〈10:30〉温泉街の鬼をめぐり、地獄谷へ。「閻魔堂」で地獄の審判に立ち会う

登別温泉街の散策は、鬼めぐりから。温泉街のメインストリート「極楽通り商店街」とその周辺にある、恋愛や商売を願う可愛らしい鬼像(きぞう)を巡ってお願い事をしましょう。これらの鬼像は、登別温泉の湯の守り神「湯鬼人(ゆきじん)」の像です。

「登別温泉バスターミナル」から「極楽通り商店街」を北上し最初に出会うのは、「湯かけ鬼蔵」。日帰り入浴施設「さぎり湯」入口にある、無病息災、諸病平癒の石像です。

さらに極楽通りを商店街の中ほどまで北に進むと、恋愛成就の仲良く2体並んだ可愛らしい鬼蔵がいます。

提供:一般社団法人 登別国際観光コンベンション協会

学業成就や商売繁盛の鬼蔵を見ながら、極楽通りを突き当たりまで行くと鬼の棍棒のオブジェが8本立っている「泉源(せんげん)公園」が見えます。

爆裂火口跡「地獄谷」から流れる温泉の川沿いから間欠泉(かんけつせん)が約3時間ごとに高さ8mにもなる勢いで吹き出すさまは驚きの迫力。

ちなみに、鬼の棍棒にはそれぞれ健康や金運などのご利益があり、最もご利益のある金棒1本が円を描く金棒の中心の地中に埋まっていると言われています。

提供:一般社団法人 登別国際観光コンベンション協会

「泉源公園」の向かいには、大きな赤鬼と青鬼の像があるので、ぜひ記念撮影をしましょう。鬼の間には、江戸時代から伝わるという「念仏鬼像」を祀った祠があります。

提供:一般社団法人 登別国際観光コンベンション協会

極楽通りの突き当たりの道、倶多楽(くったら)湖公園線を徒歩7分ほど行くと、「地獄谷展望台」へ辿り着きます。

地獄谷は、日和山(ひよりやま)の噴火活動によりできた爆裂火口跡。至る所から噴気が上がっていて、まさに鬼の棲む地獄のようです。

登別温泉街のホテルや旅館は、地獄谷で湧出した多種の温泉を使っています。

<スポット詳細>
・スポット名:地獄谷展望台
・住所:北海道登別市登別温泉町
・観光マップ:B地点

提供:一般社団法人 登別国際観光コンベンション協会

さて、地獄をじっくり見た後は、極楽通りへ徒歩8分ほどで戻り、温泉のシンボル的な存在の閻魔(えんま)大王がいる「閻魔堂」へ向かいます。

普段は穏やかな顔をしている閻魔大王も、「地獄の審判」の時間になり悪事を裁く時には、恐ろしい顔に一転。

閻魔大王の地獄の審判の時間は1日6回あるので、タイミングを合わせて立ち会ってみてはいかがでしょうか?

<施設詳細>
・施設名:閻魔堂
・住所:登別市登別温泉町
・電話番号:0143-84-3311
・地獄の審判の時間:10:00、13:00、15:00、17:00、20:00、21:00 ※天候により閻魔堂を閉める場合あり
・定休日:なし
・観光マップ:C地点


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〈13:00〉「温泉市場」で地獄のカニめしを堪能

提供:温泉市場

ランチには、登別温泉温泉のご当地グルメを堪能しましょう。向かうのは、「閻魔堂」のお隣にある、新鮮魚介をたっぷりのせた海鮮丼やカニめしなどのメニューが味わえる「温泉市場」です。市場という名だけあって、店内には鮮魚の水槽や毛ガニやホタテの生簀が。魚介類を炭火焼にしている様子も間近で見られます。

提供:温泉市場

卵黄をのせたユッケ風の丼「地獄のカニめし」(1,600円)がおすすめ。キムチのタレが絡んだ毛ガニを卵黄と混ぜて味わいます。地獄のと名だけあって少し辛めの仕上がりです。

同じピリ辛風味のメニューには「登別閻魔やきそば」(980円)も。新鮮な旬の魚介類が入っています。

<店舗詳細>
・店舗名:温泉市場
・住所:北海道登別市登別温泉町50
・電話番号:0143–84–2560
・営業時間:11:00~17:00(L.O.16:30) ※食事は11:30~(変動あり)
・定休日:不定休
・観光マップ:D地点


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〈15:00〉バラエティ豊かな35の湯船を湯めぐり「第一滝本館」へ立ち寄り入浴

 

 

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ランチの後は、江戸時代に登別温泉初の旅館として滝本金蔵氏が始めた、老舗旅館「第一滝本館」へ立ち寄り湯に向かいます。

 

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湯量たっぷりで泉質も豊かな登別の湯を堪能できる「第一滝本館」では、硫黄泉、芒硝(ぼうしょう)泉、重曹泉など5つの泉質の源泉かけ流しを、バラエティ豊かな35の湯船で楽しめるのが魅力。浴場は、なんと1,500坪もの広さがあります。

<施設詳細>
・施設名:第一滝本館
・住所:北海道登別市登別温泉町55
・電話番号:0120-940-489
・日帰り湯の営業時間:9:00~18:00
・定休日:なし
・日帰り温泉の利用料:大人2,250円、小人(3〜12歳)1,100円
・観光マップ:E地点


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