源泉かけ流し【塩原温泉郷】｜もみじ谷大吊橋で大自然を満喫

塩原渓谷ともみじ谷大吊橋｜温泉郷を彩る自然の絶景

出典：塩原温泉観光協会

塩原温泉郷の湯を楽しんだなら、ぜひ足を延ばしたいのが、雄大な塩原渓谷の自然美です。

温泉街のランドマークとして親しまれる「もみじ谷大吊橋」は、全長320m、高さ約30mを誇る本州最大級の歩行者専用吊橋。

塩原ダム湖の上空に架かるこの橋を渡れば、眼下には塩原渓谷のパノラマが広がります。

特に秋、渓谷を赤や黄色に染め上げる紅葉の美しさは格別。

もちろん、春の萌える新緑、夏の濃密な深緑、冬の静謐な雪景色と、季節ごとに表情を変える渓谷美も見逃せません。

渓谷随一の名瀑「竜化の滝」は、三段に流れ落ちる姿がまるで龍が天に昇るようだと称えられています。

整備された遊歩道を歩けば、マイナスイオンに包まれた森林浴ハイキングが楽しめます。

「七ツ岩吊橋」もまた、橋上から望む渓谷美が圧巻のビュースポット。

温泉文化をより深く知りたいなら、「塩原もの語り館」へ。

塩原の歴史や文化、文豪・尾崎紅葉ゆかりの資料が展示され、この地の奥深さに触れることができます。

そして冬季には「ハンターマウンテン塩原」でスキーやスノーボードも満喫可能。

塩原温泉郷は、四季を通じて多彩な楽しみ方ができる、懐の深い温泉地です。

なぜ塩原温泉郷の源泉かけ流しが温泉好きに支持されるのか

出典：塩原温泉観光協会

塩原温泉郷の源泉かけ流しが温泉愛好家から高い評価を得ている理由は、その泉質の多様性と豊富な湯量にあります。

塩原温泉郷には約150ヶ所以上の源泉があり、塩原十一湯と呼ばれる11の温泉地が塩原渓谷沿いに点在しています。

大網温泉、福渡温泉、塩釜温泉、塩の湯温泉、畑下温泉、門前温泉、古町温泉、中塩原温泉に加え、元湯温泉、新湯温泉、上塩原温泉の計11の温泉地からなる「塩原十一湯」が形成されています。

これらの温泉地は、塩化物泉、炭酸水素塩泉、硫酸塩泉、単純温泉、硫黄泉など6種類もの異なる泉質を持ち、温泉巡りの楽しさを存分に味わえます。

豊富な湧出量により、多くの温泉施設で加水や循環をせずに源泉をそのまま浴槽に注ぎ続けることが可能です。

源泉かけ流しの温泉は、温泉成分が薄まることなく体に作用するため、それぞれの泉質が持つ効能を最大限に実感できます。

約1,200年の歴史を持つ古湯としての風格も魅力で、塩原渓谷の自然に囲まれた温泉情緒あふれる環境が温泉旅行の満足度をさらに高めてくれます。

塩原十一湯で楽しむ源泉かけ流しの湯めぐり｜多彩な泉質を満喫

出典：塩原温泉観光協会

塩原温泉郷の大きな魅力は、「塩原十一湯」と呼ばれる11の温泉地それぞれで異なる泉質の源泉かけ流し温泉を楽しめることです。

「大網温泉」は塩原温泉郷の入口付近に位置し、硫酸塩泉が主体で、古い角質をとり美肌効果が期待できます。

「福渡温泉」は塩化物泉、炭酸水素塩泉が特徴で、塩の効果で湯冷めしにくく温まりの湯と言われています。

「塩釜温泉」は湯量が豊富で、塩化物泉の湯が湯冷めしにくく、皮膚を滑らかにする美肌の湯とも言われています。

「塩の湯温泉」は、その名の通り塩分を多く含む塩化物泉で、温まりやすく湯冷めしにくい特徴があります。

「畑下温泉」は、尾崎紅葉の小説「金色夜叉」の舞台の一つとしても知られ、単純泉、塩化物泉で肌に優しい湯が楽しめます。

「門前温泉」は妙雲寺の門前町として栄え、名前の由来となりました。塩化物泉の湯が温まりの湯と言われ、殺菌効果で傷にも効果があるとされています。

「古町温泉」は塩原温泉郷の中心部に位置し、多くの旅館や商店が立ち並ぶにぎやかなエリアです。

「中塩原温泉」は国道400号と日塩もみじラインとの分岐点近辺に位置しています。塩原八幡宮など、近くに観光名所があります。

これらの温泉地を巡ることで、一度の旅行で複数の泉質を体験でき、それぞれの効能を比較しながら楽しむことができます。

日帰り入浴施設も充実しており、気軽に湯めぐりを楽しめるのも魅力です。