伊香保温泉の歴史を感じれるおすすめスポット3選

伊香保温泉は、戦国武将の武田信玄や息子の武田勝頼にゆかりのある温泉です。江戸時代に幕府の命によって設けられた伊香保関所や、明治の文豪である徳冨蘆花にちなんだ徳冨蘆花記念文学館、そして紅葉の名所でもある河鹿橋を紹介します。

江戸時代にできた制度の一つ「伊香保関所」

伊香保関所は寛永8年に幕府の命により設けられましたが、その関所を復元したものが石段を少し上がったところにあります。

もともと伊香保関所は、かつての三国街道の裏往還といわれる渋川から伊香保・東村を通って中山宿へ行く要所にありました。

施設内には仏像をはじめ、豊富な資料が展示されています。

<施設情報>
・住所:群馬県渋川市伊香保町伊香保34
・電話番号:0279-22-2873
・営業時間:9:00~17:00

伊香保温泉の隠れた名所「河鹿橋」

河鹿橋は伊香保温泉の最奥部にあり、春は新緑、秋はもみじを中心とした紅葉の人気スポットになっています。

歴史はさほど古くはありませんが、ジブリアニメ「千と千尋の神隠し」に登場した橋であると噂されたことから、1年を通して多くの観光客が訪れる場所となっています。

自然に囲まれた場所であり、各シーズンで様々な表情を見せてくれ、歴史上の人物たちも同じような伊香保の景色を眺めたかもしれません。

<施設情報>
・住所:群馬県渋川市伊香保町伊香保586-2
・電話番号:027-374-5111(榛名観光協会)

明治の有名文豪の記念館である「徳冨蘆花記念文学館」

徳冨蘆花は小説「不如帰(ほととぎす)」で有名な明治の文豪で、自然あふれる伊香保温泉が気に入って生涯において頻繁に足を運んでいます。

徳冨蘆花記念文学館では、徳冨蘆花が定宿としていた旅館の離れを移築・復元し、記念館として公開されています。

徳冨蘆花の写真や書簡、遺品、文学作品といったさまざまな資料を揃えた展示館もあり、そこでは蘆花の生い立ちから時代背景などについて触れることができます。

提供:徳冨蘆花記念文学館

<施設情報>
・住所:群馬県渋川市伊香保町伊香保614-8
・電話番号:0279-72-2237
・営業時間:8:30~17:00

伊香保温泉へ出かけて文学の世界に足を踏み入れよう

伊香保は明治時代から多くの文士たちが訪れ、徳冨蘆花のように伊香保温泉を愛し、伊香保温泉に定宿をもっていた文豪もいます。

そんな自然豊かな伊香保温泉を訪れて、当時の文士たちが見た景色を堪能するのもいいのではないでしょうか。

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