別府温泉のお出かけ前に。気候と服装をチェック!


提供:別府画像ライブラリー
更新日:2021年5月31日

この記事を書いた人

むう

銭湯のとなりに住むほどの温泉好きで、温泉はまさにライフスタイルの一部。休日は宿自慢の料理でお腹も満たせ、気軽に旅気分が味わえる温泉旅館の食事付き日帰りプランがお気に入りでよく利用しています。チョイスの決め手は露天風呂で、大自然や街並みを眺めながら心ゆくまで湯に浸かり、日々の疲れをリセットさせています。

旅行の荷造りでついつい時間がかかってしまうのが洋服選び。あれもこれもと気がつけば旅行鞄がパンパン!という経験もあるのでは。今回は大分県の「別府(べっぷ)温泉」の季節の気候にあわせた服選びのポイントをご紹介します。ぜひ参考にしてくださいね。

別府温泉とは?

別府温泉とは

提供:(公社)ツーリズムおおいた

源泉数・湧出量ともに日本一を誇る、温泉都市として知られる大分県別府市。

2,500以上もの源泉があり、 通称「別府八湯(はっとう)」と呼ばれる別府市内に点在する8つの温泉地は泉質がそれぞれ異なっているので、温泉地ごとに雰囲気の違いが楽しめるのが魅力です。

中でも砂湯と温泉の両方が楽しめる「竹瓦(たけがわら)温泉」のある別府温泉、海地獄のある「鉄輪(かんなわ)温泉」、わらぶきの「湯の花小屋」のある「明礬(みょうばん)温泉」が有名です。

年間を通してどんな気候?

瀬戸内気候に属しているため年間を通じて穏やかな気候です。夏は曇りがちで蒸し暑く猛暑日になる日もあります。

冬は晴れる日が多い季節ですが、山間部では雪が降ることもあります。年間を通じて降水量は東京より多い傾向です。

四季がはっきりしているので、春夏秋冬それぞれの季節の自然の移り変わりやレジャーを楽しめるほか、季節ごとに異なる海や山の恵みを堪能できます。


別府温泉の春(3月〜5月)の気候と服装

気温

(3月) 別府市平均気温:8.5℃、東京都平均気温:8.5℃
(4月) 別府市平均気温:13.4℃、東京都平均気温:13.4℃
(5月) 別府市平均気温:18.1℃、東京都平均気温:18.2℃

服装

別府の桜は、3月末から4月上旬頃が見頃。この頃になると昼の日差しが心地よく感じられる日が増えます。

新緑が眩しい季節は、朝晩の寒暖差が激しい時期でもあります。天気の良い日は強い直射日光を受けることがあるので、日焼け止めクリームや簡単に脱ぎ着ができる長袖のシャツと帽子を持っていくのがおすすめです。

曇った日は肌寒くなることを想定して、軽めのアウターやニットを持参すると良いでしょう。

3月:セーターやカーディガン、ジャケットなどで重ね着スタイルがおすすめ。
4月:長袖のシャツに薄手のカーディガンやベストを重ね着しましょう。
5月:半袖や長袖のシャツ。薄手の上着があると安心です。

おすすめ観光スポット

桜の名所 両郡橋の桜

提供:別府画像ライブラリー

「両群橋(りょうぐんばし)の桜」は別府市と大分市の境界近く、国道10号線沿いの別府湾を望む高台にあります。

別府湾を背にして咲くピンクの桜と別府湾の青い色のコントラストが美しく、カメラを向ける人の姿が絶えません。春に必ず訪れたい名所のひとつです。

<スポット詳細>
・住所:大分県別府市両郡橋224‐1


別府温泉の夏(6月〜8月)の気候と服装

気温

(6月) 別府市平均気温:21.8℃、東京都平均気温:21.5℃
(7月) 別府市平均気温:25.7℃、東京都平均気温:25.3℃
(8月) 別府市平均気温:26.2℃、東京都平均気温:26.5℃

服装

初夏から夏にかけては、湿度が高く蒸し暑い日が増えてきます。湿度と高い気温対策として、通気性がよく涼しい服装で出かけましょう。

6月は梅雨入りして降水量が多くなるので、傘は必須アイテムです。8月上旬は太平洋高気圧がはりだす影響で猛暑日になる日が多く、日差しも強いので熱射病対策の帽子を被るのがおすすめ。

地獄めぐりをする際は、特に暑くなるのでより涼しい服装を心がけ、ハンカチやタオルもお忘れなく。水分補給もしっかりしましょう。

6月:昼間は半袖で十分ですが、夜間に外出する際や雨の日は薄手の上着があると安心です。
7月・8月:半袖かノースリーブなどの通気性の良いものを着ましょう。直射日光を避けるため帽子や日傘を持っていると便利です。日焼け止めクリームも忘れずに。

おすすめ観光スポット

別府ロープウェイと鶴見岳

提供:別府ロープウェイ

鶴見岳の山頂駅まで10分で結ぶロープウェイに乗って、鶴見岳を空中散歩しましょう。

四季折々の景観を堪能でき、6月中旬頃までは九州特産種ツツジのミヤマキリシマのピンクに染まった山、7・8月は、木々の緑と空の青さの美しいコントラストが楽しめます。

鶴見岳山頂では涼風に吹かれながら味わう、別府の大パノラマの絶景が待っています。

<スポット詳細>
・住所:大分県別府市大字南立石字寒原10-7

別府温泉の秋(9月〜11月)の気候と服装

気温

(9月) 別府市平均気温:22.9℃、東京都平均気温:23.2℃
(10月) 別府市平均気温:17.6℃、東京都平均気温:17.7℃
(11月) 別府市平均気温:12.0℃、東京都平均気温:12.1℃

服装

暑さが徐々にゆるみ、湿度も低くなってきて過ごしやすくなる秋は旅行に最適なシーズン。美しい紅葉を見ながら、ゆっくり散策を楽しみましょう。

秋が深まると、夕方から冷え込んでくるので、防寒用のジャケットやブルゾンを忘れないよう持って出かけましょう。

9月:昼間は半袖で十分です。天気によっては、薄手の上着が必要な日もあります。
10月:半袖や長袖のシャツがおすすめ。朝晩の寒暖差に備えて薄手の上着があると良いでしょう。
11月:ジャケットやセーターが必要です。コートの防寒が必要なほど、ぐっと冷え込む日もあります。

おすすめ観光スポット

紅葉の名所 別府公園

提供:別府画像ライブラリー

別府駅から歩いて約10分の距離にある市民の憩いの場「別府公園」。四季折々の自然をいつでも楽しむことができるため、とても人気の高い公園です。

桜の名所としても知られていますが、秋には美しい紅葉やキンモクセイの花の香りを楽しむことができます。その中でも特に「モミジバフウ」の鮮やかな紅葉や竹林ともみじの共演は必見です。

<スポット詳細>
・住所:別府市大字別府野口原3018-1

別府温泉の冬(12月〜2月)の気候・服装

気温

(12月) 別府市平均気温:6.6℃、東京都平均気温:6.7℃
(1月) 別府市平均気温:4.3℃、東京都平均気温:4.0℃
(2月) 別府市平均気温:5.3℃、東京都平均気温:5.0℃

服装

海の幸が別府湾からふんだんに収穫される冬は、日を追うごとに気温が下がり、特に朝晩の冷え込みが厳しくなります。

九州と四国の間にある海峡、豊後水道(ぶんごすいどう)からの冷たい風が吹きぬける沿岸部では、寒さがより厳しさを増します。

重ね着した上に風を通さない厚手のジャケットやコートが必要です。

12月:厚手のトップスやニットにコートや厚手のジャケットを羽織りましょう。
1月:厚手のジャケットやコートで防寒を。マフラー、手袋が必要な日もあります。
2月:熱を逃がさないインナーを重ね着しましょう。アウターはダウンコートやダウンジャケットがおすすめ。マフラーや手袋を使用すると安心です。

おすすめ観光スポット

地獄めぐり

提供:血の池地獄

「地獄めぐり」では真っ赤な熱泥「血の池地獄」、コバルトブルーの熱湯「海地獄」、大地から熱湯が噴き出す「龍巻(たつまき)地獄」など、7ヶ所のさまざまな「地獄」を楽しめます。

噴気や熱泥、熱湯が地面から噴出する光景はまさに神秘的。いたるところで白い湯煙が立ち上がり、冬でもジワリと汗がにじむほどです。

<スポット詳細>
血の池地獄
・住所:大分県別府市亀川野田778

海地獄
・住所:大分県別府市大字鉄輪559-1

龍巻地獄
・住所:大分県別府市野田778

<関連記事>
別府温泉「地獄めぐり」完全ガイド。7つの地獄をおすすめルートと共にご紹介

気温と服装を確認したら、早速別府温泉へ出かけよう!

温泉や四季の自然豊かな大分県別府市は、1年中が観光のベストシーズン。服装に気をつければ、どの季節でも野外観光が楽しめます。

四季折々の見どころと天候を事前にチェックして、快適な別府温泉の旅に出かけましょう。

※参考:CLIMATE-DATA.ORG