道内トップクラスpH10.0の美肌湯【うらほろ留真温泉】源泉かけ流し|十勝・浦幌の森の中に湧くアルカリ美人泉と大自然の旅


出典:うらほろ留真温泉
2026年05月27日更新

この記事を書いた人

湯あがり ぽか子

温泉大好き40年のベテラン。「一湯一会」を逃さないために、常に手ぬぐいを持ち歩いています。長年の経験で、お湯を触っただけで大体の泉質がわかる特技を持ちます。温泉好きが高じて、温泉ソムリエ・温泉観光アドバイザーの資格を取得。日本の宝である「温泉文化」を皆さんにお伝えできることが喜びです!

北海道の中でもトップクラスのpH10.0。

北海道十勝郡浦幌町、町の面積の7割が森林に覆われた山あいに、強アルカリ性の天然温泉が静かに湧いています。

「うらほろ留真(るしん)温泉」は、入浴するだけで手がぬるぬるとなめらかになるほどの高アルカリ性で、天然「美容液」とも呼ばれる美肌の湯です。

明治30年代に温泉が発見されたという歴史ある地で、2011年(平成23年)に町営の日帰り温泉としてリニューアルオープンし、全浴槽源泉かけ流しで地元の人々と旅人を迎えています。

浦幌の森へ 炭坑の歴史と山あいの秘湯

出典:うらほろ留真温泉

うらほろ留真温泉は、北海道十勝郡浦幌町の山あいに位置しています。

道東自動車道・浦幌ICから国道274号線・道道56号線を経由して車で約30キロ(約30分)、帯広市内からは車で約1時間15分です。

公共交通機関はコミュニティバスや無料送迎バス(要電話確認)が運行していますが、本数は少ないためマイカーが基本となります。

温泉の発見は明治30年ごろとされ、かつてこの周辺は炭鉱で栄えた場所でした。

温泉旅館の建設・閉館・再開という歴史を経て、2011年に浦幌町が現在の日帰り温泉施設を新築オープン。

500円というリーズナブルな入浴料金で道内トップクラスのアルカリ泉が楽しめるとして、地元の常連客から旅行者まで幅広く支持されています。

敷地内には宿泊可能なコテージ(キッチン・ペレットストーブ付き)もあり、自炊しながら温泉を繰り返し楽しむ滞在スタイルも可能です。


昆布刈石展望台・太平洋と十勝の大地 浦幌の自然を巡る

出典:北海道観光振興機構

浦幌町は十勝の中でも最南東部に位置し、太平洋に面した自然豊かな土地です。

「昆布刈石(こんぶかりいし)展望台」は、浦幌町の海岸沿いにある断崖絶壁の展望スポットで、太平洋の雄大な水平線と荒磯の景観が広がります。

アクセスは決して容易でないものの、その圧倒的な絶景を目当てに訪れる旅人が後を絶ちません。

また温泉の目の前を流れる留真川沿いの遊歩道では、川のせせらぎと野鳥のさえずりを聞きながら静かな森の散策が楽しめます。

春の山菜・秋のキノコとともに、十勝の大地の豊かさをそのまま体感できる場所です。


豚丼・十勝の食材 大地の恵みを味わう

出典:フォトAC

温泉の休憩所では十勝名物「豚丼」が食べられます。

甘辛いたれで焼いた豚肉を白飯に乗せた帯広発祥のB級グルメで、十勝旅行の定番として全国に知られています。

温泉でしっかりとととのった後の豚丼は格別の美味しさです。

浦幌町は農業・畜産・漁業が盛んで、十勝の大地が育んだジャガイモ・小麦・乳製品をはじめ、太平洋の毛ガニ・サンマ・昆布など豊かな食材が揃います。

道の駅うらほろでは地元産の新鮮野菜や加工品が購入でき、温泉帰りの立ち寄りに最適です。


pH10.0のぬるぬる美肌湯 源泉かけ流し体験

出典:うらほろ留真温泉

うらほろ留真温泉のpH10.0という強アルカリ性は、道内でもトップクラスの数値です。

浴槽に入った瞬間から肌がぬるぬるとなめらかになり、これは高アルカリ性の成分が皮膚の古い角質を溶かし落とすことによる「クレンジング効果」です。

湯上がりには肌がつるりと整い、天然「美容液」と呼ばれるのも納得の体験ができます。

内湯は低温(約40℃)と高温(約43〜45℃)の2槽があり、好みの温度を選べます。

露天風呂も完備されており、四季折々の山の景色を眺めながら入浴できます。水呑み場には水道水と温泉水の2種類の蛇口があり、ほのかに硫黄の香りがする温泉水をそのまま飲泉できるのもこの施設ならではの体験です。

全浴槽源泉かけ流しで提供されており、サウナも完備しています。


うらほろ留真温泉の源泉かけ流し概要

出典:うらほろ留真温泉

泉質: アルカリ性単純温泉

pH: 10.0(道内トップクラスの強アルカリ性)

湯色: 無色透明・ぬるぬるしたなめらかな肌触り

源泉かけ流し: 全浴槽源泉かけ流し・飲泉可

効能: 神経痛・筋肉痛・関節痛・慢性皮膚病・慢性婦人病・冷え性・疲労回復・美肌

旅の余韻

出典:うらほろ留真温泉

浴槽に入った瞬間、手のひらがぬるりとなめらかになります。

pH10.0の強アルカリ性が肌の角質を溶かしている、その感触が直接伝わってくる瞬間です。

留真川のせせらぎが聞こえ、野鳥が鳴く山の静寂の中で、500円という信じられない価格で道内最高クラスの美肌湯に浸かれる。

浦幌という町の豊かさを、この温泉が静かに証明しています。