写真提供 岐阜県白川村役場

日本美を再認識。世界遺産「白川郷」を歩む

更新日:2021年5月6日

世界遺産にも登録されている人気の観光スポット「白川郷(しらかわごう)」。「合掌(がっしょう)造り」と呼ばれる、手のひら(掌)を合わせたような急勾配の屋根が特徴の家屋が建ち並ぶことで知られています。合掌造りは、冬の厳しい自然環境の中生み出された、日本ならではの建築様式です。こちらの記事では、白川郷の魅力や歴史、人気のスポット、アクセスなどについて紹介します。

新型コロナの影響により、各施設の営業状況は変更の可能性があります。詳細は公式HPをご確認ください。らくらく湯旅では引き続き読んで楽しめる温泉情報を発信していきます。

日本が誇る集落・白川郷とは


写真提供 岐阜県白川村役場

岐阜県大野郡白川村に位置する白川郷は、1995年に「白川郷・五箇山(ごかやま)の合掌造り集落」として、ユネスコの世界文化遺産に登録された集落です。日本でも有数の豪雪地帯であり、真冬には積雪が170cm以上になることもあります。険しい山々に囲まれた土地のため、かつては周囲から遮断され秘境と呼ばれていました。しかし、近年は世界遺産に登録されたこともあって知名度が高まり、国内外から多くの観光客が訪れる人気スポットとなっています。

日本の原風景ともいうべき美しい合掌造りが残されている白川郷は、昔ながらの人々の生活や文化を今も体感できる、どこか懐かしさを感じる場所です。白川郷といえば、雪に覆われた合掌造りの風景が有名ですが、四季折々の美しさを楽しめる場所でもあります。

世界遺産への途とその歴史


写真提供 岐阜県白川村役場

白川郷の中心となる荻町(おぎまち)集落では、歴史ある民家の外観を壊さないよう、「売らない・貸さない・壊さない」の3原則を定めてきました。そのような人々の努力の結果、1976年には重要伝統的建造物群保存地区に選定、1995年にはユネスコの世界文化遺産に登録されることになります。世界遺産の登録においては、残された建物そのものだけではなく、白川郷に根付いている人々の相互扶助の営み「結(ゆい)」が高く評価されたといいます。

自然環境の厳しい白川郷では、そこに暮らす人々が助け合わないことには生活が成り立ちませんでした。結の心は今もしっかりと地元の人に受け継がれており、合掌造りの茅葺屋根(かやぶきやね)の葺き替えは、村の皆で助け合って行われています。白川郷を訪れることで、そんな絆の大切さも感じることができるでしょう。

大自然と暮らしが共存、白川郷のみどころ

国重文 和田家

写真提供 岐阜県白川村役場

江戸時代に建てられた「和田家(わだけ)」は、国の重要文化財に指定されている巨大な合掌造りの民家です。白川郷にある合掌造りの民家としては規模が最も大きく、その美しさと風格は必見。1階と2階部分が見学でき、1階は住居スペース、2階は養蚕が行われていたスペースとなっています。現在も、実際に民家として使用されています。

<施設詳細>
・住所:岐阜県大野郡白川村荻町997
・電話番号:05769-6-1058
・HP:https://shirakawa-go.gr.jp/active/13/(白川郷観光協会HP)

長瀬家


写真提供 岐阜県白川村役場

「長瀬家(ながせけ)」は5階建ての合掌造りで、その大きな屋根には約11mの合掌柱(一本柱)が使用されています。長い歴史を持つ旧家で、家屋の中には昔ながらの生活道具をはじめ、500年以上も前のものとされる貴重な仏壇や美術品、さらには医療道具なども展示されています。

<施設詳細>
・住所:岐阜県大野郡白川村荻町823-2
・電話番号:05769-6-1047
・HP:https://shirakawa-go.gr.jp/active/5/(白川郷観光協会HP)

神田家


写真提供 岐阜県白川村役場

江戸時代後期に建てられたとされる「神田家(かんだけ)」は、和田家から分家してできた旧家です。こちらの合掌造りは4階建てで、完成までに10年もの歳月がかかったといわれています。白川郷の合掌造りの中でも非常に完成度が高く、その小屋組や間取りなどはぜひ目にしておきたいものです。見学者は家の中心にある囲炉裏で野草茶をいただくことができます。

<施設詳細>
・住所:岐阜県大野郡白川村荻町796
・電話番号:05769-6-1072
・HP:http://kandahouse.web.fc2.com

野外博物館 合掌造り民家園

写真提供 岐阜県白川村役場

「合掌造り民家園」は、25棟の合掌造り(うち9棟は県重要文化財)が保存されている博物館です。

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数年かけて合掌造りの家屋を現在の場所に移築し、「白川郷合掌村」としてオープンしたのが合掌造り民家園の前身となりました。


写真提供 岐阜県白川村役場

園内には家屋の他にも、水車小屋や神社、お寺などがあり、白川村の文化や歴史を学ぶことができます。また、わら細工や、ひで(ヒノキを薄くスライスしたもの)細工、そば打ちなども体験可能です。

<施設詳細>
・住所:岐阜県大野郡白川村荻町2499
・電話番号:05769-6-1231
・HP:https://www.shirakawago-minkaen.jp

明善寺庫裡郷土館

写真提供 岐阜県白川村役場

「明善寺庫裡郷土館(みょうぜんじきょうどかん)」の建物は、江戸時代後期に建てられた合掌造りの寺院です。本堂はもちろん、鐘楼(しょうろう:鐘を吊るすための建物)や庫裏(くり:僧侶が居住する台所や居間)なども合掌造りなのはとても珍しいとされています。現在は郷土資料館として使用されており、当時の炊事道具や農具、家具などの生活用品が展示されています。1階には囲炉裏の間があり、庭に面して回廊が広がっています。

<施設詳細>
・住所:岐阜県大野郡白川村荻町679
・電話番号:05769-6-1009
・HP:https://shirakawa-go.gr.jp/active/12/(白川郷観光協会HP)

白川郷 田島家養蚕展示館

 

「白川郷 田島家養蚕展示館(たじまけようさんてんじかん)」は、白川郷の養蚕の歴史を学べる資料館です。旧田島家の合掌造り家屋を使用して、現在ではほとんど見られなくなった養蚕が行われています。また他にも、白川村の歴史に関する貴重な資料の展示、合掌造りの移築を記録した映像が見られるなど、ぜひとも足を運びたいスポットです。

<施設詳細>
・住所:岐阜県大野郡白川村荻町字中屋2643-2
・電話番号:090-2682-5281
・HP:https://shirakawa-go.gr.jp/active/9/(白川郷観光協会HP)

荻町城跡展望台


写真提供 岐阜県白川村役場

萩町合掌造り集落を眼下に一望できる「荻町城跡展望台(おぎまちしろあとてんぼうだい)」。荻町城跡の地形は周囲を山に囲まれた断崖絶壁となっているため、雄大な景色を眺めることができます。写真撮影の絶景スポットなので、多くの観光客が足を運んでいます。展望台へのアクセスは、傾斜の緩い歩道コースと自動車道から入るコースの2つがあります。

<施設詳細>
・住所:岐阜県大野郡白川村荻町
・電話番号:-
・HP:http://shirakawa-go.org/kankou/guide/253/(白川村役場HP)

天守閣展望台

 

 

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「天守閣展望台」は荻町城跡展望台から徒歩約5分の場所に位置しており、ここからも荻町集落や白山連峰を一望することができます。展望台まではシャトルバスが運行しており、徒歩でも約20分です。荻町城跡展望台とは異なる風景が広がっているので、ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。

<施設詳細>
・住所:岐阜県大野郡白川村荻町889
・電話番号:05769-6-1728(お食事処天守閣)
・HP:http://www.hidatakayama.ne.jp/shiroten/(お食事処天守閣)

総合案内所であいの館

写真提供 岐阜県白川村役場

白川郷の観光情報を入手したいなら、まず訪れたいのが「総合案内所であいの館」です。白川郷の観光マップが手に入る他、季節ごとのイベントや見どころ、交通情報なども教えてもらえます。インターネットにアクセスできるフリースポットも設置されています。

<施設詳細>
・住所:岐阜県大野郡白川村荻町2495-3
・電話番号:-
・HP:http://shirakawa-go.org/kankou/guide/806/(白川村役場HP)