「関東最後の紅葉」と黒湯の源泉かけ流し【養老渓谷温泉】コーヒー色の美肌湯と粟又の滝・房総の秘境を巡る旅
目次
養老渓谷温泉の個性ある宿と源泉かけ流し施設

出典:温泉旅館 川の家
秘湯の宿 滝見苑・ごりやくの湯は、粟又の滝のすぐ目の前に位置する日帰り温泉施設です。
改築基礎工事中に化石が出土し、地下400メートルから湧き出た「化石の湯」が名物で、高台の露天風呂から養老渓谷を一望できる眺望が自慢です。
千葉県飲泉許可第一号として黒湯源泉飲泉所も設けられています。
黒湯の宿 喜代元は、玄関前に自家源泉が湧き出し続ける宿です。
開業1967年の歴史ある一軒で、コーヒー色の黒湯を源泉かけ流しで楽しめます。
2023年の台風被害から復旧を果たし、2024年9月に営業再開したその強さも、長年にわたり旅人から愛されてきた宿の底力を感じさせます。
温泉旅館 川の家は、温泉街の通りから手掘りのトンネルを抜けた先、養老川の瀬に建つ隠れ家的な宿です。
つげ義春が宿泊したかまぼこ型の天井を持つ洞窟風呂と黒く濁った源泉かけ流しの湯が当時のまま受け継がれており、「ここにしかない温泉」として温泉ファンに語り継がれています。
渓谷別庭 もちの木は、約2,000坪の敷地に美しい庭園が広がる宿で、川側の露天風呂では養老川の渓谷美を間近に感じながら源泉かけ流しの黒湯に浸かれます。
養老渓谷温泉の源泉かけ流し概要

出典:温泉旅館 川の家
泉質: ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉(モール泉系)/アルカリ性
湯色: コーヒー色〜黒色(黒湯)・とろみのある肌触り
源泉温度: 20度前後(冷鉱泉・加温して利用)
源泉かけ流し: 各宿が自家源泉を所有・源泉かけ流しで提供
効能: 神経痛・筋肉痛・関節痛・慢性消化器病・慢性皮膚病・冷え性・疲労回復(飲泉:慢性消化器病・糖尿病・通風・肝臓病)
開湯: 大正3年(1914年)・開湯110年以上
特徴: 千葉県飲泉許可第一号(2004年)・「関東一遅い紅葉」の名所・粟又の滝(落差30m・長さ100m)・都心から車で約1時間20分・小湊鉄道・いすみ鉄道でのローカル線旅も楽しめる
旅の余韻

出典:フォトAC
コーヒー色の湯に手を入れた瞬間の、あの不思議な感触。
養老渓谷温泉の黒湯は、初めて触れた人を必ず驚かせます。
その色の濃さに反して、肌には驚くほどやさしい。とろみのある湯が肌をやわらかく包み、湯上がりのすべすべ感がいつまでも続く。「美肌の湯」という言葉が、ここでは確かな実感として体に届きます。
関東一遅い紅葉が渓谷を染める季節、粟又の滝のライトアップが闇に浮かぶ夜、春の竹の子が食卓を飾る宵。
養老渓谷温泉には、何度訪れても新しい顔があります。
都心から一番近い「秘境の黒湯」は、次の旅先としていつでも待っています。



