【岩原温泉】 源泉かけ流し|高原の風にほどける静かな湯時間


出典:岩原温泉協会
2026年03月07日更新

この記事を書いた人

湯あがり ぽか子

温泉大好き40年のベテラン。「一湯一会」を逃さないために、常に手ぬぐいを持ち歩いています。長年の経験で、お湯を触っただけで大体の泉質がわかる特技を持ちます。温泉好きが高じて、温泉ソムリエ・温泉観光アドバイザーの資格を取得。日本の宝である「温泉文化」を皆さんにお伝えできることが喜びです!

新潟県湯沢町、岩原スキー場の麓に広がる岩原温泉。

開放的な高原の空気とともに、やわらかな源泉かけ流しの湯が静かに湧いています。

冬は一面の銀世界、春は新緑、夏は澄んだ風、秋は紅葉と、四季の移ろいがすぐそばにある環境。

派手さはないけれど、自然の気配に寄り添いながら、心身をゆっくり整える時間が流れます。

越後湯沢のなかでも、落ち着いた滞在を望む人にふさわしい温泉地です。

湯沢高原ロープウェイの空と、岩原の雪景色というご褒美

出典:公益社団法人 新潟県観光協会

ロープウェイの大きなキャビンに乗り込むと、雪原と街並みがひと続きに浮かび上がります。晴れた日には谷の奥まで視界が抜け、白い稜線の陰影がくっきりと立ち上がります。

山頂からの眺望は季節ごとに表情が変わり、春の残雪、夏の緑、秋の彩り、冬の純白が順番に訪れます。高原の散策路や展望エリアでは、風の匂いまで違って感じられます。

岩原スキー場のワイドな斜面は視界が開け、滑り降りるたびに山並みが少し近づくような高揚感があります。湯上がりに頬へ触れる風と、ゴンドラ越しの空がふっと重なり、記憶のなかの湯けむりがまた立ちのぼります。

「シャーレゆざわ銀水」 源泉かけ流しと気取らない滞在が心地よい湯宿

出典:シャーレゆざわ銀水

新潟県湯沢町にあるシャーレゆざわ銀水は、越後湯沢エリアで気軽に源泉かけ流しを楽しめる宿。華美な演出はなく、どこか懐かしさを感じる佇まいが特徴です。

大浴場では、湯沢のやわらかな湯を源泉かけ流しで堪能。派手さはないものの、身体をじんわりと温めてくれる素直な浴感が魅力です。スキーや登山、観光のあとに立ち寄り、肩の力を抜いて過ごすのにちょうどいい距離感があります。

客室はシンプルで落ち着いた和室中心。食事付きプランでは、地元食材を取り入れた家庭的な料理が並びます。
過度なサービスよりも、温泉と実直なもてなしを重視したい人に向く一軒。湯沢での滞在を、気取らず穏やかに楽しめる宿です。

 

「ロッヂ山びこ」 山あいに佇む素朴な湯宿


出典:ロッヂ山びこ

越後湯沢エリアに佇むロッヂ山びこは、スキーや登山の拠点として親しまれてきた、どこか懐かしい雰囲気のロッヂ。飾らない外観と温かなもてなしが印象的な一軒です。

館内の湯は、源泉かけ流しで楽しめるやわらかな泉質。決して大きな浴場ではありませんが、その分、湯との距離が近く、静かに身体を休めることができます。冷えた身体を芯から温めてくれる素直な浴感は、アクティビティ後の疲れをやさしく包み込みます。

食事は地元の食材を取り入れた家庭的な和食が中心。
豪華さよりも、あたたかさを感じる内容で、山の宿らしい素朴な味わいが並びます。気取らず、肩の力を抜いて過ごしたい人にちょうどいい距離感。ロッヂ山びこは、湯沢での滞在をやさしく支えてくれる存在です。

岩原温泉の源泉かけ流し温泉の概要


出典:ロッヂ山びこ

岩原温泉の魅力は、湯船に満ちる源泉かけ流しの息づかいです。沸いた湯が新鮮なまま注ぎ込み、縁から静かにあふれていく様子に心がほどけます。

泉質はナトリウム−カルシウム−塩化物泉および単純温泉(弱アルカリ性低張性高温泉)。

効能は神経痛・筋肉痛・関節痛・冷え性・疲労回復・切り傷・やけど・慢性皮膚病・慢性婦人病です。

源泉温度はおおむね40〜60℃前後で、pH値は中性〜弱アルカリ性(おおむねpH7.0〜8.2)。
湧出量は共同配湯と自家源泉を併用した安定量(具体値は源泉ごとに異なる)。

無色透明でやわらかな肌当たり、塩化物泉の保温・保湿性と単純温泉の軽やかな湯ざわりの共存、アフタースキーの温まりの湯としての適性、源泉かけ流し対応施設の存在が特徴の温泉です。

旅の余韻

出典:公益社団法人 新潟県観光協会

雪の白に包まれた一日が、湯の温かさで丸く収まっていきます。岩原温泉 源泉かけ流しでほどけた体は、街道の湯の素朴さにも静かに寄り添いました。

ロープウェイの空やゲレンデの広がりは、旅の記憶に鮮やかな輪郭を残します。駅へ戻る道すがら、頬に当たる冷気がなんだか名残惜しく感じられます。

次はどの季節に訪れようかと、手帳の余白にそっと印をつけました。そんな心の動きが、雪国の湯旅の楽しみそのものなのだと思います。