【群馬】宝川温泉 宝川山荘の日帰り温泉のススメ 2022年版
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むう
銭湯のとなりに住むほどの温泉好きで、温泉はまさにライフスタイルの一部。休日は宿自慢の料理でお腹も満たせ、気軽に旅気分が味わえる温泉旅館の食事付き日帰りプランがお気に入りでよく利用しています。チョイスの決め手は露天風呂で、大自然や街並みを眺めながら心ゆくまで湯に浸かり、日々の疲れをリセットさせています。
群馬県の水上(みなかみ)温泉郷にある、豊かな自然に囲まれた利根川の上流に湧く「宝川(たからがわ)温泉」。宝川温泉の名物は何といっても、宝川の両岸に沿うように設られた、野趣あふれる大露天風呂です。今回は、日帰りでも愉しめる宝川温泉をご紹介します。
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目次
宝川温泉とは?
出典:写真AC
利根川の支流、宝川の渓流沿いに位置する群馬県みなかみ町にある温泉地です。
山あいに一軒宿「宝川温泉 汪泉閣(おうせんかく)」と日帰り温泉施設「宝川山荘」があり、奥利根の大自然に囲まれた、延べ面積470畳にも及ぶ混浴の露天風呂を宿泊客も日帰り利用客も堪能できます。
その圧倒的な開放感を求め、国内外から多くの観光客が訪れます。
宝川温泉の歴史
宝川温泉の歴史は、はるか昔に遡ります。
日本武尊(やまとたけるのみこと)は、東国征伐(とうごくせいばつ)で、現在の群馬県武尊山(ほたかやま)に登った際に病に伏せてしまいました。
その時、遙か下界の、ある場所から白い鷹が飛び立つのを見かけ、そこ(現在の宝川温泉)へ向かってみたところ、温泉が湧いていたそうです。日本武尊がそのお湯に浸かったところ、病が治り旅を継続できたと伝えられています。
そのため、宝川温泉は「白鷹(はくたか)の湯」とも呼ばれていたとのこと。
宝川温泉がいつ頃から温泉として一般的に利用されていたかは不明ですが、付近で縄文人の遺跡が発見されていることから、縄文時代から利用されていたのではないかという説もあります。
大正時代になり、湯治場としての宿泊施設が作られましたが、当時は交通の便が悪く、最寄駅から約10㎞の距離を徒歩で訪れるしか方法がありませんでした。
その後、昭和20年(1945年)代後半からダム工事が始まった際に道路が建設され電気も通るようになり、昭和30年(1955年)に、現在の「宝川温泉 汪泉閣」本館が造られました。
宝川温泉自慢の露天風呂と大浴場
出典:PIXTA
宝川温泉では四季折々に姿を変える大自然の中、源泉かけ流しの湯を心ゆくまで堪能することができます。
野趣溢れる巨石をふんだんに使った、総計470畳分の広さがある4つの大露天風呂のうち、3つは混浴ですが、専用の湯あみ着があるので安心して入浴できます(貸出料は利用料金に含まれる)。
泉質は、単純温泉で、効能は神経痛リュウマチ・運動機能障害・関節痛・五十肩・消化器・神経痛など。露天風呂及び庭園は「宝川温泉 汪泉閣」と「宝川山荘」共通で利用できます。
映画やテレビ、雑誌にも登場する有名な露天風呂「摩訶の湯」
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「摩訶(まか)の湯」は120畳の広さを誇る、宝川温泉で一番有名な露天風呂。
「テルマエ・ロマエ」シリーズなどの映画をはじめ、数多くの雑誌やテレビ番組、ポスターなどにも起用されています。
昭和15年(1940年)に完成し、当時には珍しい様式だったため、各地の露天風呂の見本になったとも言われています。
源泉かけ流し天然温泉で、秋の紅葉、冬の雪景色など四季それぞれの風情を満喫することができます。
こじんまりした情緒ある露天風呂「般若の湯」
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「般若(はんにゃ)の湯」は、「摩訶の湯」の脱衣場を川下に進んだところにある、源泉かけ流しが味わえる天然温泉です。
「摩訶の湯」の半分ほどのこじんまりした広さで、湯舟の半分くらいは浅くなっているので、のんびりと半身浴を楽しむこともできます。
200畳もの広さがある最大の露天風呂「子宝の湯」
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「子宝(こだから)の湯」は、宝川を挟んで「般若(はんにゃ)の湯」の川向にあり、約200畳分の大きさを誇る露天風呂です。湯温を調節するため、夏の間のみ加水しています。
湯船のそばには、宝川温泉の発見者といわれる日本武尊を祭った「武尊(ほたか)神社」があります。
女性専用の開放感あふれる露天風呂「摩耶の湯」
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元々、宝川温泉は混浴露天風呂のみだったため、女性が安心して浸かれる露天風呂の要望が多かったことから、昭和45年(1970年)に女性専用の露天風呂「摩耶(まや)の湯」が造られました。
面積は100畳ほどあり、周りを塀で囲う必要がない宝川温泉最下流部に位置しているため、開放感あふれる空間で思う存分湯浴みが堪能できます。「子宝の湯」と同様に、湯温調節のため、夏季のみ加水しています。
脱衣場は、総ひのき造りでトイレ・床暖房も完備されています。
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また、「宝川山荘」には内風呂もあります。
湯あがりは、75畳の大広間でゆったりとリラックスできます。売店では 郷土名産品のお土産を購入することもできます。併設の宝川山荘食堂は現在休業中です。
温泉と一緒に楽しみたい山の散策
展望台コース
出典:写真AC
「宝川温泉 汪泉閣」本館の裏山を約30分ほど登って、展望台を目指すルートです。
散策途中にさまざまな高山植物に出合うことができ、春には山桜やツツジ、夏には森林浴、秋には紅葉といった、美しい景観の中でトレッキングが楽しめます。
特に、薄紅色の可憐な花を咲かせる人気の山野草「いわうちわ」が咲き誇る時期は見事です。
宝川林道コース ※現在道路修復中のため通行不可
堂々たる山々と野性味あふれる宝川の、圧巻の風景を堪能できる散策路です。
宝川温泉から北東にある朝日(あさひ)岳に向かう林道の最初の4kmほどは、道がなだらかでのんびり散策するのにぴったりです。
<施設詳細>
・施設名:宝川山荘
・住所:群馬県利根郡みなかみ町藤原1899
・電話番号:0278-75-2614
・営業時間:10:00〜16:30(最終受付16:00)※利用時間4時間、15:00頃までの入館がおすすめです。
・定休日:なし
・日帰り温泉の利用料:大人(中学生以上)1,500円、小人(小学生)1,000円、未就学児無料 ※宝川温泉専用の湯浴み着レンタル付き。持参の湯浴み着は利用不可。
・アクセス:「東京駅」から上越新幹線で約76分で「上毛高原駅」着。路線バスに約20分乗り「水上駅」下車。その後バスを乗り換え約30分で「宝川入口」下車。その後、宝川温泉の送迎車をご利用ください。
※宿泊者は、上越新幹線「上毛高原駅」、JR上越線「みなかみ駅」まで無料送迎あり。
宝川温泉へ、大露天風呂を満喫する日帰り温泉へ出かけませんか?
出典:PIXTA
自然に溶け込むような露天風呂で天然かけ流しの湯めぐりが満喫できる宝川温泉。
訪れる時期によって、異なる美景が楽しめるのも大きな魅力です。森林浴と温泉浴を同時に味わえ、心も身体も温まる宝川温泉へぜひ訪れてみてください。