車なしでも大丈夫!東京から電車やバスで気軽に行ける温泉地7選
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むう
銭湯のとなりに住むほどの温泉好きで、温泉はまさにライフスタイルの一部。休日は宿自慢の料理でお腹も満たせ、気軽に旅気分が味わえる温泉旅館の食事付き日帰りプランがお気に入りでよく利用しています。チョイスの決め手は露天風呂で、大自然や街並みを眺めながら心ゆくまで湯に浸かり、日々の疲れをリセットさせています。
気分をリフレッシュさせたいと思ったり、日常の疲れを癒したくなった時、ふと温泉が恋しくなることがありますよね。しかし、せっかく温泉で癒されても帰り道が長いとまた疲れてしまうなんてことも。今回は、そんな時にぴったりな、思い立った時にふらりと気軽に足を運ぶことができる、東京から電車やバスなど公共機関を使って1・2時間程度で行けるおすすめの温泉地を7選ご紹介します。
目次
【神奈川】温泉はもちろん食事・土産・観光も揃う一大温泉地「箱根湯本温泉」
出典:PIXTA
神奈川県にある「箱根(はこね)温泉」は、言わずと知れた一大温泉地。
「箱根十七湯」と呼ばれる大小17の温泉地があり、どの温泉も人気があります。
その中でも特に賑わいをみせる「箱根湯本温泉」は、箱根エリアの玄関口に位置しており、新宿駅から小田急ロマンスカーで最速約73分で乗り換えなしで行ける利便性の高さが魅力です。
箱根湯本温泉とは
出典:PIXTA
豊かな自然に恵まれた箱根湯本温泉は、奈良時代に発見されたといわれる箱根温泉郷で最も古い温泉地です。
駅前から温泉街が広がっていて、温泉宿や食事処、食べ歩きグルメや土産物屋などが所狭しと並び、一年通して多くの観光客が訪れます。
明治皇后をはじめ、政治家や数多くの著名人にも愛され、国の重要文化財に指定されている宿もあります。
周辺には、北条氏の菩提寺である「早雲寺」をはじめとした由緒ある神社仏閣などの観光スポットも充実しています。
温泉の特徴
箱根温泉郷は1日25,000tもの豊富な湯量で、湧出量は全国5位を誇ります。
単純温泉やアルカリ性単純温泉をはじめとする約20種類もの泉質があることから、「湯のデパート」とも呼ばれています。
効能は神経痛、冷え性、慢性皮膚病などがあり、特にアルカリ性単純温泉の湯は美肌にも良いといわれています。
<温泉地詳細>
・温泉名:箱根湯本温泉
・住所:神奈川県足柄下郡箱根町湯本
・アクセス方法:小田急線「新宿駅」から小田急ロマンスカーに乗り最速で約73分で「箱根湯本駅」着。
【静岡】東京から最短35分で行ける海沿いの温泉地「熱海温泉」
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静岡県熱海市にある「熱海(あたみ)温泉」は、東京駅から新幹線で快適に移動しながら、最短35分で到着できる温泉地です。
駅前から、熱海市の名所・旧跡を中心に巡回する観光バスなどが出ていて観光にも便利です。
熱海温泉とは
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太平洋に面し、海沿いにオーシャンビューの温泉宿が立ち並ぶ熱海は、美しい景色と温暖な気候から「日本のハワイ」と呼ばれ、かつては新婚旅行先としても人気を博してきました。
駅近辺のアーケードから海岸沿いまで続く温泉街では、豊富な水産資源を生かした海鮮などを楽しめる食事処や土産処が軒を連ね、お腹を満たしながら散策が楽しめます。
熱海名物ともされる、1年を通じて開催される花火大会をはじめ、梅林、秋の紅葉など、どの季節に訪れても見どころが満載です。
温泉の特徴
500を超える源泉数の多くが42度以上の高温泉で平均温度は約63度となっており、かつては海からも熱い湯が噴き出ていたことから、熱海温泉の名前が付いたと言われています。
泉質は、塩化物温泉と硫酸塩温泉が約9割を占め、塩分が皮膚を覆い保温作用が高まることで、特に神経痛や冷え性などの効能が期待できます。
さらに、美肌をサポートしてくれるメタケイ酸含有率の高さも自慢です。
<温泉地詳細>
・温泉名:熱海温泉
・住所:静岡県熱海市
・アクセス方法:
「JR東京駅」から「JR東海道新幹線ひかり」に乗り約35分で「熱海駅」下車(こだまは約50分)
「JR東京駅」から「JR東海道線」に乗り約1時間50分で「熱海駅」下車
【栃木】日光観光に好アクセスの渓谷美を楽しめる温泉地「鬼怒川温泉」
出典:PIXTA
栃木県日光市内にある「鬼怒川(きぬがわ)温泉」は、最寄りの鬼怒川温泉駅から、東武日光駅へ電車で30分ほどでアクセスできるため、日光観光も一緒に楽しめる温泉地です。
ホテル・旅館によっては、上野駅や池袋駅などから、直通のバスが出ている場合もあります。
鬼怒川温泉とは
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鬼怒川渓谷沿いに旅館やホテルが立ち並ぶ鬼怒川温泉は、関東有数の規模を誇る温泉で、渓谷美と清流を間近に感じながら湯浴みを楽しむことができます。
江戸時代に発見され、当時は日光に詣でる僧侶や大名のみが入浴を許可されたという由緒正しい温泉であり、明治以降になってようやく一般利用ができるようになりました。
秋には紅葉に美しく彩られる名所として賑わい、周辺には鬼怒楯岩(きぬたていわ)大吊橋や龍王峡(りゅうおうきょう)など観光スポットも目白押しです。
温泉の特徴
鬼怒川温泉はアルカリ性単純泉で、無色透明、無味無臭のなめらかな湯のため肌への刺激も少なく、子供から年配の方まで安心して浸かることができます。
効能は火傷、神経痛、筋肉痛などの効能があるとされ、特に火傷への効能が高いことから「傷は川治(川治温泉)、火傷は滝(現在の鬼怒川温泉)」と、鬼怒川温泉の上流に位置する川治温泉と共に称されてきました。
<温泉地詳細>
・温泉名:鬼怒川温泉
・住所:栃木県日光市鬼怒川温泉大原
・アクセス方法:「北千住駅」から「東武伊勢崎線・特急きぬ」に約110分乗車し「鬼怒川温泉駅」で下車
【栃木】四季折々の自然を感じる高原リゾート「那須温泉」
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四季折々の大自然を肌で感じることができる高原リゾート「那須(なす)温泉」。
温泉旅館だけでなく、リゾートホテルやペンションなど、好みに合わせた宿での滞在が叶うのも魅力の一つです。
東北新幹線・那須塩原駅から無料送迎を行っている宿も多く(所要時間は30から40分程度)、宿の送迎がない場合も、無料の路線バスを利用することができます。
那須温泉とは
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今から約1,390年前の舒明(じょめい)2年(630年)に発見された那須温泉は、那須連山の主峰、茶臼岳(ちゃうすだけ)の山腹に位置します。
三斗小屋(さんどごや)温泉、大丸(おおまる)温泉、北温泉、弁天温泉、高雄温泉、八幡温泉と共に「那須七湯」と呼ばれる那須温泉郷の一つです。
温泉信仰も篤く、「温泉神社」や「湯泉神社(ゆぜんじんじゃ)」など、温泉を祀る社が多い神秘的な温泉街が広がります。
温泉の特徴
美容液のようなとろみのある白濁した湯が特徴の硫黄泉で、皮膚病、婦人病、胃腸病などの効能があります。
源泉の温度が63から80度と高く、那須で最古の歴史を持つ共同浴場の「鹿の湯」では、高めに設定された湯に浸かるために時間湯と呼ばれる独自の入浴法が生まれ、名物にもなっています。
<温泉地詳細>
・温泉名:那須温泉
・住所:栃木県那須郡那須町
・アクセス方法:「JR東京駅」から「JR新幹線やまびこ」に約1時間10分乗車し「那須塩原駅」で下車。その後、路線バスに乗り約50分で「那須温泉」着。
【山梨】フルーツ狩りが楽しめる山梨最大規模の温泉地「石和温泉」
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新宿駅から電車で約1時間40分で訪れることができる山梨県の「石和(いさわ)温泉」。
駅舎の1階にある「石和温泉駅観光案内所」では自転車の無料レンタルを行っているので、誰でも気軽に温泉街散策を満喫できます。
石和温泉とは
出典:AC
甲府盆地のほぼ中心にあたる山梨県笛吹市(ふえふきし)の温泉地です。
昭和36年(1961年)にぶどう園から突如湧き出た温泉が川に流れ出し、「青空温泉」として有名になりました。
その後、笛吹川沿いに旅館やホテルが百軒余り立ち並んで山梨随一の規模を誇るようになり、全国屈指の温泉街として知れ渡るようになりました。
石和温泉は気候風土にも恵まれ、名産の桃やぶどうなどのフルーツ狩りも体験できます。
温泉の特徴
石和温泉の湯は、無味無臭で、肌がすべすべになり美人・美肌の湯とも言われているアルカリ性単純泉です。
神経痛や打ち身、慢性消化器病、冷え性などに効能があります。温泉街には、源泉を足湯や手湯で気軽に堪能できる「石和源泉足湯ひろば」もあります。
<温泉地詳細>
・温泉名:石和温泉
・住所:山梨県笛吹市石和町
・アクセス方法:「JR新宿駅」から「JR中央本線」に乗車し約1時間40分で「石和温泉駅」着
【新潟】スキーリゾートとしても栄える温泉地「越後湯沢温泉」
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新潟県南魚沼(うおぬま)郡湯沢町(旧越後国)にある「越後湯沢(えちごゆざわ)温泉」は、文豪・川端康成の名作「雪国」の舞台としても有名な場所です。
駅前に温泉宿が集中しているので、「東京駅」から新幹線に約1時間20分乗り「越後湯沢駅」に到着後、新幹線から下車してすぐに温泉を楽しむことができます。
越後湯沢温泉とは
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平安時代末期に、高橋半六(はんろく)が源泉を発見したことが始まりと伝えられており、上野・信濃(しなの)・越後の三か国を結ぶ「三国街道」の発展と共に、行き交う旅人の疲れを癒す宿場町として栄えてきました。
現在は、温泉旅館やホテル、飲食店や土産店などが駅前の県道に沿って建ち並び、周辺には有名なスキーリゾートもあるので、温泉客はもちろん、冬にはウィンタースポーツを目当てに訪れる方でも賑わいます。
温泉の特徴
湯沢温泉の主な泉質は弱アルカリ性の単純泉で、筋肉痛・神経痛・疲労回復などの効能があります。
共同浴場や日帰り温泉も充実しており、お得に温泉のはしごが楽しめる「外湯めぐり券」(5カ所で1,500円)や各施設の回数券もあり、それぞれ泉質が異なる湯を存分に味わうことができます。
<温泉地詳細>
・温泉名:越後湯沢温泉
・住所:新潟県南魚沼郡湯沢町
・アクセス方法:「上野駅」から「JR新幹線とき」に約1時間19分乗車し「越後湯沢駅」着。
【千葉】海水浴などのレジャーが楽しめる温暖な温泉地「勝浦温泉郷」
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「勝浦温泉郷」は、房総半島の南東側に位置し、温暖な気候と海の幸に恵まれた温泉地です。
有数のリゾートホテルが立ち並ぶ海岸沿いでは、海水浴やレジャーなどを楽しむこともでき、東京駅から「JR勝浦駅」までは特急わかしお号でわずか約1時間30分のアクセスで、まるで南国リゾートを訪れたような気分に浸れます。
勝浦温泉郷とは
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勝浦温泉郷は、鵜原(うばら)温泉、勝浦温泉、勝浦うばら温泉、外房の湯温泉、三日月温泉、湯場の原温泉の総称です。
海の近くに位置する三日月温泉、鵜原温泉、外房の湯温泉では、勝浦漁港で水揚げされる鮮魚を味わうことができます。
勝浦うばら温泉や湯場の原温泉は、高台に勝浦市街地を見下ろす場所にあるため、海岸線を望みながら温泉に浸かれます。
夷隅(いすみ)川の清流に面した自然豊かな勝浦温泉では、キャンプや釣りなどのレジャーも満喫できます。
温泉の特徴
泉質は茶褐色の塩化物泉で、浸かると肌がつるつるになるため、「つるんつるん温泉」との愛称も持っています(湯場原温泉のみ炭酸水素塩泉)。
切り傷、火傷、慢性皮膚病、神経痛などの豊富な効能が温泉療法医にも評価され、千葉県で唯一「名湯百選」にも選ばれています。
<温泉地詳細>
・温泉名:勝浦温泉
・住所:千葉県勝浦市
・アクセス方法:「東京駅」から「特急わかしお」に約1時間半乗車し「勝浦駅」で下車。
東京から気軽に行ける温泉地で、しっかりと日頃の疲れを癒しませんか?
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宿泊だけでなく日帰りでも気軽に訪れることができる温泉地は、週末などの短い休みでも十分満足できることでしょう。
バスや電車で訪れることができるので、行き帰りの車の運転も必要なく疲れ知らずです。
日々の喧騒から逃れて、非日常の温泉情緒が味わえる効能豊かな温泉地へ出かけてみてはいかがでしょうか。