山形最奥の秘湯一軒宿【姥湯温泉】源泉かけ流し|吾妻山麓・標高1,300mの乳白色硫黄泉と絶壁の露天風呂
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湯あがり ぽか子
温泉大好き40年のベテラン。「一湯一会」を逃さないために、常に手ぬぐいを持ち歩いています。長年の経験で、お湯を触っただけで大体の泉質がわかる特技を持ちます。温泉好きが高じて、温泉ソムリエ・温泉観光アドバイザーの資格を取得。日本の宝である「温泉文化」を皆さんにお伝えできることが喜びです!
後奈良天皇時代・天文2年(1533年)、鉱山師だった遠藤大内蔵が山姥に導かれて発見したと伝わるこの霊泉は、現当主で17代目という490年以上の歴史を持ちます。
山形県米沢市、吾妻連峰・大日岳の山麓に位置する標高1,300メートルの県内最高所に、一軒宿「桝形屋」が前川のほとりに佇んでいます。
三方を奇岩奇石の絶壁に囲まれた混浴露天風呂「山姥の湯」は、まさに山水画のような景観の中に乳白色の湯が満ちる、日本屈指の絶景秘湯です。
目次
吾妻連峰の奥へ 山姥が教えた490年の湯

出典:桝形屋
JR米沢駅から車で約40〜50分、東北中央自動車道・米沢八幡原ICから車で約50分というアクセスです。
国道121号から大沢峠を越えて林道へ入り、途中の急峻な山道を進んだ先に桝形屋が現れます。
アクセス道路は幅が狭く急カーブも多いため、運転には注意が必要。
源泉かけ流しの湯は自然落差を利用して給湯されており、総利用量は毎分320リットルという豊富な湯量を誇ります。
温泉名「姥湯」はこの山姥の伝説に由来しています。
福島県との県境にも近いこの標高1,300メートルの高所では、冬は豪雪で閉ざされるため4月下旬〜11月上旬の季節営業となっており、その不便さが秘湯としての品格をいっそう際立たせています。
米沢八湯・大日岳・吾妻連峰の山々 秘湯が連なる山形の旅

出典:桝形屋
吾妻連峰の北側には3つの秘湯があり、姥湯温泉は最も山深く静かな一軒宿です。
米沢市周辺の8か所の秘湯をまとめた「米沢八湯」のひとつとして知られており、秘湯めぐりを目的に旅人が訪れます。
大日岳(2,044メートル)や西吾妻山への登山道沿いに位置し、春の新緑・夏の高山植物・秋の紅葉が渓谷に絶景を描きます。
宿のまわりは原生林が茂り、時折カモシカが姿を見せるロケーションは、山の深さを静かに物語っています。
米沢牛・山菜・地酒「東光」 置賜の食

出典:東光醸造元 小嶋総本店
桝形屋の食事は、置賜の山の幸と米沢の恵みを素朴に組み合わせた手作り料理が中心です。
春は山菜の天ぷら、秋はきのこ鍋と季節の食材が食卓を彩ります。
米沢市が誇るブランド牛「米沢牛」は全国屈指の霜降りと旨みで名高く、宿泊プランによっては米沢牛料理も楽しめます。
米沢の地酒「東光」(小嶋総本店・江戸時代創業)は全国でも高い評価を受ける銘酒で、山の料理と合わせてほどよく体を温めてくれます。



