。

浴場内には他にも入浴している方がいますし、子どもが走り回っている場合もあります。巻き込まれないように周りにも十分注意しておくことが大切です。

4. 1人での入浴は避ける

妊娠中に温泉に浸かる場合は、1人での入浴や周りに誰もいない場所での入浴は避けた方が良いでしょう。

万が一、温泉で倒れてしまった場合、発見が遅れてしまう可能性があるからです。

気分が悪くなったり倒れたり、万が一のケースを考えて、温泉の中で1人になるような状況は避けるようにしましょう。

参考:西松屋|妊娠中でも温泉に行きたい!効果と注意点
参考:moony|妊婦は温泉に入っても大丈夫?効果と注意点は?


泉質の特徴や注意点を確認して妊娠中も安全に温泉を満喫しよう

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妊娠中は、ホルモンバランスの乱れや初めての経験で不安になる方も多く、気分が休まりにくいため温泉に浸かってリラックスしたいと思う方も多いことでしょう。

元気な赤ちゃんを産むためには、お母さんである妊婦さんがまずは心身ともに元気でいる必要があります。

今回ご紹介した注意点を参考にしながら、安全に十分配慮し温泉を楽しんでください。