醍醐天皇・後冷泉天皇が湯治した【柴石温泉】源泉かけ流し|別府八湯の秘境・平安時代から続く天皇の療養湯


平安時代から1,000年以上続く源泉かけ流し体験

出典:別府市公式観光情報Webサイト編集部

柴石温泉の歴史は、別府八湯の中でも最古の部類に入ります。

寛平7年(895年)に醍醐天皇が、長久5年(1044年)に後冷泉天皇がそれぞれ病気療養のために訪れたと記録されており、平安時代から1,100年以上にわたって人々の体を癒してきた湯です。

泉質は単純温泉(泉温52.4℃・pH6.5)で、源泉かけ流しで浴槽に注がれています。無色透明でやさしい肌触りの湯は、神経痛・筋肉痛・関節痛・打ち身・冷え性などに効能があるとされ、「傷治しの湯」とも呼ばれてきました。

蒸し湯はナトリウム-塩化物・硫酸塩泉(泉温80℃)という高温の別源泉を利用しており、切り傷・火傷・慢性皮膚病に特効があるとされています。

天皇たちが療養に選んだ理由が、この多彩な湯の効能にあったのかもしれません。


柴石温泉の4つの湯 あつ湯・ぬる湯・露天・蒸し湯

出典:別府市公式観光情報Webサイト編集部

あつ湯・ぬる湯(男女別内湯)は2つの温度帯の浴槽を持つ主浴場で、源泉かけ流し。

地元の人はあつ湯を好む傾向があり、ぬる湯でもかなり熱めの湯加減が体を芯まで温めます。

露天風呂は周囲の緑を眺めながら入浴できる開放的な湯で、渓谷の自然に包まれる贅沢な空間です。

蒸し湯は竹の香りが漂う別府伝統の蒸し湯で、80℃の高温源泉の蒸気で全身を蒸す原始的なサウナです。
別府の鉄輪温泉でも知られる「蒸し文化」をこの地でも体験できます。

すべて源泉かけ流し(蒸し湯は蒸気利用)で、大人300円という驚くほど庶民的な価格で本物の湯治体験ができます。


柴石温泉の源泉かけ流し概要

出典:別府市公式観光情報Webサイト編集部

泉質: 単純温泉(内湯・露天)/ナトリウム-塩化物・硫酸塩泉(蒸し湯)

源泉温度: 52.4℃(内湯・露天)/80℃(蒸し湯)・pH6.5

源泉かけ流し: 内湯・露天ともに源泉かけ流し

効能(浴用): 神経痛・筋肉痛・関節痛・五十肩・打ち身・冷え性・疲労回復

効能(蒸し湯): 切り傷・火傷・慢性皮膚病

歴史: 寛平7年(895年)醍醐天皇湯治・長久5年(1044年)後冷泉天皇湯治・平安時代から1,100年以上

指定: 国民保養温泉地・国民保健温泉地・別府八湯のひとつ

施設: 別府市営柴石温泉(日帰り専用・大人300円・蒸し湯込み)・家族湯あり

アクセス: JR別府駅よりバス約30分(柴石温泉入口下車)・別府ICより車約15分