【銀山温泉】の源泉かけ流し|大正ロマン街としろがね湯を楽しむ旅
目次
国指定史跡 延沢銀坑洞で歴史探訪|銀山温泉の名の由来となった銀鉱山跡
出典:山形県観光物産協会
銀山温泉の名の由来である延沢銀山(のべさわぎんざん)は、室町時代後期から江戸時代にかけて栄えた銀鉱山です。
最盛期には多くの人々が働き、島根の石見銀山、兵庫の生野銀山と並ぶ日本三大銀山の一つと称されました。
元禄2年(1689年)に大崩落が起き廃山になりましたが、その跡地は現在「延沢銀山遺跡」として国指定史跡に登録されています。
温泉街から徒歩約15分、白銀公園内にある「銀坑洞」では照明付きの遊歩道が整備され、浴衣姿でも気軽に見学可能。
坑内は年間を通してひんやりとした空気に包まれ、黒く変色した岩肌が往時の採掘跡を物語ります。
冬季は閉鎖されるため訪問は春〜秋がおすすめです。
銀山温泉の源泉かけ流し温泉の概要|泉質と特徴を知る
出典:銀山温泉案内所
銀山温泉の湯は開湯以来約500年にわたって地元の人々と旅人に愛され続けてきた名湯です。
泉質は「ナトリウム-塩化物・硫酸塩泉(低張性中性高温泉)」で、一部の施設では「含硫黄-ナトリウム-塩化物・硫酸塩泉」と表記されています。
無色透明でやや塩味があり、わずかに硫化水素の香りが漂うのが特徴。
源泉温度はおおむね60〜66.5℃と高めで、加水せずそのまま源泉かけ流しで使用している旅館が多いのも特徴。
湯の花が浮かぶ湯は肌あたりがやわらかく、入浴後も湯冷めしにくいと評判です。
pH値は6.6〜6.9の中性で刺激が少なく、敏感肌の方でも安心して楽しめます。
銀山温泉には複数の源泉があり、湧出量も豊富。各宿では自家源泉または共同源泉を引き込み、常に新鮮な湯を提供しています。
銀山温泉の源泉かけ流し温泉の概要
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 泉質 | ナトリウム-塩化物・硫酸塩泉(低張性中性高温泉) 一部施設では含硫黄-ナトリウム-塩化物・硫酸塩泉 |
| 効能 | 神経痛、筋肉痛、関節痛、リウマチ、皮膚病、創傷、婦人病、痔疾、胃腸病、疲労回復、冷え性、健康増進 |
| 源泉温度 | 約60〜66.5℃ |
| pH値 | 6.6〜6.9(中性) |
| 湧出量 | 豊富(施設により異なる) |
| 特徴 | 開湯約500年の歴史を持つ名湯。無色透明でわずかに塩味があり、硫化水素の香りが特徴。源泉かけ流しの宿が多く、湯の花を楽しめる施設もある。保温効果が高く、湯冷めしにくい。 |
| 参考 | 銀山温泉 公式サイト |
銀山温泉の魅力

出典:銀山温泉案内所
銀山温泉の源泉かけ流しは約500年の歴史と大正ロマンの情緒が調和する、唯一無二の温泉体験を提供してくれます。
隈研吾氏設計の「しろがね湯」での日帰り入浴や、古勢起屋別館・能登屋旅館・銀山荘といった老舗旅館での宿泊で、肌にやさしい源泉かけ流しの湯を心ゆくまで堪能できるのが魅力です。
温泉街の木造多層建築が並ぶ情緒あふれる街並みや、ガス灯の灯りに包まれた幻想的な夜景、そして国指定史跡・延沢銀坑洞での歴史探訪など見どころも豊富。
四季折々に表情を変える銀山温泉で大正ロマンと本物の源泉かけ流し温泉の魅力をぜひ体感してください。



