【伊豆大川温泉】源泉かけ流し|相模湾を望む絶景露天と海幸の里


出典:my旅しずおか
2026年02月26日更新

この記事を書いた人

湯あがり ぽか子

温泉大好き40年のベテラン。「一湯一会」を逃さないために、常に手ぬぐいを持ち歩いています。長年の経験で、お湯を触っただけで大体の泉質がわかる特技を持ちます。温泉好きが高じて、温泉ソムリエ・温泉観光アドバイザーの資格を取得。日本の宝である「温泉文化」を皆さんにお伝えできることが喜びです!

夜明けとともに、相模湾の水平線が淡く染まりはじめる。

静岡県賀茂郡東伊豆町に湧く伊豆大川温泉は、東伊豆の高台から海を一望できる静かな温泉地です。

湯船に身を沈めれば、潮風とともに源泉かけ流しの湯気がやわらかく立ちのぼり、遠くには漁火の名残が揺れる。そんな時間が流れます。

観光地への利便性を備えながら、港町の素朴な空気を残す場所。海景と湯の本質を味わう、大人のための東伊豆湯旅がここにあります。

海絶景と東伊豆王道の観光

出典:伊豆アニマルキングダム

伊豆大川温泉は、東伊豆観光の“中間拠点”として機能する立地が強み。

動物との距離が近い伊豆アニマルキングダムや、カピバラ露天風呂でも知られる伊豆シャボテン動物公園へは車で約20分圏内です。

ダイナミックな海岸線が続く城ヶ崎海岸山頂をぐるりと歩ける大室山も人気。海・高原・動物園と多彩な観光を一日で回遊できるのは、伊豆大川ならではの利便性です。

金目鯛と港町の贅沢膳

出典:フォトAC

東伊豆の名物といえば金目鯛。脂がのった煮付けは、甘辛いタレとふっくらとした身の食感が特徴です。

伊豆大川は小さな港町であり、新鮮な地魚を活かした刺身盛りや伊勢海老料理も宿の定番。

観光地価格一辺倒ではなく、地元の漁港に近いからこその鮮度が魅力。

源泉かけ流しの湯で温まったあとに味わう海鮮は、この土地ならではの滞在価値を高めてくれます。

海一望源泉かけ流し|大川温泉 磯の湯

出典:東伊豆町観光協会

伊豆大川温泉を象徴するのが、大川温泉 磯の湯。相模湾を真正面に望む高台にあり、開放感あふれる露天風呂が最大の魅力です。

源泉かけ流しで供給され、塩分を含む湯は保温性が高く湯冷めしにくい特性があります。

内湯と露天を備え、日帰り利用も可能。朝焼けや満月の夜など、時間帯によって景色が変わるのも特徴です。

海一望源泉宿|いさり火

出典:いさり火

伊豆大川温泉で源泉かけ流しを客室で堪能できる宿として知られるのが、いさり火。相模湾を見下ろす高台に建ち、全室オーシャンビューというロケーションが最大の魅力です。

自家源泉を使用し、加水・循環に頼らない源泉かけ流しの湯を提供。露天風呂付き客室や貸切露天も備え、海と一体化するような湯浴みが叶います。

客室数を抑えた設計のため、館内は静寂に包まれています。

夕食では金目鯛や地魚を中心とした海鮮会席が提供され、温泉・絶景・料理の三拍子が揃う“海景源泉宿”として評価の高い一軒です。

伊豆大川温泉の源泉かけ流し温泉の概要

出典:いさり火

伊豆大川温泉は東伊豆町の海沿いにあり、北川や熱川などの温泉地と合わせて回遊しやすい立地です。車でも電車でも行程を組み立てやすく、潮の香りが湯気に重なる海辺ならではの開放感が旅の輪郭を柔らかくします。

泉質は主にナトリウム・カルシウム-塩化物泉(弱アルカリ性・低張性・高温泉)で、効能は保温・保湿効果、きりきず・やけど・慢性皮膚病の適応、神経痛・筋肉痛・関節痛の緩和、冷え性の改善、疲労回復です。源泉温度は概ね60~90度で、pH値は概ね7.5~8.5で、湧出量は非公表の相模灘を望む海辺の露天風呂と素朴な湯治情緒、源泉かけ流し主体の湯使いが特徴の温泉です。

旅の余韻

出典:my旅しずおか

観光地を巡ったあと、夜は静かに海を眺める。波音とともに源泉かけ流しの湯に浸かる時間は、思考をゆるめてくれます。

伊豆大川温泉の魅力は、派手な賑わいではなく、景色と湯の質そのもの。

相模湾の水平線を胸に刻みながら帰路につくとき、身体の芯に残る温もりが、この旅の余韻となって続いていきます。