【秋田】「乳頭温泉郷」1泊2日の旅!泉質の異なる湯ときりたんぽを堪能


出典:PIXTA
更新日:2021年3月29日

秋田県にある「乳頭温泉郷(にゅうとうおんせんきょう)」は、秋田県の「十和田八幡平(とわだはちまんたい)国立公園」の中に位置し、山深い乳頭山麓の秘湯7つでなる温泉郷です。 7つの温泉は秘湯と称され、国内のみならず海外から温泉を求めて訪れる方も多いと言われています。また、大自然の恩恵を受けた秋田には、美味しい食材が揃っています。今回は、乳頭温泉郷にある秘湯と秋田の郷土料理を堪能する、1泊2日の旅プランをご紹介します。

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この旅行プランはこんな人におすすめ

  • 1泊2日で温泉旅行に出かけたい
  • 自然に囲まれた温泉地でのんびりしたい
  • グルメの美味しい場所に旅したい

旅のしおり

【Day1】

〈10:00〉JR田沢湖駅に到着
〈11:30〉休暇村乳頭温泉郷でランチと立ち寄り入浴
〈15:00〉乳頭温泉周辺を散策
〈16:30〉乳頭温泉にあるホテルにチェックイン

【Day2】

〈10:00〉妙乃湯で立ち寄り入浴
〈11:30〉バスでJR田沢湖駅へ向かう
〈13:00〉そば五郎でランチ
〈15:00〉JR田沢湖駅周辺でお土産購入
〈17:00〉「JR田沢湖駅」を出発

乳頭温泉1泊2日の旅スタート

【Day1】JR田沢湖駅に到着

〈10:00〉
秋田県を代表する湖の1つ田沢湖の最寄り駅「JR田沢湖(たざわこ)駅」。

乳頭温泉観光の起点となる場所です。

<参考>
【東京・大阪より】→秋田新幹線(上野駅発)で約2時間40分
【仙台より】→秋田新幹線(仙台駅発)で約1時間10分

JR田沢湖駅は、ガラスと木を組み合わせたモダンなデザインが評価され、東北の駅百選に選定されました。

ここからバスに乗り、乳頭温泉へ向かいます。

JR田沢湖駅から乳頭温泉までは約50分の道のり(料金840円)です。道中はお手洗いがありませんので、先に済ませておきましょう。

乳頭温泉へ向かうバスは、駅前ロータリー右手にある停留所から出発です。

JR田沢湖駅から乳頭温泉郷へ向かうには、羽後交通運行の乳頭線を利用し、JR田沢湖駅から36番目の停留所、休暇村前を目指します。

<施設詳細>
・住所:秋田県仙北市田沢湖生保内字男坂68
・観光マップ:Day1 A地点


↓徒歩約1分


【Day1】「休暇村乳頭温泉郷」でランチと立ち寄り入浴

〈11:30〉
休暇村前でバスを降り、「休暇村乳頭温泉郷」でランチと立ち寄り入浴を楽しみます。

提供:休暇村乳頭温泉郷

休暇村乳頭温泉郷は、ブナ林に囲まれた場所にあります。

ブナ林は春頃から初夏にかけては色鮮やかに緑に輝き、秋になれば燃えるように紅く染まります。冬になると、あたり一面の銀世界となり、神秘的な雰囲気に包まれます。

提供:休暇村乳頭温泉郷

まずは、休暇村乳頭温泉郷でランチをいただき、お腹を満たしましょう。

おすすめは秋田名物の「きりたんぽ鍋定食」(1,850円)です。

提供:休暇村乳頭温泉郷

きりたんぽは、秋田の郷土料理の一つ。
うるち米のご飯をつぶし、杉の棒に巻き付けて焼いたたんぽ餅がきりたんぽです。

秋の新米を刈る時期になると、きりたんぽまつりが開催されるほど、秋田県民に親しまれている料理です。

休暇村乳頭温泉郷のきりたんぽは、あっさりとした甘みで粘りが強いのが特長のあきたこまちで作られています。

きりたんぽ鍋は、棒から外して食べやすく切ったきりたんぽを使って作ります。

出汁は、比内地鶏(ひないじどり)からとられ、鶏の旨味が凝縮された一度飲めば忘れられない絶品スープです。

きりたんぽ鍋でお腹を満たした後は、同じ施設内にある温泉に浸かりましょう。

提供:休暇村乳頭温泉郷

休暇村乳頭温泉郷(入浴料:600円)では、2つの源泉から湧き出た、ナトリウム炭酸水素塩泉と単純硫黄泉の湯を堪能することができます。

男女それぞれに分かれた浴場の中には、大浴槽、小浴槽、露天風呂の3つの浴槽があります。

提供:休暇村乳頭温泉郷

大浴槽に注がれる湯は、ナトリウム炭酸水素塩泉です。

ほんのり褐色に濁り、微かに油臭と呼ばれる香りがするのが特長です。重曹成分を含む美肌の湯となっており、湯ざわりは柔らかく、程よいツルツル感があります。

小浴場、露天風呂に注がれる湯は、単純硫黄泉です。

乳白色に濁っているのが特長で、弱酸性でさらさらとした湯ざわり。湯の華や弱酸性の効果から、美肌や美白の湯と言われています。

2つの異なる湯をゆっくりと堪能してみてください。

施設内には、売店や喫茶、休憩スペースもあります。

明るく洗練された休憩スペースで、火照った体をゆっくりと落ち着かせましょう。

提供:休暇村乳頭温泉郷

提供:休暇村乳頭温泉郷

<施設詳細>
・住所:秋田県仙北市田沢湖駒ケ岳2-1
・電話番号:0187-46-2244
・営業時間:11:00~17:00
・観光マップ:B地点


↓徒歩約15分


【Day1】乳頭温泉周辺を散策

〈15:00〉
休暇村乳頭温泉郷でランチと温泉を満喫した後は、乳頭温泉周辺をのんびり散策してみます。

新緑の季節などは、湿原やブナ林の回廊を巡ってみるのもおすすめです。

提供:仙北市観光課

乳頭温泉周辺を流れる小川には、岩魚や沢蟹なども生息していたり、都会では珍しい野鳥にも出合えます。

野鳥のさえずりや風に揺れる木々の音に耳をすませば、心穏やかな気分になれることでしょう。

提供:仙北市観光課

大自然の恵みを心ゆくまでお楽しみください。


↓徒歩約10分~15分

【Day1】ホテルにチェックイン

〈16:30〉
乳頭温泉にあるホテルにチェックインし、1日目の終了です。

【Day2】

ホテルをチェックアウトし、立ち寄り入浴に向かいます。


↓徒歩約10分~15分

【Day2】2つの源泉が楽しめる「妙乃湯」で立ち寄り入浴

〈10:00〉
2日目は、「妙乃湯(たえのゆ)」(入浴料:600円)で温泉を堪能します。

提供:乳頭温泉組合

自然に囲まれた立地に佇む妙乃湯は、モダンでノスタルジックな雰囲気が漂う温泉施設です。

妙乃湯は、2本の自家源泉を持っています。

1本は、さっぱりとした肌ざわりのマグネシウム・カルシウム硫酸塩泉の「金の湯」。もう1本は、とろみを感じる単純泉の「銀の湯」です。

金の湯は、肌をしっとりさせる効果やクレンジング効果があります。

一方の銀の湯は、殺菌効果と体内に溜まった老廃物や毒素を排出する効果が得られます。

金の湯は女性の人気が高く、その効果から美肌の湯と呼ばれています。

2本の源泉から湧き出る温泉は、貸切風呂を含め8つの湯船で楽しむことができます。特に、滝のように流れ落ちる渓流と緑豊かな森林を望みながらお湯を楽しめる混浴露天風呂が人気です。

提供:乳頭温泉組合

季節によってさまざまな姿を眺めながら温泉に浸かれる、絶景露天風呂です。

提供:乳頭温泉組合

妙乃湯のサービスは「心と体を癒してもらい、また頑張れるようにそっと背中を押すような温かいおもてなし」を目標にしています。

些細な気づきも見逃さない、丁寧で細やかなサービスを提供しています。

心温まるサービスと絶景風呂で、心と体を存分に癒すことができるでしょう。

<施設詳細>
・住所:秋田県仙北市田沢湖生保内字駒ヶ岳2-1
・電話番号:0187-46-2740
・営業時間:10:30〜14:50 (14:00受付終了) (定休日:火曜日)
・観光マップ:Day2 A地点


↓徒歩約5分

【Day2】バスでJR田沢湖駅へ

〈11:30〉
温泉で十分に癒された後は、「妙乃湯温泉前」よりバスに乗り(料金840円)、JR田沢湖駅へ向かいます。

11:55に妙乃湯温泉前発のバスに乗ると、12:43にJR田沢湖駅前に着きます。


↓バスで約50分

【Day2】十割の本格そばが味わえる「そば五郎」でランチ

〈13:00〉
2日目のランチは、バスを降りたJR田沢湖駅前にある、「そば五郎」でいただきます。

そば五郎は、秋田県の特産品を取扱う物産館「田沢湖市(たざわこいち)」の館内で営業しています。

田沢湖市の建物は、田沢の鎧畑(よろいはた)地区の浦山邸を移築したもの。田沢の風景が描かれた襖絵(ふすまえ)や、当時の手漉(てす)き紙を残した障子紙などを見ることができます。

地元の方をはじめ、多くの観光客が賑わう物産館で、館内には旧家の名残を伺える和の風情が漂っています。

スタッフも気さくな方が多く、人のぬくもりを感じられます。

そんなそば五郎でいただくのは、「地鶏せいろ」(1,000円)。

そば五郎の自家製麵は、田沢湖地蕎麦を五割、つなぎの微粒子蕎麦粉を五割加えて打ちあげた十割蕎麦。添加物や化学調味料を使用していないこだわりのつゆも絶品です。

地鶏せいろは、噛むほどに比内鶏の味とコクが際立ちます。

秋田の味覚・比内鶏と、田沢湖の味覚を存分に味わってみてください。

<店舗詳細>
・住所:秋田県仙北市田沢湖生保内字水尻59-40
・電話番号:0187-43-3511
・営業時間:11:00~17:30(お盆と年末年始は短縮営業)
・観光マップ:Day2 C地点


↓徒歩約10分

【Day2】JR田沢湖駅周辺でお土産を購入

〈15:00〉
JR田沢湖駅周辺を歩きながら、旅のお土産を購入しましょう。

JR田沢湖駅から少し歩くと、神妙な空気に包まれた田沢湖があります。

例年4月頃から11月上旬頃までは、湖上から秋田の大自然を眺めることができる遊覧船(運賃760円~)が運行されています。

湖上にでると、優しくなびく風が新鮮な空気を運んできてくれ、気持ち良い深呼吸ができます。360度大自然に囲まれた場所ならではの美味しい空気をたっぷりと堪能してください。

提供:羽後交通

おすすめお土産①:福寿菓子舗の「さなづら」

おすすめのお土産一つ目は、「福寿菓子舗」の「さなづら」(10枚入1,080円)。

提供:福寿菓子舗

さなづらは、山ブドウの果汁に寒天を混ぜてゼリー状にしたお菓子で、見た目が鮮やかな秋田の銘菓です。

古くから秋田県民に親しまれてきた味です。

また「さなづら日記」(8個入り1,730円)もおすすめです。

提供:福寿菓子舗

山ブドウの深い味わいが、口の中いっぱいに広がる、どこか懐かしさを感じる逸品です。

おすすめお土産②:欧風レストラン KAEDEの「田沢湖熟成生ハム」

おすすめのお土産二つ目は、欧風レストラン KAEDEの「田沢湖熟成生ハム」(30g×3パックセット 1,980円)。

封を開けると、やわらかな薫りが広がります。

欧風レストラン KAEDEの生ハムは、スペインの長期熟成型生ハム「ハモン・セラーノ」の製法を参考に、海外からの生ハム輸入が解禁された2,000年より以前から日本の気候に合わせこの地で手作りされているものです。

秋田県産の三元豚をミネラル豊富な海水塩に漬け込んだ後、自然環境で1年以上熟成させた、手間暇をかけた逸品。

塩以外の添加物を一切使用していないこだわりの品です。

<施設詳細>
・住所:秋田県仙北市田沢湖生保内字造道29-12
・電話番号:0187-43-3768
・営業時間:11:30~21:00(定休日:火曜日)
・観光マップ:Day2 D地点


↓徒歩約10分

【Day2】JR田沢湖駅を出発

〈17:00〉
JR田沢湖駅を出発し、乳頭温泉の旅も終わりです。

帰路に着きます。

観光マップ

【Day1】


A:JR田沢湖駅
B:休暇村 乳頭温泉郷
C:乳頭温泉郷 鶴の湯温泉

【Day2】

A:乳頭温泉郷 妙乃湯
B:JR田沢湖駅
C:そば五郎 田沢湖駅前店
D:欧風食堂 KAEDE

秘湯とも言われる乳頭温泉へ。自然に囲まれた温泉と秋田名物を堪能する旅に出かけよう!

出典:PIXTA

秋田県にある乳頭温泉郷は、海外からも注目される秘湯です。

今回は、そんな乳頭温泉を1泊2日で巡る旅プランをご紹介しました。

大自然の中で楽しむ秘湯と秋田ならではのグルメ、両方を楽しめるプランとなっています。

アクセスしやすいとは言えない立地ではありますが、自然の恵みを十分に感じることができます。

ぜひ乳頭温泉へ足を伸ばし、癒しのひと時を過ごしてみてはいかがでしょうか。