冷泉と薪ストーブサウナ、江戸末期から続く逆サウナ体験【寒の地獄温泉】源泉かけ流し
目次
13℃の冷泉と薪火の温泉 江戸から続く「逆サウナ」の源泉かけ流し体験

出典:寒の地獄旅館
寒の地獄温泉の開湯は、今から175年以上前の嘉永2年(1849年)。
かつて猟師がこの地で傷ついた猿が冷泉で傷を癒しているのを発見し、当時の飯田村の人々が温泉を整備したのが始まりと伝わります。
昭和3年(1928年)からは旅館として営業を続け、現在に至るまで「日本秘湯を守る会」の会員宿として九重の秘湯文化を守り続けています。
この温泉の最大の特徴は、源泉温度わずか13〜14℃という冷泉の存在です。
毎分2トン超という全国屈指の豊富な湧出量で湧き出す単純硫化水素泉は、無色透明でありながら硫黄の香りを持ち、大量の湯の花が浮かぶ新鮮な源泉かけ流しの湯です。
伝統の入浴法は「冷泉と暖房室の交互入浴」。
現代で言う「逆サウナ」の原型です。
水着を着用して冷泉に浸かり、体が芯まで冷えて震えがきたら、薪ストーブで暖められた暖房室へ駆け込んで体を温め、肌に付いた湯の花の成分を染み込ませる。
これを繰り返すことで自律神経が活性化し、血行が促進されるとされ、医学的にも効果の高い療養法として古くから知られています。
2023年7月には「暖の地獄サウナ」が誕生し、通年で冷泉と薪ストーブサウナの組み合わせが楽しめるようになりました。
冷泉に全身で入る混浴の冷泉浴槽は7〜9月限定ですが、足湯や貸切風呂での冷泉体験はオフシーズンも楽しめます。
山の宿 寒の地獄旅館の温泉施設

出典:寒の地獄旅館
冷泉(霊泉)浴槽は、江戸末期から続く寒の地獄温泉のシンボルです。青白く澄んだ源泉13〜14℃の冷泉を源泉かけ流しでそのまま浴槽に注ぎ込んだもので、水着着用・混浴で楽しめます(7〜9月の夏季限定・通年は足湯体験も可能)。
大浴場(切石湯・檜湯)は、源泉を薪ボイラーで加温した源泉かけ流しの温泉です。切石湯と檜湯が日替わりで男女入れ替わり、それぞれに異なる浴感が楽しめます。ほんのり硫黄が香り、湯の花が漂う柔らかな湯が体をじっくりと温めてくれます。
貸切風呂(家族湯)は3種類(半露天檜・半露天切石岩・切石)+夏季限定の五右衛門風呂の計4つを無料・予約不要で楽しめます。飲泉も可能で、慢性リウマチ・痛風・神経麻痺・気管支炎・常習便秘などに効能があるとされています。
暖の地獄サウナは2023年7月オープンの薪ストーブサウナで、冷泉との組み合わせによる「ととのい体験」が通年楽しめます。
寒の地獄温泉の源泉かけ流し概要

出典:寒の地獄旅館
泉質: 単純硫化水素泉(硫黄泉)
源泉温度: 13〜14℃(冷鉱泉・薪ボイラーで加温して利用)
湧出量: 毎分2,160リットル(毎分2トン超)・全国屈指の豊富な湧出量
源泉かけ流し: 大浴場(切石湯・檜湯)・貸切風呂(家族湯)・冷泉浴槽すべて源泉かけ流し
飲泉: 可能(慢性リウマチ・痛風・神経麻痺・気管支炎・常習便秘に効能)
効能(浴用): 皮膚病・慢性関節リウマチ・神経痛・神経炎・胃腸病・糖尿病・婦人病・慢性金属中毒症・感冒予防・喘息
開湯: 嘉永2年(1849年)・開湯175年以上
施設: 山の宿 寒の地獄旅館(昭和3年創業・一軒宿)・日本秘湯を守る会会員・客室13室
アクセス: 大分道九重ICより長者原方面へ約30分・JR豊後中村駅よりタクシー約30分



