【秋田】秋田県の温泉グルメ決定版10選!きりたんぽから稲庭うどんまで 2022年版


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更新日:2022年3月9日

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ともきち

温泉が好きで、年に数回は友人や家族と国内旅行を計画し、色々な温泉地へ出かけています。温泉の中でも、濁り湯の露天風呂が特に好みです。旅先では、有名観光地や絶景スポットをひと通りまわり、地元の名物料理やお菓子の食べ歩きも欠かしません。旅好きならではの視点で、温泉地の情報や温泉にまつわる知識など、魅力あふれる記事をお届けします。

乳頭温泉郷などの秘湯や名湯の温泉地がたくさんある秋田県には、きりたんぽや稲庭うどんなど、秋田ならではの名物グルメが目白押しです。今回は、秋田県の温泉地で味わえるグルメ10軒を紹介します。

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【男鹿温泉郷】音と湯気をあげて瞬時に沸き上がる豪快な石焼料理「美野幸」

 

 

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なまはげの文化が根付く「男鹿(おが)温泉郷」には、源泉かけ流しの温泉や伝統的漁師料理の石焼料理、なまはげと太鼓のライブなどが楽しめる宿が立ち並びます。

日帰りで石焼料理を味わいたいなら、男鹿温泉郷から車で7分の入動崎(にゅうどうさき)の先端にある「美野幸(みのこう)」がおすすめです。

石焼料理とは、魚や海藻、ネギなどを入れた石焼料理桶に炭火で真っ赤に焼いた石を投入し、一気に沸騰させ旨味を閉じ込めたものです。

「美野幸」の「天然真鯛の石焼定食」(3,200円)には豪華に天然真鯛が使われています。仕上げに山椒をかけて味わうのが特徴です。

音と湯気をあげて瞬時に沸き上がる豪快な演出を目の前で楽しめます。

※なまはげとは、大晦日の夜に、鬼のような面と藁(わら)でできたミノを身に着け「なまはげ」に扮した村の若者が、木でできた包丁を手に持って、「泣く子はいねがぁ〜」「怠け者はいねがぁ〜」と叫びながら家々を巡り、最後には翌年の家族の無病息災や豊作を祈願する男鹿地方の伝統文化です。

<店舗詳細>
・店舗名:美野幸
・住所: 秋田県男鹿市北浦入道崎字昆布浦2-12
・電話番号:0185-38-2146
・営業時間:11:00~17:00(食材がなくなり次第閉店)
・定休日:不定休


【乳頭温泉郷】滋味深い味わいのきりたんぽ鍋「休暇村乳頭温泉郷 お食事処」

 

乳頭温泉郷は、白濁したお湯が印象的な秘湯の風情にあふれる人気の温泉地です。

十和田八幡平国立公園の美しいブナ林にたたずむ「休暇村乳頭温泉郷」では、明るく開放感のある食事処で、四季折々の自然を眺めながらゆっくりとランチがとれます。

人気メニューは、秋田の郷土料理として知られる、「きりたんぽ鍋定食」(1,100円)。

うるち米を潰し棒状にし、木串を刺して焼き上げた「きりたんぽ」ときのこなど山の幸を鶏のだし汁で煮込んだきりたんぽ鍋は、きりたんぽの甘みと野菜の滋味深い味わいです。体の芯からほっこり温まります。

他に、ラーメンや丼もの、定食などのメニューも揃っています。

<店舗詳細>
・店舗名:休暇村乳頭温泉郷 お食事処
・住所:秋田県仙北市田沢湖駒ケ岳2-1
・電話番号:0187-46-2244
・営業時間:11:00~17:00
・定休日:なし


【玉川温泉】旨味広がる比内地鶏のラーメン「玉川温泉食堂」

 

秋田県の十和田八幡平(はちまんたい)国立公園の中にある「玉川(たまがわ)温泉」は、湯治のふるさととも呼ばれ、「玉川温泉」と「新玉川温泉」という2つの温泉宿を目的に湯治や観光を目的とした多くの人々が毎年訪れています。

バラエティ豊かなメニューが並ぶ、玉川温泉の食事処「玉川温泉食堂」の人気メニューは、噛むごとに旨味が広がる比内(ひない)地鶏を使った「比内鶏ラーメン」(850円)です。

 

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おやつには、ほんのり甘い秋田の有名氷菓「ババヘラアイス」(250円)がおすすめです。

ババヘラは、中年以上の女性販売員が、金属製の「ヘラ」を用いてアイスをバラの花びらのようにコーンに盛りつけることからついた名前です。

<店舗詳細>
・店舗名:玉川温泉食堂
・住所:秋田県仙北市田沢湖玉川 玉川温泉
・電話番号:0187-58-3000
・営業時間:(月~金)11:30~13:00、(土・日・祝日)11:30~14:00
・定休日:なし


【大館ぐるみ温泉郷】数々の駅弁大会での優勝経験を持つ鶏めし「花善」

提供:花善

提供:花善

秋田県北部の青森県と隣接する大館(おおだて)市内には、さまざまな温泉地が点在しています。その総称が「大館ぐるみ温泉郷」です。

市街地にも20ヶ所以上の日帰り温泉があり、主に高血圧症や動脈硬化などの効能があるナトリウム・カルシウム-硫酸塩・塩化物泉を楽しむことができます。

提供:花善

提供:花善

大館市でおすすめなのは、数々の駅弁大会での優勝経験を持つ鶏めし弁当で有名な「花善(はなぜん)」の「鶏めし御膳」(990円)。

昭和22年(1947年)創業から変わらぬ昔ながらの製法で醤油で甘く炊き上げた鶏めしは絶品です。

<店舗詳細>
・店舗名:花善
・住所:秋田県大館市御成町1-10-2
・電話番号:0186-43-0870
・営業時間:10:00~14:30(L.O.)
・定休日:なし

【秋田温泉】ハタハタの魚醬を使ったしょっつる鍋「秋田川反漁屋酒場」

提供:比内地鶏ネット

提供:秋田川反漁屋酒場

JR秋田駅からほど近い場所を流れる添川(そえがわ)にある「秋田温泉」。

泉質は全国でも稀なナトリウム塩化物泉で、とろりとした質感が感じられる美人の湯です。

提供:秋田川反漁屋酒場

新鮮な魚介類と秋田郷土料理・地酒が楽しめる居酒屋「秋田川反漁屋酒場(かわばたいさりやさかば)」で、ぜひ試して欲しいのは「しょっつる鍋(ハタハタ)」(3,190円)です。

スズキ目に属する魚の一種ハタハタからとる秋田伝統の魚醤(ぎょしょう)しょっつるを用い、具材・製法ともに伝統に従ったしょっつる鍋が堪能できます。

すでに紹介した石焼料理やきりたんぽなどの秋田名物も味わえます。

<店舗詳細>
・店舗名:秋田川反漁屋酒場
・住所:秋田県秋田市大町4-2-35
・電話番号:018-865-8888
・営業時間:17:00~24:00
・定休日:なし

【田沢湖の温泉】いぶりがっこも絶品のみそたんぽ発祥の店「たつこ茶屋」

 

 

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澄んだコバルトブルーの神秘的な雰囲気が漂う「田沢湖(たざわこ)」には、永遠の美貌と引き換えに、龍となって湖の主になったという「たつこ姫」の伝説があります。

その名をとった湖畔の「たつこ茶屋」は、郷土料理「みそたんぽ(たつこたんぽ)」(320円)発祥の店です。

味噌たんぽとは、炊き立てのあきたこまちを棒で叩きモチモチ状にし杉の木に巻き付け、甘辛味噌を塗って囲炉裏で焼いた、おやつ版のきりたんぽのようなものです。

キツネ色に焼きあげられた味噌たんぽは、香ばしい味噌だれと白飯のほのかな甘味が楽しめます。

付け合わせの自家製いぶりがっこ(干大根を燻して作る秋田名産の漬物、単品の注文だと320円)も、歯応えと風味が抜群。お土産にも購入できます。

囲炉裏で焼く「岩魚(いわな)の串焼き」(650円)も人気です。

田沢湖の周辺には、神経痛、きりきず、慢性皮膚病、関節痛などに効能のあるナトリウム、塩化物泉を湯浴みできる市民浴場や日帰りできる宿などが点在しています。

<店舗詳細>
・店舗名:たつこ茶屋
・住所:秋田県仙北市田沢湖潟中山40-1
・電話番号:0187-43-0909
・営業時間:9:30~15:30
・定休日:なし

【子安峡温泉】湯沢市皆瀬地区の玄蕎麦や希少な黒毛和牛が味わえる「かえで庵」

提供:かえで庵

秋田県南東部にある「小安峡(おやすきょう)温泉」にある峡谷には通称「地獄釜」と呼ばれる小安峡大噴湯があり、98℃の熱湯と蒸気が激しく噴出する様を間近に見ることができます。

小安峡温泉のおすすめ食事処は、湯沢市皆瀬(みなせ)地区産の玄そばを使った手打ち蕎麦が人気の「かえで庵」。

「ざる蕎麦」(810円)「温かけ」(760円)をはじめ、さまざまな種類のメニューで、コシのしっかりした風味のある蕎麦が味わえます。

提供:かえで庵

中でもおすすめは、「みなせ牛ステーキとおそばのセット」(1,980円)。

ざる蕎麦・温冷かけから選ぶ蕎麦と、現在は1軒のみが扱う250頭の希少な黒毛和牛である、みなせ牛の柔らかくジューシーな味わいが楽しめます。

<店舗詳細>
・店舗名:かえで庵
・住所:秋田県湯沢市皆瀬字下夕野34-1
・電話番号:0183-58-5700
・営業時間:11:00~16:00
・定休日:月曜日(祝日にあたる場合は火曜日)

【横手温泉】B-1グランプリで有名になった横手やきそば「元祖 神谷焼そば屋」

 

 

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岩手県と接するエリアにある「横手温泉」は、横手市街地の北東部にある温泉地です。

美肌に良いといわれる温泉を遙かに鳥海山(ちょうかいざん)を眺めながら楽しめる、日帰り温泉施設や宿が並びます。

横手市を代表する「ご当地グルメ」と言えば、平成21年(2009年)に「B-1グランプリ」でゴールドグランプリを獲得したことから、その名が全国的に知れ渡った「横手やきそば」です。

昭和28年(1953年)から作り続ける「元祖 神谷(かみや)焼きそば屋」では、甘口のソースと、断面が四角い柔らかな麺、半熟の目玉焼きに福神漬けが添えられている、当時のままの横手やきそばを味わえます。

肉、野菜、卵、ホルモンと麺の量(並、中、大、W)を組み合わせて自分好みの焼きそばを注文(肉(並600円〜)、肉玉子(並600円〜)、ホルモン(並600円〜)など)できます。

ソースやにんにく七味、にんにくこしょうで味の変化をつけながら味わう楽しみもあります。

※B-1グランプリとは、地元の人に愛されている安くておいしいご当地グルメを世に広めていくためのまちおこしイベントです。

<店舗詳細>
・店舗名:元祖 神谷焼そば屋
・住所:秋田県横手市大屋新町中野117-67
・電話番号:0182-33-5575
・営業時間:月曜日(祝日の場合は営業)
・定休日:11:00~18:00

【大湯温泉郷】暮坪蕪を薬味に味わう、石臼で挽いた手打ちそば「満月」

 

 

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十和田(とわだ)湖の南の方にある大湯(おおゆ)温泉郷は、大湯川沿いに共同浴場や日帰り入浴施設・宿が並ぶ、高い効能と豊富な湯量を誇る温泉地です。

江戸時代には、南部藩(なんぶはん)の領地で保養温泉地に指定されていました。

大湯温泉でおすすめの店は、石臼で挽いた手打ちそばが味わえる「満月」です。

3種類の蕎麦粉をブレンドした蕎麦は均一に切り揃えられ角が立った美しい見た目。出汁が効いたつゆが蕎麦の味わいを引き立てます。

かけそば(880円)、ざるそば(860円)、天おろしそば(1,570円)の他、満月に見立てた卵黄と大根おろし、長芋とろろを混ぜて食べるオリジナルの「満月とろろそば」(1,130円)なども人気です。

平日のランチタイムには、ミニ天丼と蕎麦のセットメニューがお得です。

夏から秋の季節限定で、独特の辛味がくせになる岩手県遠野市産暮坪蕪(くれつぼかぶ)を薬味にした蕎麦が味わえます。

<店舗詳細>
・店舗名:満月
・住所:秋田県鹿角市十和田大湯上ノ湯20-1
・電話番号:0186-37-3340
・営業時間:11:00~14:30、18:00~20:00
・定休日:月曜日

【湯沢温泉】多くの賞を受賞している稲庭うどんの老舗「佐藤養助総本店」

提供:佐藤養助総本店

提供:佐藤養助総本店

横手市の南にある湯沢市には、泥湯(どろゆ)温泉や須川(すがわ)温泉という人気の秘湯がありますが、湯沢市街にも日帰りでも利用できる温泉宿などが立ち並びます。

湯沢市のおすすめグルメは、「佐藤養助総本店」で味わう秋田名物稲庭うどん。

「佐藤養助総本店」は、江戸末期の万延元年(1860年)創業で、明治時代には宮内省より御買上げされ、また、多くの賞も受賞している老舗です。

提供:佐藤養助総本店

人気のメニューは、「二味(にみ)天せいろ」(1,800円)。醤油と胡麻味噌つゆ両方で、コシがあるツルツルの喉越しの細いうどんを味わえます。

こちらでは、職人の技や歴史資料を見学できたり、稲庭うどんの手作り体験したりもできます。

<店舗詳細>
・店舗名:佐藤養助総本店
・住所:秋田県湯沢市稲庭町字稲庭80
・電話番号:0183-43-2911
・営業時間:11:00~17:00
・定休日:なし ※年末年始

秋田県の温泉グルメマップ

1.美野幸
2.休暇村乳頭温泉郷 お食事処
3.玉川温泉食堂
4.花善
5.秋田川反漁屋酒場
6.たつこ茶屋
7.かえで庵
8.元祖 神谷焼そば屋
9.満月
10.佐藤養助総本店

秋田県の温泉地へ地元の名物グルメを味わいに出かけませんか?

出典:PIXTA

今回は秋田県の名物グルメをご紹介してきましたが、興味の沸いた料理はありましたでしょうか?

秋田の個性あふれる地元料理と温泉を満喫しに、秋田県へ出かけてはいかがでしょうか。