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21世紀に残したい!「湯けむり展望台」から眺める別府温泉は昼も夜も美しい

更新日:2021年6月28日

この記事を書いた人

ともきち

温泉が好きで、年に数回は友人や家族と国内旅行を計画し、色々な温泉地へ出かけています。温泉の中でも、濁り湯の露天風呂が特に好みです。旅先では、有名観光地や絶景スポットをひと通りまわり、地元の名物料理やお菓子の食べ歩きも欠かしません。旅好きならではの視点で、温泉地の情報や温泉にまつわる知識など、魅力あふれる記事をお届けします。

「おんせん県」という愛称で親しまれる大分県の「別府(べっぷ)温泉」。
別府には、平成13年NHKが募集した「21世紀に残したい日本の風景」で、富士山に次いで全国第2位に選ばれた温泉の湯けむり・雄大な山々の素晴らしい景色があります。
今回はその風景を一望できる『湯けむり展望台』をご紹介します。

湯けむり展望台とは?

出典:PIXTA

別府市にある「湯けむり展望台」は、JR別府駅から車で約20分の別府の鉄輪(かんなわ)にあります。

展望台からは、もくもく湯けむりが立ち上がる別府の街並みと、その奥にそびえる鶴見岳や扇山の山々などが一望できます。

朝から夜まで別府の素晴らしい景色が無料で楽しめる湯けむり展望台は、別府観光には欠かせないスポットです。

重要文化的景観「別府の湯けむり」

別府の湯けむりとは

提供:別府画像ライブラリー

別府市には、市内8つの代表的温泉地「別府八湯(べっぷはっとう)」の湯けむりが舞う街並みがあります。

別府の風景は「別府の湯けむり・温泉地景観」として、2012年に国の重要文化的景観に選定されました。また、平成13年NHKが募集した「21世紀に残したい日本の風景」でも富士山に次いで2位に選ばれています。

大気と湯けむりの温度差がある冬の寒い日には、湯けむりがよりはっきりと美しく見えます。

別府八湯

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「別府八湯」とは、別府市内全域に点在している8つの代表的温泉地の総称です。8つの温泉地は同じ市内にありながら泉質・効能が異なっており、温泉の趣もそれぞれです。

130年以上の歴史を持つ歴史的な建物「竹瓦(たけがわら)温泉」のある「別府温泉」、噴気湧き出るコバルトブルーが美しい「海地獄」のある「鉄輪(かんなわ)温泉」、世界で唯一「湯の花小屋」で湯の花を作る「明礬(みょうばん)温泉」などが特に有名です。

時間で変わる湯けむり展望台からの景色

日中

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日中、特に晴れた日には、温泉街の先に鶴見岳や扇山をはっきりと見晴らすことができます。温泉街や山の名称をわかりやすく紹介している案内板を頼りに、各スポットを確認しながら見られるので便利です。

また、日没頃の山々のシルエットを背景に温泉街が黄昏る時間も一段と趣があります。

提供:別府画像ライブラリー

夜になると、温泉地の旅館に灯る明かりの間から白い湯けむりが立ち上がる、幻想的な雰囲気に変わります。

土・日・祝日およびイベント時には湯けむりのライトアップが行われ、その美しさは息を飲むほどです(点灯時間19:00~21:00)。