【高峰温泉】源泉かけ流しで過ごす、灯りと星の時間


出典:ランプの宿 高峰温泉
2026年02月18日更新

この記事を書いた人

湯あがり ぽか子

温泉大好き40年のベテラン。「一湯一会」を逃さないために、常に手ぬぐいを持ち歩いています。長年の経験で、お湯を触っただけで大体の泉質がわかる特技を持ちます。温泉好きが高じて、温泉ソムリエ・温泉観光アドバイザーの資格を取得。日本の宝である「温泉文化」を皆さんにお伝えできることが喜びです!

長野県小諸市、高峰高原の標高約2,000メートルに湧く高峰温泉は、自然と向き合うための時間が静かに用意された温泉地です。

電気を使わずランプの灯りで夜を過ごす宿、澄んだ空気の中で見上げる満天の星、そして源泉かけ流しの湯。

便利さや明るさから一歩離れることで、感覚はゆっくりと研ぎ澄まされていきます。

高峰温泉は、日常の延長ではなく、深い静けさの中で心を整えるための旅先です。

高峯|雲上にひらける 静寂の高原

出典:ランプの宿 高峰温泉

高峰は長野県と群馬県の県境に近い高峰高原一帯を指し、標高2,000メートル級の澄んだ空気と雄大な景色に包まれた山岳エリアです。

浅間山を望む稜線には視界を遮るものが少なく、晴れた日には遠くの山々まで見渡せる開放感が広がります。

かつては修験や山岳信仰の場として人が行き交い、近代以降は避暑地や山岳リゾートとして親しまれてきました。

夏でも涼しく、夜には満天の星が広がる環境は、日常の喧騒から距離を置くのに最適です。

高峰はこれから湯に浸かる前に、まず自然のスケールと静けさを全身で受け止めるための場所。

高峰温泉の体験は、この高原の空気からすでに始まっています。

 

高峰マウンテンパーク|四季を受け止める 高原リゾートの拠点

出典:高峰マウンテンパーク

高峰マウンテンパークは、高峰高原の広がりを生かした山岳リゾートエリアで、季節ごとに異なる自然の楽しみ方が用意されています。

冬は良質な雪に恵まれたスキー場として知られ、晴天率の高さと浅間山を望む眺望が魅力。混雑しすぎない落ち着いた雰囲気も、高峰らしさのひとつです。

一方、雪のない季節は高原散策や展望スポット巡りが中心となり、澄んだ空気と広い空の下で、ただ歩くだけでも心が整っていきます。

観光地としての派手さよりも、自然との距離の近さを大切にした場所。

高峰マウンテンパークは、高峰温泉へ向かう前後に高原の時間をゆっくり味わうための立ち寄りどころです。

 

ランプの宿 高峰温泉|灯りを落とし 静けさに身を委ねる 山上の一軒宿

出典:ランプの宿 高峰温泉

標高約2,000メートルの高峰高原に佇む「ランプの宿 高峰温泉」は、電気に頼らず、夜はランプの灯りで過ごすことを大切にしてきた山の宿です。

人工的な明るさを抑えることで、自然の闇や静寂が際立ち、訪れる人は日常の感覚からゆっくりと解き放たれていきます。

湯は源泉かけ流し。硫黄の香りを含んだ温泉は、冷涼な高原の空気と相まって、体の芯までじんわりと温めてくれます。

窓の外には浅間山系の山並みが広がり、夜には満天の星が頭上を覆います。

便利さよりも、自然と向き合う時間を選ぶ。

ランプの宿 高峰温泉は、静けさそのものを味わうための特別な滞在を用意してくれる宿です。

 

星空と向き合う夜 ランプの宿 高峰温泉「星の展望会」

出典:ランプの宿 高峰温泉

ランプの宿 高峰温泉で行われている「星の展望会」は、標高約2,000メートルという立地と、人工の灯りを極力抑えた環境を生かした、この宿ならではの体験です。

澄んだ空気に包まれた高峰高原では、天の川や無数の星々が肉眼でもはっきりと浮かび上がります。

展望会では、スタッフの解説とともに季節ごとの星座や天体を観察。

ランプのやわらかな灯りの中で空を見上げる時間は、日常では忘れがちな「夜の静けさ」を思い出させてくれます。

湯に浸かり、星を眺める。高峰温泉の夜は、自然のスケールを静かに受け取るための特別な余白に満ちています。

高峰温泉の源泉かけ流し温泉の概要

出典:ランプの宿 高峰温泉

山の静けさに寄り添うように湯が流れ続け、湯船はいつも新鮮なお湯で満たされています。加温して注がれるため当たりがやわらかく、長湯でも疲れにくいのが印象的です。

泉質は含硫黄-カルシウム・ナトリウム-硫酸塩泉(硫化水素型)の冷鉱泉。
季節や天候により乳白色から淡青色に変化するにごり湯です。

効能は慢性皮膚病、切り傷、やけど、糖尿病、動脈硬化症、高血圧症、神経痛、筋肉痛、関節痛、冷え性、疲労回復です。

源泉温度はおおむね18〜20℃前後、pH値はおおむね6.0〜6.5前後の弱酸性〜中性で、湧出量は毎分50L前後。

標高約2000mの高峰高原に湧く硫黄泉で、硫黄香とやわらかな湯ざわり、加温の源泉かけ流し、雲海や星空を望む高地のにごり湯が特徴です。

旅の余韻

出典:ランプの宿 高峰温泉

高峰高原の空気に身を置き、湯に浸かり、夜はランプの灯りと星空に包まれる。

便利さから少し距離を取ることで、感覚はゆっくりと研ぎ澄まされていきます。

朝の光が差し込むころ、山の輪郭が浮かび上がり、昨日見上げた星の記憶が静かに胸に残る。

高峰温泉の旅がもたらすのは、強い印象ではなく、時間を置いてなお深まっていく余韻です。

ふとした瞬間に思い出したくなる静けさこそが、この場所のいちばんの魅力なのかもしれません。