住吉大明神の神授の湯【長門湯本温泉】源泉かけ流し|山口県最古600年の湯と音信川そぞろ歩き


神授の湯600年 足元湧出の源泉かけ流し「恩湯」体験

出典:長門湯本温泉  恩湯

長門湯本温泉のシンボルであり、開湯600年の歴史を今に伝えるのが立ち寄り湯「恩湯(おんとう)」です。

2020年にリニューアルオープンしたこの施設は、泉源の岩盤の真上に建てられており、浴室の奥と浴槽の真下の2か所から源泉が自然湧出する様子を入浴しながら直接見ることができます。

岩盤から湧き出す源泉を目で見ながら浸かれる温泉施設は、全国でも数えるほどしか存在しません。

浴槽の深さは一般的な公衆浴場の約2倍にあたる1メートル。

肩まで深く浸かることで全身に水圧がかかり、血行促進・むくみ・冷え性の解消効果が高まるとされています。

弱アルカリ性単純泉のやわらかな湯は肌にやさしくなじみ、「純温泉協会」による純温泉認定を受けた源泉かけ流しの湯です。

石川理夫著『本物の名湯ベスト100』でも山口県唯一のランクインを果たしており、温泉通にも一目置かれる名湯です。

湯上がりには恩湯に併設された「湯上がり処」で、山口県産の小野茶を使ったほうじ茶ソフトクリームを楽しみながら、音信川の流れを眺めてひと息つくのが長門流の過ごし方です。


長門湯本温泉の源泉かけ流し概要

出典:長門湯本温泉  恩湯

泉質: 弱アルカリ性単純温泉(美肌の湯・純温泉認定)

湧出: 自然湧出・足元湧出(恩湯)

湯色: 無色透明・肌触りやわらか

源泉かけ流し: 恩湯(放流式・源泉かけ流し)・大谷山荘(日本温泉遺産認定)ほか各旅館

効能: 神経痛・筋肉痛・関節痛・皮膚病・胃腸病・リウマチ・疲労回復・健康増進

開湯: 応永34年(1427年)・約600年の歴史

山口県内最古の温泉地

主な施設: 恩湯(立ち寄り湯・源泉かけ流し)・大谷山荘・界 長門・別邸 音信ほか

アクセス: 中国道美祢ICより国道316号で約30〜35分・JR長門湯本駅より徒歩約8分(美祢線は2023年豪雨以降バス代行中)


旅の余韻

出典:長門湯本温泉  恩湯

岩盤の割れ目から湧き出す温泉を目で見ながら、深さ1メートルの浴槽に肩まで浸かる。

600年前から変わらず湧き続けてきた湯が、今この瞬間も生まれたままの姿で体を包んでいます。

住吉大明神のお告げによって発見されたという伝説の湯は、長州藩主も足を運んだ名湯として、いつの時代も人々を引き寄せてきました。

音信川のせせらぎを聞きながら川床テラスに腰を下ろし、ほうじ茶ソフトクリームをひとなめする。

その小さな幸福が、長門湯本温泉の旅の余韻をやさしく彩ります。